4.1.2 インメモリー・グラフ・サーバー(PGX)の使用モード

このセクションでは、グラフ・サーバー(PGX)の様々な使用モードの概要について説明します。グラフ・サーバーは、次のいずれかの使用モードで実行できます。

リモート・サーバー・モード

リモート・サーバー・モードでは、主要なPGX実行エンジンは強力なサーバー・マシンにRESTfulアプリケーションとしてデプロイされ、グラフ・シェルを使用してマシンからリモートに接続できます。また、複数のクライアントが同じグラフ・サーバー(PGX)に同時に接続できるため、グラフ・サーバーはこれらのクライアント間でタイムシェアされます。

グラフ・シェルの詳細は、対話型グラフ・シェルのCLIを参照してください。

次の図は、リモート実行モードのグラフ・サーバー(PGX)を示しています。

図4-3 リモート・サーバー・モード

図4-3の説明は図の下のリンクをクリックしてください。
「図4-3 リモート・サーバー・モード」の説明

リモート・サーバー・モードは、次のような状況で役立ちます。

  • 多数のコアと大容量メモリーを備えた強力なサーバークラス・マシンを使用して、大規模なデータ・セットに対してグラフ分析を実行します。
  • サーバークラス・マシンは、複数のクライアントによって共有されます。

リモート・サーバー・モードでグラフ・サーバー(PGX)を起動する方法については、インメモリー・グラフ・サーバー(PGX)の起動を参照してください。

ライブラリとしてのグラフ・サーバー(PGX)の使用

グラフ・サーバー(PGX)を通常のJavaライブラリとしてアプリケーションに含めることもできます。

次の図は、アプリケーションのライブラリとして使用されるグラフ・サーバー(PGX)を示しています。

図4-4 ライブラリとしてのPGX

図4-4の説明が続きます
「図4-4 ライブラリとしてのPGX」の説明

埋込みモードは、機能の一部としてグラフ分析を使用するアプリケーションを作成する場合に役立ちます。

詳細は、ライブラリとしてのグラフ・サーバー(PGX)の使用を参照してください。

サーブレットWebアプリケーションとしてのグラフ・サーバー(PGX)のデプロイ

グラフ・サーバー(PGX)は、Apache TomcatまたはOracle WebLogic Serverを使用してWebアプリケーションとしてデプロイできます。

Apache TomcatまたはOracle WebLogic Serverでグラフ・サーバー(PGX)をデプロイする手順は、WebサーバーへのOracle Graph Serverのデプロイを参照してください。