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4 このリリースのOracle Database Applianceに関する既知の問題

次の各項では、このリリースのOracle Database Applianceのデプロイ、更新および管理に関する既知の問題について説明します。

Oracle Database Applianceへのパッチ適用時の既知の問題

Oracle Database Applianceにこのリリースのパッチを適用する際の既知の問題について理解します。

パッチ適用中のエラー

Oracle Database Applianceにパッチを適用するときに、エラーが発生することがあります。

Oracle Database Applianceリリース19.11または19.12からリリース19.14にパッチを適用するときに、次のエラー・メッセージが表示されることがあります。
PRGO-1664 : THE SPECIFIED SOURCE WORKING COPY "ORAGRID19000" IS A SOFTWARE-ONLY WORKING COPY

ハードウェア・モデル

すべてのOracle Database Applianceハードウェア・モデル

回避策

DCSエージェントをリリース19.14に更新した後、1つのノードでコマンドodacli update-registry -n system -fを手動で実行します。 サーバーのパッチ適用を続行します。
Odacli update-dcsagent -v 19.14.0.0.0
Odacli update-registry -n system -f 
Odacli create-prepatchreport -v 19.14.0.0.0 -s
odacli update-server -v 19.14.0.0.0

この問題は、Oracleバグ33762205で追跡されます。

サーバーのパッチ適用中のエラー

すでにSTIG V1R2がデプロイされているOracle Database Applianceにパッチを適用するときに、エラーが発生することがあります。

19.14より前のリリースのOracle Database Applianceデプロイメントでは、セキュリティ技術導入ガイドライン(STIG) V1R2がすでにデプロイされている場合、19.14以前にパッチを適用してコマンドodacli update-server -f versionを実行すると、エラーが表示されることがあります。

ハードウェア・モデル

すべてのOracle Database Applianceハードウェア・モデル

回避策

STIG V1R2ルールOL7-00-040420がファイル/etc/ssh/ssh_host_rsa_keyの権限を640から600に変更しようとすることでエラーが発生します。 パッチ適用中に、両方のノードでchmod 600 /etc/ssh/ssh_host_rsa_keyコマンドを実行します。

この問題は、Oracleバグ33168598で追跡されます。

update-dbhomeコマンドのパッチ前レポートでのAHFエラー

サーバーにOracle Database Applianceリリース19.14のパッチを適用するときに、odacli update-dbhomeコマンドが失敗することがあります。

次のエラー・メッセージがパッチ前レポートに表示されます。
Verify the Alternate Archive    Failed    AHF-4940: One or more log archive 
Destination is Configured to              destination and alternate log archive
Prevent Database Hangs                    destination settings are not as recommended           

ハードウェア・モデル

すべてのOracle Database Applianceハードウェア・モデル

回避策

次のステップに従います。
  1. -fオプションを指定してodacli update-dbhomeコマンドを実行します。
    /opt/oracle/dcs/bin/odacli update-dbhome --dbhomeid 7c67c5b4-f585-4ba9-865f-c719c63c0a6e -v 19.14.0.0.0 -f

この問題は、Oracleバグ33144170で追跡されます。

update-dbhomeコマンドの実行中のエラー

データベース・ホームにOracle Database Applianceリリース19.14のパッチを適用するときに、odacli update-dbhomeコマンドが失敗することがあります。

Oracle Database Applianceリリース19.14の場合、非ローリングDSTパッチが含まれているため、odacli update-dbhomeコマンドを実行すると、ジョブは12,000秒(約3.5時間)待機します。 次のエラー・メッセージが表示されます。
PRCC-1021 : One or more of the submitted commands did not execute successfully.
PRCC-1025 : Command submitted on node <node_name> timed out after 12,000 seconds.

ハードウェア・モデル

すべてのOracle Database Applianceハードウェア・モデル

回避策

次のステップに従います。
  1. 失敗したデータベースを停止して再起動し、datapatchスクリプトを手動で実行してデータベースの更新を完了します。
    db_home_path_the_database_is_running_on/OPatch/datapatch
  2. データベースが19.11より前のリリースからパッチ適用されたOracle ACFSデータベースである場合は、odacli list-dbstoragesコマンドを実行して、対応するエントリをdb_unique_nameで探します。 結果にDATAおよびRECOの宛先の場所が存在する場合は、確認します。
  3. DATAの宛先の場所の場合、値は次のようになります。
    /u02/app/oracle/oradata/db_unique_name
  4. RECOの場合、最初から最後のスラッシュ(/)までの値を前処理します。 次に例を示します。
    /u03/app/oracle
    addlFS = /u01/app/odaorahome,/u01/app/odaorabase0(for single-node systems)
    addlFS = /u01/app/odaorahome,/u01/app/odaorabase0, /u01/app/odaorabase1(for high availability systems)
  5. srvctlコマンドdb_home_path_the_database_is_running_on/bin/srvctl modify database -d db_unique_name -acfspath $data, $reco, $addlFS -diskgroup DATAを実行します。 次に例を示します。
    srvctl modify database -d provDb0 -acfspath
    /u02/app/oracle/oradata/provDb0,/u03/app/oracle/,/u01/app/odaorahome,/u01/app/
    odaorabase0 -diskgroup DATA

この問題は、Oracleバグ32740491で追跡されます。

事前チェック・レポートへのパッチ適用中のエラー

事前チェック・レポートへのパッチ適用中にエラーが表示される場合があります。

次のエラー・メッセージが表示される場合があります。
Failure in the pre-patch report caused by “AHF-5190: operating system boot device order is not configured as recommended”

ハードウェア・モデル

Oracle Database Appliance X-7ハードウェア・モデル

回避策

-fオプションを指定してodacli update-serverコマンドまたはodacli update-dbhomeコマンドを実行します。

この問題は、Oracleバグ33631256で追跡されます。

データベースへのパッチ適用中のエラー

Oracle Database 19c Standard Editionの単一インスタンスまたはOracle RAC One Nodeデータベースにパッチを適用するときに、エラーが発生します。

ハードウェア・モデル

すべてのOracle Database Applianceハードウェア・モデルの高可用性システム

回避策

データベース・ホームにパッチを適用する前に、Oracle Database 19c Standard Editionの単一インスタンスまたはOracle RAC One Nodeデータベースを再起動します。
srvctl stop database -database db_unique_name
srvctl start database -database db_unique_name

この問題は、Oracleバグ33178198で追跡されます。

dbhomeの更新中のエラー

データベース・ホームにOracle Database Applianceリリース19.14のパッチを適用するときに、odacli update-dbhomeコマンドが失敗することがあります。

次のエラー・メッセージが表示されます。
PRGH-1153 : RHPHelper call to get runing nodes failed for DB: "GIS_IN"

ハードウェア・モデル

すべてのOracle Database Applianceハードウェア・モデル

回避策

odacli update-dbhomeコマンドを実行する前に、データベース・インスタンスが実行されていることを確認します。 データベースを更新する前に手動で停止しないでください。

この問題は、Oracleバグ33114855で追跡されます。

DBシステムにパッチを適用するときのエラー

Oracle Database Appliance上のDBシステムにパッチを適用するときに、エラーが発生することがあります。

Oracle Database Appliance 19.14を含むDBシステム・ノードが再起動された場合、oraパッケージ・リポジトリは自動的にマウントされません。 DCSエージェントはリポジトリをマウントしないため、パッチ適用などのリポジトリ・アクセスを必要とする操作は失敗します。

ハードウェア・モデル

すべてのOracle Database Applianceハードウェア・モデル

回避策

ベア・メタル・システムを再起動すると、ベア・メタル・システム上のDCSエージェントは両方のノードでNFSを再起動します。 DBシステムにリポジトリを再マウントするには、次のステップを実行します。
  1. VMマウントpkgreposディレクトリの最初のノードで、次のステップを実行します。
    cp /opt/oracle/oak/pkgrepos/System/VERSION /opt/oracle/oak/conf/VERSION
    mount 192.168.17.2:/opt/oracle/oak/pkgrepos /opt/oracle/oak/pkgrepos

    インフィニバンド環境の場合:

    mount 192.168.16.24:/opt/oracle/oak/pkgrepos /opt/oracle/oak/pkgrepos
  2. VMマウントpkgreposディレクトリの2番目のノードで、次のステップを実行します。
    cp /opt/oracle/oak/pkgrepos/System/VERSION /opt/oracle/oak/conf/VERSION
    mount 192.168.17.3:/opt/oracle/oak/pkgrepos /opt/oracle/oak/pkgrepos

