様々なフィルタ・タイプの適用
フィルタ処理するデータのタイプに応じてフィルタ・タイプを適用します。
範囲フィルタの適用
範囲フィルタは、数値データ型であり、「集計ルール」が「なし」以外に設定されているデータ要素に対して使用します。
- ホーム・ページでワークブックを選択し、「アクション・メニュー」をクリックして「開く」を選択します。
- 「ビジュアル化」キャンバスで、フィルタ・バーまたはキャンバス上フィルタに移動し、フィルタをクリックして「範囲」リストを表示します。
- 「範囲」リストで、「基準」をクリックして「属性」の選択済リストを表示します。次のいずれかのステップを実行できます:
- メンバーをクリックして、削除するか、選択したリストに追加します。
- プラス(+)アイコンをクリックして、選択したリストに新規メンバーを追加します。
- ヒストグラムのスライダを移動することで、フィルタ処理する範囲を設定します。
- フィルタの外側をクリックしてフィルタ・パネルを閉じます。
上位下位Nフィルタの適用
上位下位N件フィルタは、メジャーや属性をフィルタして、最高値や最小値を表示する場合に使用します。
- 上位下位Nフィルタをキャンバスおよびワークブックのすべてのビジュアライゼーションに適用するには:
- ホーム・ページでワークブックを選択し、「アクション・メニュー」をクリックして「開く」を選択します。
- ビジュアライゼーションの「データ・パネル」で、フィルタを適用する属性またはメジャーを選択し、フィルタ・バーにドラッグ・アンド・ドロップします。
- フィルタ・メニューをクリックして「フィルタ・タイプ」を選択し、「上位下位N件」をクリックします。範囲フィルタは「上位下位N」フィルタにしか変換できません。
- 上位下位N件フィルタをワークブック内の特定のビジュアライゼーションに適用するには:
- キャンバスで、フィルタするビジュアライゼーションを選択します。
- 「データ・パネル」で、フィルタする属性またはメジャーを探し、「文法パネル」の「フィルタ」ドロップ・ターゲットにドラッグ・アンド・ドロップします。
- 「フィルタ」ドロップ・ターゲットで、属性またはメジャーの名前をクリックし、「フィルタ・タイプ」オプションにカーソルをあわせて、「上位下位N件」をクリックします。
- 「上位下位N件」フィルタをキャンバス上フィルタに適用するには:
- 選択したキャンバスで「データ・パネル」に戻り、「ビジュアライゼーション」をクリックして、「リスト・ボックス」フィルタをクリックします。
- 「データ・パネル」で、フィルタする属性またはメジャーを見つけ、作成した「リスト・ボックス」ビジュアライゼーションにこれをドラッグ・アンド・ドロップします。
- 「リスト・ボックス」の「一般プロパティ」タブで、スクロール・ダウンして「タイプ」を選択して「上位下位N件」をクリックします。
- フィルタ方法(上位または下位)を変更するには、「方法」の値に移動し、「上位または下位」をクリックして必要な方法を選択します。
- 表示される行数を指定するには、「件数」フィールドをクリックして行数を入力します。
- 制限の基準とする属性またはメジャー列を変更するには、「基準」フィールドをクリックして属性またはメジャーを選択するか、キャンバスにあるカスタム計算を選択します。または、プラス(+)をクリックし、制限の基準とする属性、メジャーまたはメトリックを探して選択します。
- フィルタの外側をクリックしてフィルタ・パネルを閉じます。
リスト・フィルタの適用
リスト・フィルタをテキスト、集計できない数値および日付に適用し、フィルタでどのメンバーを含めるか、除外するかを選択できます。
日付範囲フィルタの適用
日付範囲フィルタでは、カレンダ・コントロールを使用して時間または日付の選択を調整します。1つの連続的な日付範囲を選択するか、指定範囲内の日付を除外するための日付範囲フィルタを使用できます。
相対時間フィルタの適用
日付または日時列で相対時間フィルタを使用し、現在の日付および時間に基づいて特定の期間のデータを表示します。
過去または将来の時間単位(2年など)の明示的な数値として相対期間を指定するか、前の期間を指定できます。たとえば、当年初めからの累計には今年の1月1日から現在の日付までのデータが含まれ、当月初めからの累計には月初から現在の日付までのデータが含まれます。
