9.4.2 汎用コンプライアンス・フレームワーク(Oracle OrachkおよびOracle Exachk)のコマンドの実行

Oracle OrachkおよびOracle Exachkの汎用コマンド・オプションのリストを確認します。

構文

[-a] 
[-v] 
[-debug] 
[-nodaemon] 
[-f] 
[-upgrade] 
[-noupgrade] 
[-testemail all | "NOTIFICATION_EMAIL=comma-delimited list of email addresses"] 
[-sendemail “NOTIFICATION_EMAIL=comma-delimited list of email addresses"] 
[-dbserial] 
[-dbparallel [n]] 
[-dbparallelmax]
[-readenvconfig]

パラメータ

表9-115 汎用コマンド

オプション 説明

-a

ベスト・プラクティス・チェックおよび推奨パッチ・チェックを含むすべてのチェックを実行します。オプションを指定しない場合、ツールはデフォルトですべてのチェックを実行します。

-v

Oracle Autonomous Health Frameworkコンプライアンス・ツールのバージョンを表示します。

-debug

デバッグ・モードで実行します。

生成される.zipファイルには、Oracle Supportに役立つデバッグ・ログおよびその他のファイルが含まれます。

-nodaemon

デーモンにコマンドを送信しません。対話型で使用します。

-f

オフラインで実行します。ツールは、システムからすでに収集されたデータでヘルス・チェックを実行します。

-upgrade

実行されているツールのバージョンのアップグレードを強制します。

-noupgrade

-noupgradeは、RAT_UPGRADE_LOCに最新バージョンがあり、まだアップグレードを必要としない場合のためのものです。

RAT_UPGRADE_LOCに最新バージョンがない状態で-noupgradeを追加しても、最新バージョンのダウンロードを求められます。

-testemail all | "NOTIFICATION_EMAIL=comma-delimited list of email addresses"

電子メール構成を検証するためにテスト電子メールを送信します。

-sendemail “NOTIFICATION_EMAIL=comma-delimited list of email addresses"

電子メール・アドレスのカンマ区切りリストを指定します。

完了時に生成されたHTMLレポートを特定の電子メール・アドレスに送信します。

-dbserial

SQLSQL_COLLECTおよびOSのヘルス・チェックをシリアル実行します。

-dbparallel [n]

子プロセスのn数を使用して、SQLSQL_COLLECTおよびOSのヘルス・チェックをパラレル実行します。

デフォルトはCPUの25%です。

-dbparallelmax

子プロセスの最大数を使用して、SQLSQL_COLLECTおよびOSのヘルス・チェックをパラレル実行します。

-readenvconfig

DATA_DIR/SERVER_NAME/common/config/user_usernameの下にある構成ファイルconf_fileを読み取ります。

環境変数RAT_SSHRAT_SSHELLおよびRAT_SCOPYは、エクスポート・オプションを使用して設定できません。構成ファイルを作成して、手動で追加する必要があります。

構成ファイルを読み取るには、次のようにします。
./exachk -readenvconfig
./orachk -readenvconfig