    インフィニバンド環境の場合:

    mount 192.168.16.25:/opt/oracle/oak/pkgrepos /opt/oracle/oak/pkgrepos
  3. ベア・メタル・システムにパッチを適用する場合と同じステップで、DBシステムにパッチを適用します。
        odacli update-dcsadmin -v 19.14.0.0.0
        odacli update-dcscomponents -v 19.14.0.0.0
        odacli update-dcsagent -v 19.14.0.0.0
        odacli create-prepatchreport -v 19.14.0.0.0 -s
        odacli update-server -v 19.14.0.0.0
        odacli create-prepatchreport -v 19.14.0.0.0 -d -i id
        odacli update-dbhome -v 19.14.0.0.0 -i id -f -imp

この問題は、Oracleバグ33217680で追跡されます。

update-dbhomeコマンドの実行中のエラー

データベース・ホームにOracle Database Applianceリリース19.11のパッチを適用するときに、odacli update-dbhomeコマンドが失敗します。

Oracle Database Applianceリリース19.11の場合、非ローリングDSTパッチが含まれているため、odacli update-dbhomeコマンドを実行すると、ジョブは12,000秒(約3.5時間)待機します。 次のエラー・メッセージが表示されます。
DCS-10001:Internal error encountered: PRCC-1021 :
One or more of the submitted commands did not execute successfully.
PRCC-1025 : Command submitted on node cdb1 timed out after 12,000 seconds..
rhp.logファイルには次のエントリが含まれます。
"PRGO-1693 : The database patching cannot be completed in a rolling manner because the target patched home at "/u01/app/odaorahome/oracle/product/19.0.0.0/dbhome_4" contains non-rolling bug fixes "32327201" compared to the source home at "/u01/app/oracle/product/19.0.0.0/dbhome_1"

ハードウェア・モデル

Oracle Database Applianceリリース19.11のすべてのOracle Database Applianceハードウェア・モデル

回避策

失敗したデータベースを停止して再起動し、datapatchスクリプトを手動で実行してデータベースの更新を完了します。
 /u01/app/odaorahome/oracle/product/19.0.0.0/dbhome_4/OPatch/datapatch

この問題は、Oracleバグ32801095で追跡されます。

Oracle Database Applianceへのパッチ適用が成功した場合でもエラー・メッセージが表示される

Oracle Database Applianceのパッチ適用が成功しても、エラー・メッセージが表示されることがあります。

odacli update-dcscomponentsコマンドを実行すると、次のエラーが表示されます。
# time odacli update-dcscomponents -v 19.14.0.0.0 
^[[ADCS-10008:Failed to update DCScomponents: 19.14.0.0.0
Internal error while patching the DCS components : 
DCS-10231:Cannot proceed. Pre-checks for update-dcscomponents failed. Refer  
to /opt/oracle/dcs/log/-dcscomponentsPreCheckReport.log on node 1 for  
details.   

ハードウェア・モデル

すべてのOracle Database Applianceハードウェア・モデル

回避策

これは、SSH等価の設定に関するタイミングの問題です。

odacli update-dcscomponentsコマンドを再度実行すると、操作が正常に完了します。

この問題は、Oracleバグ32553519で追跡されます。

データベース・ホームへのパッチ適用中のエラー

Standard Edition高可用性が有効になっているデータベースのデータベース・ホームにパッチを適用するときに、エラーが発生します。

Standard Edition高可用性が有効になっているデータベース・ホームでコマンドodacli update-dbhome -v release_numberを実行すると、エラーが発生します。
WARNING::Failed to run the datapatch as db <db_name> is not in running state 

ハードウェア・モデル

高可用性がデプロイされたすべてのOracle Database Applianceハードウェア・モデル

回避策

次のステップに従います。
  1. ターゲット・データベース・インスタンスの実行中のノードを見つけます。
    srvctl status database -database dbUniqueName
    または、単一インスタンスのデータベース・インスタンスを必要なノードに再配置します。
    odacli modify-database -g node_number (-th node_name) 
  2. 実行中のノードで、非CDBデータベースのdatapatchを手動で実行します。
    dbhomeLocation/OPatch/datapatch
  3. CDBデータベースの場合、SQL*Plusを使用してPDBリストを見つけます。
    select name from v$containers where open_mode='READ WRITE';
    dbhomeLocation/OPatch/datapatch -pdbs pdb_names_found_in_previous_step_divided_by_comma

この問題は、Oracleバグ31654816で追跡されます。

パッチを適用するときにサーバー・ステータスがNormalに設定されない

Oracle Database Applianceにパッチを適用するときに、エラーが発生します。

アプライアンスにパッチを適用するときに、odacli update-serverコマンドは次のエラーで失敗します。

DCS-10001:Internal error encountered: Server upgrade state is not NORMAL node_name 

ハードウェア・モデル

すべてのOracle Database Applianceハードウェア・モデル

回避策

  1. 次のコマンドを実行します。
    Grid_home/bin/cluvfy stage -post crsinst -collect cluster -gi_upgrade -n all
  2. 次の2つの警告を無視します。
    Verifying OCR Integrity ...WARNING
    PRVG-6017 : OCR backup is located in the same disk group "+DATA" as OCR.
    
    Verifying Single Client Access Name (SCAN) ...WARNING
    RVG-11368 : A SCAN is recommended to resolve to "3" or more IP
  3. 出力に表示される警告が前述の2つのみになるまで、コマンドを再度実行します。 Oracle Clusterwareのステータスは、再度Normalである必要があります。

  4. ステータスを確認するには、次のコマンドを使用します。
    Grid_home/bin/crsctl query crs activeversion -f

この問題は、Oracleバグ30099090で追跡されます。

12.1.0.2.190716バンドル・パッチを適用するときのエラー

Oracle Databaseリリース12.1.0.2にOracle Database 12.1.0.2.190716バンドル・パッチを適用するときに、エラーが発生します。

ODACLIジョブに次のエラーが表示されます。

DCS-10001:Internal error encountered: Failed to run SQL script: datapatch script. 

データ・パッチ・ログには、エントリPrereq check failed, exiting without installing any patches.が含まれます。

ハードウェア・モデル

すべてのOracle Database Applianceハードウェア・モデルのベア・メタル・デプロイメント

回避策

同じパッチを再度インストールします。

この問題は、Oracleバグ30026438および30155710で追跡されます。

M.2ドライブのパッチ適用がサポートされていない

M.2ドライブ(ローカル・ディスクSSDSCKJB48およびSSDSCKJB480G7)のパッチ適用はサポートされていません。

これらのドライブは、odacli describe-componentコマンドを実行すると表示されます。 M.2ディスクの2つの既知のバージョン0112と0121のどちらのパッチ適用もサポートされていません。 LSIコントローラのバージョン13.00.00.00からバージョン16.00.01.00へのパッチ適用もサポートされていません。 ただし、一部のOracle Database Appliance X8-2モデルでは、インストールされているLSIコントローラのバージョンは16.00.01.00です。

ハードウェア・モデル

Oracle Database Applianceベア・メタル・デプロイメント

回避策

なし

この問題は、Oracleバグ30249232で追跡されます。

Oracle Database Applianceのデプロイ時の既知の問題

Oracle Database Applianceのプロビジョニング時またはデプロイ時の既知の問題について理解します。

ブラウザ・ユーザー・インタフェースへのアクセス中のエラー

ブラウザ・ユーザー・インタフェース(BUI)にアクセスするときに、エラーが発生することがあります。

次のエラー・メッセージが表示されます。
Internal Server Error
_links
self
href "/mgmt/index.html"
templated false
_embedded
errors
0
Internal Server Error: Could not find file

ハードウェア・モデル

すべてのOracle Database Applianceハードウェア・モデル

回避策

DCSコントローラを再起動します。
systemctl restart initdcscontroller

この問題は、Oracleバグ33837031で追跡されます。

ODACLIコマンド出力がシステム・レポートに含まれない

マルチユーザー・アクセスが有効なOracle Database Applianceでは、ODACLIコマンド出力はシステム・レポートに含まれません。

Oracle Trace File Analyzer Collectorによって生成されるシステム・レポートにはODACLIコマンドの出力がありません。これは、ODACLIコマンドは必要な認証がない場合には実行されないためです。

