1.9.2 3層モード

3層モードでは、クライアントのグラフ・アプリケーションは中間層のグラフ・サーバー(PGX)に接続し、グラフ・サーバーがOracle Databaseに接続します。

グラフは、プロパティ・グラフ・スキーマからグラフ・サーバーにロードしたり、データベース表からグラフ・サーバーに直接ロードすることができます。

  • プロパティ・グラフ・スキーマからのグラフのロード:

    グラフ・サーバーでプロパティ・グラフ・スキーマからメモリーへのグラフのロードは、2層モードの場合と同じです。

  • データベース表からのグラフの直接ロード:

    グラフ・サーバーでデータベース表からメモリーにグラフをロードする場合は、データベース表からデータを直接読み込むことにより、メモリー内にグラフを作成します。プロパティ・グラフ・スキーマにはグラフを作成しません。

    データベース表からメモリーへのグラフのロードの詳細は、キーストアへのデータベース・パスワードの格納を参照してください。

グラフがメモリーにロードされたら、JShellシェル、Javaアプリケーションまたはグラフ・ビジュアライゼーション・ツールから、このグラフにPGQL問合せを実行できます。JShellシェルまたはJavaアプリケーションからグラフ分析APIを実行し、グラフ・ビジュアライゼーション(GraphViz)で結果を視覚化できます。