相対時間フィルタをデータ・ソースにすでに存在する日付列のみに適用でき、「年」または「四半期」などの派生列には適用できません。相対時間フィルタ・タイプでは、日付(時刻部分なし)および日時(日付と時刻の両方があるTIMESTAMP)列タイプをサポートしています。
問合せで使用される現在の日付および時間は、サーバーのタイムゾーンのOracle Analyticsサーバー・ホストの日付および時間です(ブラウザ・ホストの時間またはタイムゾーンではありません)。週の開始曜日(日曜日または月曜日)はOracle Analyticsサーバーのロケールに基づいており、これは、サーバー構成設定NLS_TERRITORYを使用して設定されます。
- ホーム・ページでワークブックを選択し、「アクション・メニュー」をクリックして「開く」を選択します。
- 「ビジュアル化」キャンバスでフィルタ・バーまたはキャンバスに移動し、日付範囲フィルタを選択します。
- フィルタのコンテキスト・メニューをクリックし、「フィルタ・タイプ」および「相対時間」を選択して相対時間フィルタに切り替えます。
- 「相対時間」フィルタで、フィルタする範囲を定義する「タイプ」を選択します。
- 最後 - 選択した「時間レベル」(年、四半期、月、週、日。列時間がTIMESTAMPの場合、時間、分および秒を含む)に今日の日付に対応して適用する「期間」を指定し、その期間の日付値のレコードを表示します。
「日時」列に基づいた、日よりも長い粒度(たとえば、年、四半期、月、週、日など)を持つ「最後」フィルタは、開始日の同じ時刻からデータを取得します。たとえば、サーバーの日付/時間が現在、木曜日の午後3時15分である場合、「日時」列の過去2日フィルタは、サーバーのタイムゾーンで火曜日の午後3時15分から木曜日の午後3時15分までのタイムスタンプのデータを取得します。DATE列タイプに基づいたフィルタ問合せ(定義時に時刻が関連付けられていない問合せ)は、サーバー・ホストの日付のみに依存しており、時刻には依存しません。
- 次 - 選択した「時間レベル」(年、四半期、月、週、日。列時間がTIMESTAMPの場合、時間、分および秒を含む)に今日の日付に対応して適用する将来の「期間」の数値を指定し、その期間の日付値のレコードを表示します。
- 終了日 - 今日の日付に対応する過去の「時間レベル」(年、四半期、月、週、日。列時間がTIMESTAMPの場合、時間および分を含む)を指定します。この値は、ビジュアライゼーションの日付値に適用されます。
「終了日」フィルタは選択した期間の開始からのデータを取得します。たとえば、「月累計」では、今月の最初の日の午前0時から現在の日付と時刻(今日または現在)までのデータを取得します。
- 最後 - 選択した「時間レベル」(年、四半期、月、週、日。列時間がTIMESTAMPの場合、時間、分および秒を含む)に今日の日付に対応して適用する「期間」を指定し、その期間の日付値のレコードを表示します。
- フィルタの外側をクリックしてフィルタ・パネルを閉じます。
式フィルタの適用
式フィルタを使用すると、SQL式でより複雑なフィルタを定義できます。式フィルタでは、ゼロ個以上のデータ要素を参照できます。
たとえば、式フィルタ"Sample Sales"."Base Facts"."Revenue" < "Sample Sales"."Base Facts"."Target Revenue"を作成するとします。フィルタを適用すると、ターゲット売上を達成しなかった項目が表示されます。
式フィルタ・パネルを使用して、式を作成します。データ要素を式フィルタ・パネルにドラッグ・アンド・ドロップして、適用する関数を選択します。適用する前に、式は有効化されます。
- ホーム・ページでワークブックを選択し、「アクション・メニュー」をクリックして「開く」を選択します。
- 「ビジュアル化」キャンバスでフィルタ・バーに移動し、「フィルタの追加」をクリックしてから、「式フィルタの追加」を選択します。
- 式フィルタ・パネルの「式」フィールドに式を作成します。
- 「ラベル」フィールドに式の名前を指定します。
- 「検証」をクリックして、構文が正しいかどうかを確認します。
- 式フィルタが有効である場合は、「適用」をクリックします。キャンバスのビジュアライゼーションに式が適用されます。