ハードウェア・モデル

すべてのOracle Database Applianceハードウェア・モデル

回避策

ODACLIコマンドの出力を個別に生成し、必要に応じてOracleサポートに出力を提供します。

この問題は、Oracleバグ33786157で追跡されます。

2つのDBシステムの作成中のエラー

2つの異なるOracle ASMディスク・グループで2つのDBシステムを同時に作成するときに、エラーが発生します。

DBシステムを起動しようとすると、次のエラー・メッセージが表示されます。
CRS-2672: Attempting to start 'vm_name.kvm' on 'oda_server'
CRS-5017: The resource action "vm_name.kvm start" encountered the following
error:
CRS-29200: The libvirt virtualization library encountered the following
error:
Timed out during operation: cannot acquire state change lock (held by
monitor=remoteDispatchDomainCreate)
. For details refer to "(:CLSN00107:)" in
"/u01/app/grid/diag/crs/<oda_server>/crs/trace/crsd_orarootagent_root.trc".
CRS-2674: Start of 'vm_name.kvm' on 'oda_server' failed
CRS-2679: Attempting to clean 'vm_name.kvm' on 'oda_server'
CRS-2681: Clean of 'vm_name.kvm' on 'oda_server' succeeded
CRS-4000: Command Start failed, or completed with errors.

ハードウェア・モデル

すべてのOracle Database Applianceハードウェア・モデル

回避策

2つのDBシステムを同時に作成しないでください。 かわりに、1つのDBシステムの作成を完了してから、もう1つのDBシステムを作成します。

この問題は、Oracleバグ33275630で追跡されます。

DBシステムの再プロビジョニング中のエラー

Oracle Database Applianceで、以前存在し、削除されたDBシステムと同じ名前でDBシステムを再プロビジョニングすると、エラーが発生することがあります。

ハードウェア・モデル

すべてのOracle Database Applianceハードウェア・モデル

回避策

DBシステムを再プロビジョニングする前に、以前のDBシステムで作成されたOMF以外のパスをすべて削除します。

この問題は、Oracleバグ33829611で追跡されます。

データベースの作成中のエラー

Oracle Database Applianceでデータベースを作成するときに、エラーが発生することがあります。

データベース作成ジョブは、データベース名にアンダースコアが含まれる場合に失敗します(たとえばdb_1)。 次のエラー・メッセージが表示される場合があります。
DCS-10001:Internal error encountered: Failed to copy password file for database.

ハードウェア・モデル

すべてのOracle Database Applianceハードウェア・モデル

回避策

データベース名にアンダースコアを使用しないでください。

この問題は、Oracleバグ33816343で追跡されます。

DBシステムの作成中のエラー

Oracle Database ApplianceでDBシステムを作成するときに、エラーが発生することがあります。

odacli create-dbsystemコマンドを実行するときに、次のエラー・メッセージが表示されることがあります。
DCS-10001:Internal error encountered: ASM network is not online in all nodes

ハードウェア・モデル

すべてのOracle Database Applianceハードウェア・モデル

回避策

次のステップに従います。
  1. オフライン・リソースを手動でオンラインにします。
    crsctl start res -all
  2. odacli create-dbsystemコマンドを実行します。

この問題は、Oracleバグ33784937で追跡されます。

TDE対応データベースのリカバリ中のエラー

TDE対応のOracle RAC One Nodeデータベースをリモート・ノードからリカバリするときに、データベースの停止後にエラーが発生することがあります。

TDE対応のOracle RAC One Nodeデータベースをリモート・ノード(つまり、データベース・オブジェクトのdbTargetNodeNumberに示されているノード以外のノード)から起動しようとすると、次のエラー・メッセージが表示されることがあります。

DCS-10001:Internal error encountered: DCS-10001:Internal error encountered:
Missing arguments : required sqlplus connection information is not provided..

ハードウェア・モデル

すべてのOracle Database Applianceハードウェア・モデル

回避策

データベース・オブジェクトのdbTargetNodeNumberに示されているノードからodacli recover-databaseコマンドを実行します。

この問題は、Oracleバグ33851593で追跡されます。

TDE対応データベースの登録中のエラー

RMANを使用して作成されたTDE対応データベースを登録するときに、エラーが発生します。

次のエラー・メッセージが表示されます。

DCS-10107:Tde wallet does not exist at location :
/opt/oracle/dcs/commonstore/wallets/tde/DB_UNIQUE_NAME>.Please copy the wallet to proceed.

ハードウェア・モデル

すべてのOracle Database Applianceハードウェア・モデル

回避策

次のコマンドを実行します。
  1. oracleユーザーとしてログインします。
    su - oracle
  2. /opt/oracle/dcs/commonstore/wallets/tde/ディレクトリに移動します。
    cd /opt/oracle/dcs/commonstore/wallets/tde/
  3. 大文字を使用してDB_UNIQUE_NAMEを作成します。
    mkdir DB_UNIQUE_NAME
  4. TDEウォレットをDB_UNIQUE_NAMEディレクトリにコピーします。
  5. データベース登録を再試行します。

この問題は、Oracleバグ28080413で追跡されます。

データベースのリカバリ中のエラー

Oracle Database Applianceでデータベースをリカバリするときに、エラーが発生します。

Standard Edition高可用性データベースでコマンドodacli recover-databaseを実行すると、次のエラー・メッセージが表示されます。
DCS-10001:Internal error encountered: Unable to get valid database node number to post recovery. 

ハードウェア・モデル

すべてのOracle Database Appliance高可用性ハードウェア・モデル

回避策

次のコマンドを実行します。
srvctl config database -db db_name  | grep “Configured nodes” | awk  
‘{print $3}’, whose output is nodeX,nodeY 
srvctl modify database -db db_name -node nodeX 
odacli recover-database 
srvctl stop database -db db_name 
srvctl modify database -db db_name -node nodeX,nodeY 
srvctl start database -db db_name 

この問題は、Oracleバグ32928688で追跡されます。

JBODの追加中のエラー

DBシステムが実行されているOracle Database Applianceデプロイメントに2つ目のJBODを追加するときに、エラーが発生します。

次のエラー・メッセージが表示されます。
ORA-15333: disk is not visible on client instance

ハードウェア・モデル

すべてのOracle Database Applianceハードウェア・モデルのベア・メタルおよびdbsystem

回避策

2つ目のJBODを追加する前に、dbsystemを停止します。
systemctl restart initdcsagent 

この問題は、Oracleバグ32586762で追跡されます。

cleanup.pl実行後のアプライアンスのプロビジョニング中のエラー

cleanup.plの実行後、アプライアンスをプロビジョニングするときにエラーが発生します。

cleanup.plの実行後、Oracle Grid Infrastructureイメージ(IMGGI191100)がないため、アプライアンスのプロビジョニングが失敗します。 次のエラー・メッセージが表示されます。

DCS-10042:User oda-cliadmin cannot be authorized.

ハードウェア・モデル

ベア・メタル・デプロイメント用のすべてのOracle Database Applianceハードウェア・モデル

回避策

cleanup.plの実行後、アプライアンスをプロビジョニングする前に、次のようにリポジトリを更新します。

# odacli update-repository -f /**gi** 

この問題は、Oracleバグ32707387で追跡されます。

データベースの更新中のエラー

Oracle Database Appliance上のデータベースを更新するときに、エラーが発生します。

コマンドodacli update-dbhomeを実行すると、次のエラー・メッセージが表示されます。
PRGO-1069 :Internal error [# rhpmovedb.pl-isPatchUpg-1 #].. 

MMONプロセスがロックを占有していることを確認するには、パッチ適用に失敗したターゲット・データベースに接続し、次のコマンドを実行します。

SELECT s.sid, p.spid, s.machine, s.program FROM v$session s, v$process p  
WHERE s.paddr = p.addr and s.sid = ( 
SELECT sid from v$lock WHERE id1= ( 
SELECT lockid FROM dbms_lock_allocated WHERE name = 'ORA$QP_CONTROL_LOCK' 
)); 

表示された結果で、出力内のs.programがoracle_user@host_box_name (MMON)の形式と類似している場合は、MMONプロセスによってエラーが発生しています。 この問題に対処するための回避策を実行します。

ハードウェア・モデル

すべてのOracle Database Appliance高可用性ハードウェア・モデル

回避策

次のコマンドを実行します。
  1. MMONプロセスを停止します。
    # ps -ef | grep MMON 
    root     71220 70691  0 21:25 pts/0    00:00:00 grep --color=auto MMON 
    ステップ(1)からプロセスIDを見つけて停止します。
    # kill -9 71220
  2. ターゲット・データベースでdatapatchを手動で実行します。
    1. ターゲット・データベースが実行されているデータベース・ホームを見つけます。
      odacli describe-database -in db_name
    2. データベース・ホームの場所を見つけます。
      odacli describe-dbhome -i DbHomeID_found_in_step_a
    3. ターゲット・データベースの実行中のノード:
      [root@node1 ~]# sudo su - oracle 
      Last login: Thu Jun  3 21:24:45 UTC 2021 
      [oracle@node1 ~]$ . oraenv 
      ORACLE_SID = [oracle] ? db_instance_name
      ORACLE_HOME = [/home/oracle] ? dbHome_location
    4. ターゲット・データベースが非CDBデータベースである場合は、次を実行します。
      $ORACLE_HOME/OPatch/datapatch
    5. ターゲット・データベースがCDBデータベースである場合は、次を実行してPDBリストを見つけます。
      select name from v$containers where open_mode="READ WRITE"; 
    6. SQL*Plusを終了し、次を実行します。
      $ORACLE_HOME/OPatch/datapatch -pdbs pdb_names_gathered_by_the_SQL_statement_in_step_e_separated_by_comma 

この問題は、Oracleバグ32827353で追跡されます。

リモート・ノードでのtfactl diagcollectコマンドの実行中のエラー

Oracle Database Applianceでtfactl diagcollectコマンドを実行するときに、エラーが発生します。

ハードウェア・モデル

すべてのOracle Database Applianceハードウェア・モデルのKVMおよびベア・メタル・システム

回避策

Oracle Autonomous Health Framework 21.2より前は、各ノードで証明書が個別に生成されている場合は、次のいずれかの手動ステップを実行してこれを修正する必要があります。
  • Oracle Trace File Analyzerで新しい証明書が生成され、他のノードに配布されるように、各ノードで次のコマンドを実行します。
    tfactl syncnodes -remove -local
  • 1つのノードでroot資格証明によりSSHを使用して接続し、次を実行します。
    tfactl syncnodes

この問題は、Oracleバグ32921859で追跡されます。

データベースを11.2.0.4から12.1または12.2にアップグレードするときのエラー

データベースを11.2.0.4から12.1または12.2にアップグレードするときに、エラーが発生します。

データベースを11.2.0.4から12.1または12.2にアップグレードするときに、UpgradeResults.htmlファイルで次の警告が発生する可能性があります。
Database is using a newer time zone file version than the Oracle home 

ハードウェア・モデル

すべてのOracle Database Applianceベア・メタル・デプロイメント

回避策

  1. タイム・ゾーンを修正する手動ステップについては、データベース・アップグレード・ガイドを参照してください。
  2. データベースのアップグレードを手動で完了した後、次のコマンドを実行して、DCSメタデータを更新します。
    /opt/oracle/dcs/bin/odacli update-registry update-registry -n db -f

この問題は、Oracleバグ31125985で追跡されます。

12.1単一インスタンス・データベースをアップグレードするときのエラー

12.1単一インスタンス・データベースをアップグレードするときに、ジョブ障害エラーが発生します。

ハードウェア・モデル

すべてのOracle Database Applianceハードウェア・モデルのベア・メタル・デプロイメント

回避策

次の回避策を使用します。
  1. 12.1単一インスタンス・データベースをアップグレードする前に、次のPL/SQLコマンドを実行して、local_listenerを空の文字列に変更します。
    ALTER SYSTEM SET LOCAL_LISTENER='';
  2. 12.1単一インスタンス・データベースを正常にアップグレードした後、次のPL/SQLコマンドを実行して、local_listenerを必要な値に変更します。
    ALTER SYSTEM SET LOCAL_LISTENER='-oracle-none-'; 

この問題は、Oracleバグ31202775および31214657で追跡されます。

プロビジョニング中のRECOディスク・グループの作成の失敗

デフォルトのストレージおよび拡張シェルフを含む高パフォーマンス構成のOracle Database Appliance X8-2-HAをプロビジョニングするときに、RECOディスク・グループの作成が失敗します。

ハードウェア・モデル

高パフォーマンス構成のすべてのOracle Database Appliance X8-2-HA

回避策

  1. ストレージ拡張シェルフの電源を切断します。
  2. 両方のノードを再起動します。
  3. デフォルトのストレージ・シェルフ(1つ目のJBOD)のプロビジョニングに進みます。
  4. デフォルトのストレージ・シェルフ(1つ目のJBOD)がシステムに正常にプロビジョニングされたら、oakdがフォアグラウンド・モードで両方のノードで実行されていることを確認します。
     # ps -aef | grep oakd
  5. 1つ目のJBODのすべてのディスクのステータスがオンライン、oakdで良好で、Oracle ASMでCACHEDであることを確認します。
  6. ストレージ拡張シェルフ(2番目のJBOD)の電源を投入し、オペレーティング・システムとその他のサブシステムで認識されるまで数分待ちます。
  7. マスター・ノードから次のコマンドを実行して、ストレージ拡張シェルフのディスク(2つのJBOD設定)をoakdおよびOracle ASMに追加します。
    #odaadmcli show ismaster 
          OAKD is in Master Mode 
    
          # odaadmcli expand storage -ndisk 24 -enclosure 1 
           Skipping precheck for enclosure '1'... 
           Check the progress of expansion of storage by executing 'odaadmcli  
    show disk' 
           Waiting for expansion to finish ... 
          #  
  8. ストレージ拡張シェルフのディスク(2つのJBOD設定)がoakdおよびOracle ASMに追加されていることを確認します。

プロシージャのOracle Database Appliance仮想化プラットフォームに対するodaadmcliコマンドをoakcliコマンドに置き換えます。

詳細は、Oracle Database Appliance X8-2デプロイメント・ガイドストレージの管理の章を参照してください。

この問題は、Oracleバグ30839054で追跡されます。

2つのOracle ACFSデータベースの同時作成が失敗する

データベースまたはデータベース・ストレージがまだ作成されていないシステムで2つのOracle ACFSデータベースを作成しようとすると、データベースの1つでエラーが発生してデータベースの作成が失敗します。

DCS-10001:Internal error encountered: Fail to run command Failed to create  
volume. 

ハードウェア・モデル

すべてのOracle Database Applianceベア・メタル・デプロイメント

回避策

システムからDATAボリューム(およびOracle Database Appliance X8-2の場合はREDOボリューム)を手動で削除します。

高パフォーマンス構成の場合は、次のコマンドを実行します。
su - GRID_USER 
export ORACLE_SID=+ASM1(in case of first node) /+ASM2(in case of second 
node); 
export ORACLE_HOME=GRID_HOME; 
GRID_HOME/bin/asmcmd --nocp voldelete -G Data datdbname 
Oracle Database Appliance X8-2高パフォーマンス構成の場合は、次のようにREDOボリュームを削除します。
su - GRID_USER 
export ORACLE_SID=+ASM1(in case of first node) /+ASM2(in case of second 
node); 
export ORACLE_HOME=GRID_HOME; 
GRID_HOME/bin/asmcmd --nocp voldelete -G Reco rdodbname 
大容量構成の場合は、次のコマンドを実行します。
su - GRID_USER 
export ORACLE_SID=+ASM1(in case of first node) /+ASM2(in case of second 
node); 
export ORACLE_HOME=GRID_HOME; 
GRID_HOME/bin/asmcmd --nocp voldelete -G Flash datdbname (if volume exists in FLASH disk group)
GRID_HOME/bin/asmcmd --nocp voldelete -G data datdbname (if volume exists in DATA disk group)  
Oracle Database Appliance X8-2大容量構成の場合は、次のようにREDOボリュームを削除します。
su - GRID_USER 
export ORACLE_SID=+ASM1(in case of first node) /+ASM2(in case of second 
node); 
export ORACLE_HOME=GRID_HOME; 
GRID_HOME/bin/asmcmd --nocp voldelete -G Flash rdodbname  

この問題は、Oracleバグ30750497で追跡されます。

cleanup.plを実行した後にエラーが発生する

cleanup.plの実行後、odacliコマンドを実行するときにエラーが発生します。

cleanup.plの実行後、odacliコマンドを使用しようとすると、次のエラーが発生します。

DCS-10042:User oda-cliadmin cannot be authorized.

ハードウェア・モデル

ベア・メタル・デプロイメント用のすべてのOracle Database Applianceハードウェア・モデル

回避策

次のコマンドを実行して、エージェント・ウォレットでユーザーoda-cliadminの資格証明を設定します。

# rm -rf /opt/oracle/dcs/conf/.authconfig  
# /opt/oracle/dcs/bin/setupAgentAuth.sh 

この問題は、Oracleバグ29038717で追跡されます。

クローン・データベース操作のエラー

クローン・データベース操作がエラーにより失敗します。

ソース・データベースが単一インスタンスまたはOracle RAC One Nodeであるか、リモート・ノードで実行されている場合、制御ファイルでパスが正しく作成されていないため、クローン・データベース操作は失敗します。

ソース・データベース作成タイムスタンプがクローン操作に近すぎる場合(少なくとも60分以内)、クローン・データベース操作もエラーが発生して失敗することがあります。

ハードウェア・モデル

ベア・メタル・デプロイメント用のすべてのOracle Database Appliance高可用性ハードウェア・モデル

回避策

クローン・データベースの作成がトリガーされるのと同じノードで実行されているソース・データベース・インスタンスからクローン・データベースを作成します。

Oracle Database 12c以降の場合は、次のコマンドを実行して、クローン操作の前にソース・データベースを同期します。
SQL> alter system checkpoint;

この問題は、Oracleバグ29002563、29002004、29001906、29001855、29001631、28995153、28986643、30309971および30228362で追跡されます。

クローン・データベース操作が失敗する

Oracle Databaseリリース12.1データベースでは、Oracleバイナリのデフォルトの互換性バージョンが12.0.0.0.0に設定されているため、データベースのクローン作成が失敗することがあります

ハードウェア・モデル

ベア・メタル・デプロイメント用のすべてのOracle Database Appliance高可用性ハードウェア・モデル

回避策

互換値をソース・データベースの値に設定します。 次のステップに従います。
  1. パラメータ値を変更します。
    SQL> ALTER SYSTEM SET COMPATIBLE = '12.1.0.2.0' SCOPE=SPFILE;
  2. データベースを停止します。
    SQL> SHUTDOWN IMMEDIATE
  3. データベースを起動します。
    SQL> Startup
  4. 新しい値のパラメータを確認します。
    SQL> SELECT name, value, description FROM v$parameter WHERE name ='compatible';

この問題は、Oracleバグ30309914で追跡されます。

Oracle Database Applianceの管理時の既知の問題

Oracle Database Applianceの管理時の既知の問題について理解します。

データベースのバックアップ中のエラー

Oracle Database Applianceでデータベースをバックアップするときに、エラーが発生します。

フェイルオーバーが成功した後、新しいプライマリ・データベースでコマンドodacli create-backupを実行すると失敗し、次のメッセージが表示されます。
DCS-10001:Internal error encountered: Unable to get the
rman command status commandid:xxx
output:STATUS
-------------------------
[COMPLETED WITH WARNINGS] error:.

ハードウェア・モデル

すべてのOracle Database Applianceハードウェア・モデル

回避策

次のステップに従います。
  1. 新しいプライマリ・データベースで、oracleとしてRMANに接続し、アーカイブ・ログ削除ポリシーを編集します。
    rman target /
    RMAN> CONFIGURE ARCHIVELOG DELETION POLICY TO BACKED UP 1 TIMES TO 'SBT_TAPE';
  2. 新しいプライマリ・データベースで、rootユーザーとしてバックアップを作成します。
    odacli create-backup -in db_name -bt backup_type

この問題は、Oracleバグ33181168で追跡されます。

データベースの自動バックアップ中のエラー

Oracle Database Applianceにパッチを適用するときに、データベースの自動バックアップでエラーが発生することがあります。

次のメッセージが表示されます。
DCS-10001:Internal error encountered: 1.

ハードウェア・モデル

すべてのOracle Database Applianceハードウェア・モデル

回避策

アプライアンスにパッチが正常に適用された後、自動データベース・バックアップ・プロセスは正常に完了します。

この問題は、Oracleバグ33699091で追跡されます。

CPUコアの更新後のVMの起動中のエラー

odacli update-cpucoresコマンドを使用してCPUコアを変更した後、VMの起動に失敗することがあります。

次のエラー・メッセージが表示される場合があります。
/sys/fs/cgroup/cpuset/machine.slice/machine-qemu\x2d4\x2dol7guest2.scope/emulator/cpuset.cpus': Permission denied

odacli update-cpucoresコマンドの実行後に、次の2つのファイルの出力を比較して、問題を確認します。

cat /sys/fs/cgroup/cpuset/cpuset.cpus

cat /sys/fs/cgroup/cpuset/machine.slice/cpuset.cpus

ハードウェア・モデル

すべてのOracle Database Applianceハードウェア・モデル

回避策

ファイル/sys/fs/cgroup/cpuset/machine.slice/cpuset.cpus/sys/fs/cgroup/cpuset/cpuset.cpusと同期します。
cat /sys/fs/cgroup/cpuset/cpuset.cpus > /sys/fs/cgroup/cpuset/machine.slice/cpuset.cpus

この問題は、Oracleバグ31975721で追跡されます。

OpenSSHコマンドの脆弱性

QualysおよびNessusのスキャンで検出されたOpenSSHコマンドの脆弱性の問題。

QualysとNessusの両方に、中程度の重大度の問題OPENSSH COMMAND INJECTION VULNERABILITYが報告されています。 詳細は、CVE-2020-15778を参照してください。

ハードウェア・モデル

すべてのOracle Database Applianceハードウェア・モデル

回避策

なし。

この問題は、Oracleバグ33217970で追跡されます。

AHF権限エラー

Oracle Database ApplianceのAHF_HOMEでOERRツールを実行中に、エラーが発生しました。

フェイルオーバーが成功した後、新しいプライマリ・データベースでコマンドodacli create-backupを実行すると失敗し、次のメッセージが表示されます。
cd /opt/oracle/dcs/oracle.ahf/bin
../oerr
-bash: ./oerr: Permission denied

ハードウェア・モデル

すべてのOracle Database Applianceハードウェア・モデル

回避策

shを使用して、次のようにツールを実行します。
cd /opt/oracle/dcs/oracle.ahf/bin
sh oerr
Use AHF XXXX format... Exiting

この問題は、Oracleバグ33293560で追跡されます。

デプロイメントのクリーン・アップ中のエラー

Oracle Database Applianceをクリーン・アップするときに、エラーが発生します。

クリーン・アップ中に、NFSエクスポート・サービスがOracle ACFSベースのクローン・リポジトリを使用するため、クラスタウェアの停止が失敗します。

ハードウェア・モデル

DBシステムを含むすべてのOracle Database Applianceハードウェア・モデル

回避策

次のステップに従います。
  1. 両方のノードでNFSサービスを停止します。
    service nfs stop
  2. ベア・メタル・システムをクリーン・アップします。 ステップについては、ハードウェア・モデルのOracle Database Applianceデプロイメントおよびユーザーズ・ガイドを参照してください。

この問題は、Oracleバグ33289742で追跡されます。

TDEウォレット管理のエラー

TDEウォレット・パスワードを変更するときや、TDE Wallet Managementの値がEXTERNALに設定されているデータベースのTDEウォレットのキーを更新するときに、エラーが発生します。

次のメッセージが表示されます。
DCS-10089:Database DB_NAME is in an invalid state 'NOT_RUNNING'.Database DB_NAME must be running

ハードウェア・モデル

すべてのOracle Database Applianceハードウェア・モデル

回避策

なし。 TDEウォレットのパスワード変更やTDEウォレットのキー更新などの操作は、TDE Wallet Managementの値がEXTERNALに設定されているデータベースではサポートされていません。

この問題は、Oracleバグ33278653で追跡されます。

ファイル・ログ・パスの表示のエラー

ファイル・ログ・パスがコンソールには正しく表示されませんが、ジョブに対して生成されたすべてのログに実際には正しいパスが記録されています。

ハードウェア・モデル

仮想プラットフォームを使用するすべてのOracle Database Applianceハードウェア・モデル

回避策

なし。

この問題は、Oracleバグ33580574で追跡されます。

Oracle Data Guardの構成中のエラー

Oracle Database Applianceでコマンドodacli configure-dataguardを実行するときに、エラーが発生することがあります。

Oracle Database Applianceでコマンドodacli configure-dataguardを実行するときに、ステップRestore missing archivelog (Primary site)に次のエラー・メッセージが表示されることがあります。
DCS-10114:Failed to acquire exclusive access

ハードウェア・モデル

すべてのOracle Database Applianceハードウェア・モデル

回避策

次のステップに従います。
  1. コマンドodacli configure-dataguardを実行する前に、プライマリ・データベースの自動バックアップ・スケジュールを無効にし、既存のバックアップ・ジョブが完了したことを確認します。
    1. プライマリ・データベースのデータベース・バックアップ・スケジュールを確認します。
      odacli list-schedules
    2. プライマリ・データベースのデータベースおよびアーカイブ・ログのバックアップ・スケジュールを無効にします。
      odacli update-schedule -i schedule_id -d
  2. コマンドodacli configure-dataguardを実行します。
  3. コマンドodacli configure-dataguardが正常に完了した後、必要に応じて、プライマリ・データベースの自動バックアップを再度有効にします。
    odacli update-schedule -i schedule_id -e

この問題は、Oracleバグ33724368で追跡されます。

DBシステムでのOracle Data Guardの構成中のエラー

Oracle Database Applianceでコマンドodacli configure-dataguardを実行するときに、エラーが発生します。

Oracle Database 21c DBシステムでコマンドodacli configure-dataguardを実行すると、ステップConfigure and enable Data Guard (Primary site)で次のエラー・メッセージが表示されます。
ORA-12154: TNS:could not resolve the connect identifier specified

ハードウェア・モデル

すべてのOracle Database Applianceハードウェア・モデル

回避策

ディレクトリ/u01/app/<dbUser>/homes/OraDB21000_home#/network/admintnsnames.oraファイルを削除します。
mv /u01/app/<dbUser>/homes/OraDB21000_home#/network/admin/tnsnames.ora
/u01/app/<dbUser>/homes/OraDB21000_home#/network/admin/tnsnames.ora.backup

この問題は、Oracleバグ33579891で追跡されます。

Oracle Data Guardの構成中のエラー

Oracle Database ApplianceでOracle Data Guardを構成するときに、エラーが発生することがあります。

Oracle ASMスタンバイ・データベースをリリース12.2から19.14にアップグレードした後、ステップEnable log transportに次のエラー・メッセージが表示されることがあります。
ORA-46952: STBY DB FORMAT MISMATCH FOR PWD FILE

ハードウェア・モデル

すべてのOracle Database Applianceハードウェア・モデル

回避策

次のように、プライマリ・パスワード・ファイルをスタンバイ・システムにコピーします。
  1. プライマリ・データベースで、次を実行します。
    ASMCMD> cp +DATA/primaryDbUniqueName/PASSWORD/pwfile /local/path
    
    scp /local/path root@standby:/local/path
  2. プライマリ・データベースで、次を実行します。
    ASMCMD>  cp /local/path
    +DATA/standbyDbUniqueName/PASSWORD/pwfile
    
    
    srvctl modify database -db standbyDbUniqueName -pwfile
    +DATA/standbyDbUniqueName/PASSWORD/pwfile

この問題は、Oracleバグ33747269で追跡されます。

Oracle Data Guardでの回復中のエラー

Oracle Database Applianceでコマンドodacli reinstate-dataguardを実行するときに、エラーが発生します。

次のエラー・メッセージが表示されます。
DCS-10001:Internal error encountered: Unable to reinstate Dg.

ハードウェア・モデル

すべてのOracle Database Applianceハードウェア・モデル

回避策

古いプライマリ・データベースを手動でフラッシュバックします。
次のコマンドを実行します。
  1. 新しいプライマリ・マシンで、standby_became_primary_scnを取得します。
    SQL> select standby_became_primary_scn from v$database;
    STANDBY_BECAME_PRIMARY_SCN
    --------------------------
      4370820
  2. 古いプライマリ・データベースで、oracleユーザーとして次を実行します。
    rman target /
    RMAN> set decryption identified by 'password'
    RMAN> FLASHBACK DATABASE TO SCN STANDBY_BECAME_PRIMARY_SCN;
  3. 新しいプライマリ・データベースで、odacli reinstate-dataguardコマンドを実行します。

この問題は、Oracleバグ33190261で追跡されます。

Oracle Data Guardの構成中のエラー

スタンバイ・データベースをリリース12.1から19.14にアップグレードした後、ステップEnable redo transport and applyに次のエラー・メッセージが表示されることがあります。
Warning: ORA-16629: database reports a different protection level from the protection mode standbydb - Physical standby database (disabled)

ハードウェア・モデル

すべてのOracle Database Applianceハードウェア・モデル

回避策

次のDGMGRLコマンドを実行して、スタンバイ・データベースを再度有効にします。
DGMGRL> Enable database tgtptdcnvo
Enabled.

この問題は、Oracleバグ33749492で追跡されます。

Oracle Data Guardステータスの表示中のエラー

Oracle Database ApplianceでOracle Data Guardステータスを表示するときに、エラーが発生します。

Oracle Data Guardステータスは、Oracle Database Appliance高可用性システムのリモート・ノードに表示されないため、Oracle Data Guardのスイッチオーバー、フェイルオーバーおよび回復の各ジョブがタスクCheck if DataGuard config is updatedで失敗します。 ただし、Oracle Data Guard操作は成功しています。

ハードウェア・モデル

すべてのOracle Database Appliance高可用性システム

回避策

DGMGRLを使用して、Oracle Data Guardステータスを確認します。

この問題は、Oracleバグ33411769で追跡されます。

Oracle Data Guardでの回復操作のエラー

Oracle Data Guardでコマンドodacli reinstate-dataguardを実行するときに、エラーが発生します。

dcs-agent.logで報告されるエラーは次のとおりです。
DCS-10001:Internal error encountered: Unable to reinstate Dg." and can 
further find this error "ORA-12514: TNS:listener does not currently know of  
service requested  

ハードウェア・モデル

すべてのOracle Database Applianceハードウェア・モデル

回避策

回復中のデータベースがMOUNTモードで起動していることを確認します。

データベースをMOUNTモードで起動するには、次のコマンドを実行します。
srvctl start database -d db-unique-name -o mount

コマンドが正常に完了したら、コマンドodacli reinstate-dataguardジョブを実行します。 データベースがMOUNTモードになっている場合は、一時的なエラーになる可能性があります。 数分後、odacli describe-dataguardstatusまたはodacli list-dataguardstatusを使用してData Guardステータスを再度確認するか、DGMGRL> SHOW CONFIGURATION;を使用して回復が成功したかどうかを確認します。

この問題は、Oracleバグ32367676で追跡されます。

同時データベースまたはデータベース・ホーム作成ジョブの実行中のエラー

同時データベースまたはデータベース・ホーム作成ジョブを実行するときに、エラーが発生します。

ハードウェア・モデル

すべてのOracle Database Applianceハードウェア・モデル

回避策

同時データベースまたはデータベース・ホーム作成ジョブを実行しないでください。

この問題は、Oracleバグ32376885で追跡されます。

スタンバイ・データベースの削除中のエラー

スタンバイ・データベースを削除するときに、エラーが発生します。

スタンバイ・データベースとしてデータベースをiRestoreし、そのデータベースを削除してから、同じ一意のデータベース名を持つ同じスタンバイ・データベースを再度iRestoreすると、次のエラーが表示されます。
DCS-10001:Internal error encountered: Failed to run the asm command: 
[/u01/app/19.0.0.0/grid/bin/asmcmd, --nocp, rm, -rf, RECO/ABCDEU] 
Error:ORA-29261: bad argument 
ORA-06512: at line 4 
ORA-15178: directory 'ABCDEU' is not empty; cannot drop this directory 
ORA-15260: permission denied on ASM disk group 
ORA-06512: at "SYS.X$DBMS_DISKGROUP", line 666 
ORA-06512: at line 2 (DBD ERROR: OCIStmtExecute). 

odacli list-jobsコマンドを使用して、ジョブのステータスを確認します。

ハードウェア・モデル

Oracle Active Data Guard構成のすべてのOracle Database Applianceハードウェア・モデル

回避策

次のいずれかの回避策を実行します。
  • スタンバイ・データベースを削除した後、同じスタンバイ・データベースを再作成する前に、次のステップを実行します。
    1. スタンバイ・データベースを削除した後、同じスタンバイ・データベースを再作成する前に、次のステップを実行します。
      1. oracleユーザーとしてログインします。
        su - oracle 
      2. 環境を設定します。
        . oraenv 
        ORACLE_SID = null 
        ORACLE_HOME = dbhome_path (such as /u01/app/oracle/product/19.0.0.0/dbhome_1) 
        3. cd dbhome_path/bin 
        4. asmcmd --privilege sysdba rm -rf +RECO/DBUNIQUENAME/ 
        5. asmcmd --privilege sysdba rm -rf +DATA/DBUNIQUENAME/arc10/ 
        6. asmcmd --privilege sysdba rm -rf +DATA/DBUNIQUENAME/PASSWORD/ 
  • 異なる一意のデータベース名を持つスタンバイ・データベースを再作成します。

この問題は、Oracleバグ32871772で追跡されます。

18.14データベースのOracle Data Guardフェイルオーバー操作のエラー

バージョン18.14のデータベースでodacli failover-dataguardコマンドを実行するときに、エラーが発生します。

次のエラー・メッセージが表示されます。
DCS-10001:Internal error encountered: Unable to precheckFailoverDg11g Dg.
DCSエージェント・ログに次のエラー・メッセージが表示されることがあります。
select DATABASE_ROLE, FORCE_LOGGING, FLASHBACK_ON from v$database 
ERROR at line 1: 
ORA-00600: internal error code, arguments: [kcbgtcr_17], [], [], [], [], [], 
[], [], [], [], [], [] 

ハードウェア・モデル

すべてのOracle Database Applianceハードウェア・モデル

回避策

次のステップに従います。
  1. データベースを使用するシステムで次のDGMGRL文を実行して、フェイルオーバーします。
    DGMGRL> SHOW CONFIGURATION; 
    DGMGRL> VALIDATE DATABASE '<DB_UQNIUE_NAME_to_failover_to>'; 
    DGMGRL> FAILOVER TO '<DB_UQNIUE_NAME_to_failover_to>'; 
    DGMGRL> SHOW CONFIGURATION; 
  2. フェイルオーバーが成功したら、odacli describe-dataguardstatus -i idコマンドを数回実行して、DCSメタデータを更新します。

この問題は、Oracleバグ32727379で追跡されます。

データベースのアップグレード後の適用プロセスの有効化のエラー

Oracle Data Guardデプロイメントでデータベースをアップグレード後に適用プロセスの有効化を実行するときに、エラーが発生します。

次のエラー・メッセージが表示されます。
Error: ORA-16664: unable to receive the result from a member

ハードウェア・モデル

すべてのOracle Database Applianceハードウェア・モデル

回避策

次のステップに従います。
  1. スタンバイ・データベースをアップグレード・モードで再起動します。
    srvctl stop database -d <db_unique_name> 
    Run PL/SQL command: STARTUP UPGRADE; 
  2. 適用プロセスの有効化を続行し、ログ適用プロセスがリフレッシュされるまで待機します。
  3. しばらくしてから、DGMGRLコマンドを使用してData Guardステータスを確認します。
    SHOW CONFIGURATION; 

この問題は、Oracleバグ32864100で追跡されます。

Oracle Data Guardステータスの作成中のエラー

Oracle Database ApplianceでOracle Active Data Guardを構成するときに、エラーが発生します。

Oracle Data Guardを構成する場合、odacli configure-dataguardコマンドは、スタンバイ・システムで次のエラーでステップNewDgconfigで失敗します。
ORA-16665: TIME OUT WAITING FOR THE RESULT FROM A MEMBER

odacli list-jobsコマンドを使用して、ジョブのステータスを確認します。

ハードウェア・モデル

Oracle Data Guard構成のすべてのOracle Database Applianceハードウェア・モデル

回避策

次のステップに従います。

  1. スタンバイ・システムで、次を実行します。
    export DEMODE=true; 
    odacli create-dataguardstatus -i dbid -n dataguardstatus_id_on_primary -r configdg.json 
    export DEMODE=false; 
    configdg.json example   
単一ノード・システムのconfigdg.jsonファイルの例:
{
  "name": "test1_test7",
  "protectionMode": "MAX_PERFORMANCE",
   "replicationGroups": [
    {
      "sourceEndPoints": [
        {
          "endpointType": "PRIMARY",
          "hostName": test_domain1",
          "listenerPort": 1521,
          "databaseUniqueName": "test1",
          "serviceName": "test", 
          "sysPassword": "***", 
          "ipAddress": "test_IPaddress"
        },
         ],
      "targetEndPoints": [
        {
          "endpointType": "STANDBY",
          "hostName": "test_domain2",
          "listenerPort": 1521,
          "databaseUniqueName": "test7",
          "serviceName": "test", 
          "sysPassword": "***", 
          "ipAddress": "test_IPaddress3"
        },
      ],
      "transportType": "ASYNC"
    }
  ]
}

この問題は、Oracleバグ32719173で追跡されます。

データベースの登録中のエラー

Oracle Database Applianceで単一インスタンス・データベースを登録するときに、odacli register-databaseコマンドでRACオプションを指定すると、エラーが発生します。

ハードウェア・モデル

すべてのOracle Database Applianceハードウェア・モデル

回避策

Oracle Database Configuration Assistance (DBCA)を使用して単一インスタンス・データベースを作成し、odacli register-databaseコマンドを使用してRACオプションでデータベースを登録します。

この問題は、Oracleバグ32853078で追跡されます。

データベースの登録中のエラー

Oracle Database Applianceでデータベースをリストアするときに、スタンバイ・データベースのNLS設定がAmerica/Americanでない場合、エラーが発生することがあります。

RMAN複製タスクの実行中にエラーが発生しました。 エラー・メッセージに示されているRMANログに、RMAN-06136エラーおよびORA-00907エラーが表示される場合があります。

ハードウェア・モデル

すべてのOracle Database Applianceハードウェア・モデル

回避策

なし。

この問題は、Oracleバグ32349703で追跡されます。

Oracle Data Guardの回復中のエラー

Oracle Database ApplianceでOracle Data Guardを回復するときに、エラーが発生します。

odacli reinstate-dataguardコマンドは、次のエラーで失敗します。
Unable to reinstate Dg. Reinstate job was executed within 24hrs after failover job.  

dcs-agent.logファイルには、次のエラー・エントリがあります。

DGMGRL> Reinstating database "xxxx", 
 please wait... 
Oracle Clusterware is restarting database "xxxx" ... 
Connected to "xxxx" 
Continuing to reinstate database "xxxx" ... 
Error: ORA-16653: failed to reinstate database 

ハードウェア・モデル

Oracle Data Guard構成のすべてのOracle Database Applianceハードウェア・モデル

回避策

次のステップに従います。

  1. プライマリ・マシンで、standby_became_primary_scnを取得します。
    SQL> select standby_became_primary_scn from v$database; 
    STANDBY_BECAME_PRIMARY_SCN 
    -------------------------- 
              3522449 
  2. 古いプライマリ・データベースで、バックアップ暗号化パスワードを使用してRMANでこのSCNにフラッシュバックします。
    RMAN> set decryption identified by 'rman_backup_password' ; 
    executing command: SET decryption 
    RMAN> FLASHBACK DATABASE TO SCN 3522449 ; 
    ... 
    Finished flashback at 24-SEP-20 
    RMAN> exit 
  3. 新しいプライマリ・マシンで、odacli reinstate-dataguardコマンドを実行します。

この問題は、Oracleバグ31884506で追跡されます。

Oracle Data Guardの回復中の障害発生

Oracle Database ApplianceでOracle Data Guardを回復するときに、エラーが発生します。

odacli reinstate-dataguardコマンドは、次のエラーで失敗します。
Message:   
DCS-10001:Internal error encountered: Unable to reinstate Dg.   

dcs-agent.logファイルには、次のエラー・エントリがあります。

ORA-12514: TNS:listener does not currently know of service requested in connect descriptor

ハードウェア・モデル

Oracle Data Guard構成のすべてのOracle Database Applianceハードウェア・モデル

回避策

次のステップに従います。

  1. 回復中のデータベースがMOUNTモードで起動していることを確認します。 データベースをMOUNTモードで起動するには、次のコマンドを実行します。
    srvctl start database -d db-unique-name -o mount 
  2. 前述のコマンドが正常に実行されたら、odacli reinstate-dataguardコマンドを実行します。

この問題は、Oracleバグ32047967で追跡されます。

Oracle Data Guard操作後のロールの更新中のエラー

Oracle Database ApplianceでOracle Data Guardの操作を実行中、ロールを更新するときにエラーが発生します。

odacli describe-databaseコマンドの出力に示されているdbRoleコンポーネントは、Oracle Database ApplianceでのOracle Data Guardのスイッチオーバー、フェイルオーバーおよび回復の各操作後には更新されません。

ハードウェア・モデル

Oracle Data Guard構成のすべてのOracle Database Applianceハードウェア・モデル

回避策

odacli update-registry -n db --force/-fを実行して、データベース・メタデータを更新します。 ジョブの完了後、odacli describe-databaseコマンドを実行して、dbRoleが更新されていることを確認します。

この問題は、Oracleバグ31378202で追跡されます。

単一インスタンス・データベースをリカバリするときのエラー

単一インスタンス・データベースをリカバリするときに、エラーが発生します。

単一インスタンス・データベースがリモート・ノードで実行されている場合に、ローカル・ノードでデータベース・リカバリ操作を実行すると、次のエラーが発生します。
DCS-10001:Internal error encountered: DCS-10001:Internal error encountered: 
Missing arguments : required sqlplus connection  information is not 
provided

ハードウェア・モデル

すべてのOracle Database Applianceハードウェア・モデル

回避策

データベースが実行されているノードで単一インスタンス・データベースのリカバリを実行します。

この問題は、Oracleバグ31399400で追跡されます。

cleanup.plの実行後にジョブ履歴が消去されない

cleanup.plの実行後、ジョブ履歴が消去されません。

cleanup.plの実行後、/opt/oracle/dcs/bin/odacli list-jobsコマンドを実行すると、リストは空ではありません。

ハードウェア・モデル

ベア・メタル・デプロイメント用のすべてのOracle Database Applianceハードウェア・モデル

回避策

  1. 両方のノードで次のコマンドを実行して、DCSエージェントを停止します。

    Oracle Linux 6の場合は、次を実行します。

    initctl stop initdcsagent 

    Oracle Linux 7の場合は、次を実行します。

    systemctl stop initdcsagent 
  2. 両方のノードでクリーン・アップ・スクリプトを順番に実行します。

この問題は、Oracleバグ30529709で追跡されます。

ORAchkサマリーと詳細レポート・ページの不整合

ブラウザ・ユーザー・インタフェースのORAChkレポート・サマリーに、レポート詳細ページとは異なるクリティカル、失敗および警告の問題の数が表示される場合があります。

ハードウェア・モデル

Oracle Database Applianceハードウェア・モデルのベア・メタル・デプロイメント

回避策

ブラウザ・ユーザー・インタフェースのORAchkレポート・サマリーのクリティカル、失敗および警告の問題の数を無視します。 レポート詳細ページを確認します。

この問題は、Oracleバグ30676674で追跡されます。

dbstorageが再検出されたときのDATA、RECOおよびREDOエントリの欠落

-n all --forceまたは-n dbstorage --forceオプションを指定してodacli update-registryコマンドを実行すると、メタデータが破損する可能性があります。

ハードウェア・モデル

すべてのOracle Database Applianceハードウェア・モデルのベア・メタル・デプロイメント

回避策

システムで作成されたすべてのデータベースが移行されたシステムでOAKCLIを使用する場合は、-allオプションを実行します。 DCSスタックで実行される他のシステムでは、odacli update-registry -n component_name_to_be_updated_excluding_dbstorageを使用して、dbstorage以外のすべてのコンポーネントを個別に更新します。

この問題は、Oracleバグ30274477で追跡されます。

oakdが非クラスタ・モードで実行されているとodaeraserツールが機能しない

デプロイメントのクリーン・アップ後に、oakdが非クラスタ・モードで実行されていると、Secure Eraserツールが機能しません。

ハードウェア・モデル

すべてのOracle Database Applianceハードウェアのベア・メタル・システム

回避策

デプロイメントのクリーン・アップ後、oakdは非クラスタ・モードで起動され、odaadmcli stop oakコマンドを使用して停止することはできません。 このような場合、Secure Eraseツールを実行すると、odaeraserコマンドは失敗します。

コマンドodaadmcli shutdown oakを使用して、oakdを停止します。

この問題は、Oracleバグ28547433で追跡されます。

Microsoft WebブラウザでのWebコンソールの問題

Oracle Database Appliance Webコンソールには、Microsoft EdgeおよびMicrosoft Internet ExplorerのWebブラウザに関する問題があります。

Microsoft Webブラウザの問題は次のとおりです。
  • Microsoft EdgeおよびMicrosoft Internet Explorer Webブラウザでは、Oracle Database Appliance Webコンソールが正しく表示されません。
  • Microsoft Internet Explorer Webブラウザに、アプライアンスの詳細情報が表示されません。
  • Microsoft Internet Explorer WebブラウザのWebコンソールで、ジョブ・アクティビティ・ステータスがリフレッシュされません。
  • oda-adminパスワードを構成すると、次のエラーが表示されます。
    Failed to change the default user (oda-admin) account password. 
    Status Code: 500 DCS-10001: DCS-10001:Internal error encountered: User not authorized

    回避策: Microsoft Internet Explorerのブラウザ・セッションを閉じて、別のブラウザ・セッションを開きます。

モデル

すべてのOracle Database Applianceハードウェア・モデルのベア・メタル・デプロイメント

回避策

Webコンソールにアクセスするには、Google ChromeまたはFirefoxを使用します。

この問題は、Oracleバグ30077007、30099089および29887027で追跡されます。

認識されないトークン・メッセージが/var/log/messagesに表示される

Oracle Database Applianceを更新すると、認識されないトークン・メッセージが/var/log/messagesに表示されます。

Oracle Database Appliance 12.1.2.11.0に更新すると、Oracle VM Serverのバージョンが3.4.3に更新されます。 更新後、次のメッセージが/var/log/messagesに表示されます。

Unrecognized token: "max_seq_redisc"
Unrecognized token: "rereg_on_guid_migr"
Unrecognized token: "aguid_inout_notice"
Unrecognized token: "sm_assign_guid_func"
Unrecognized token: "reports"
Unrecognized token: "per_module_logging"
Unrecognized token: "consolidate_ipv4_mask"

InfiniBand準拠のサブネット・マネージャおよび管理(opensm)機能には影響しないため、これらのパラメータのメッセージは無視できます。 ただし、/var/log/messagesのフラッディングを避けるために、パラメータを削除することをお薦めします。

ハードウェア・モデル

InfiniBandを使用したOracle Database Appliance X6-2-HAおよびX5-2

回避策

次の手順を実行して、パラメータを削除します。

  1. パッチ適用後に、ベア・メタル・デプロイメントおよび仮想化プラットフォーム環境のDom0で/etc/opensm/opensm.confファイルを更新して、パラメータを削除します。

    cat /etc/opensm/opensm.conf  | egrep -w
    'max_seq_redisc|rereg_on_guid_migr|aguid_inout_notice|sm_assign_guid_func|repo
    rts|per_module_logging|consolidate_ipv4_mask' | grep -v ^#
    max_seq_redisc 0
    rereg_on_guid_migr FALSE
    aguid_inout_notice FALSE
    sm_assign_guid_func uniq_count
    reports 2
    per_module_logging FALSE
    consolidate_ipv4_mask 0xFFFFFFFF
  2. 再起動します。 ノードを再起動した後は、このメッセージは表示されません。

この問題は、Oracleバグ25985258で追跡されます。