B よくある質問
この付録では、Oracle Analytics Serverでのコンテンツの構成および管理、コンテンツのバックアップおよび復元、データの索引付けを担当する管理者からよく寄せられる質問への回答を示します。
Oracle Analytics Serverの構成および管理に関する上位FAQ
ここでは、Oracle Analytics Serverの構成と管理に関する上位FAQについて説明します。
現在サインインしているユーザー数を確認できますか。
はい。ホーム・ページを表示し、「コンソール」、「セッションおよび問合せキャッシュ」の順にクリックします。サインインするユーザーのモニターを参照してください。
分析で生成されたSQLを確認したりログを分析できますか。
はい。ホーム・ページを表示し、「コンソール」、「セッションおよび問合せキャッシュ」の順にクリックします。SQL問合せおよびログの分析を参照してください。
デプロイメント全体のデフォルトのロゴおよびダッシュボード・スタイルを変更できますか。
はい。管理者としてログインし、クラシック・ホーム・ページに移動し、ユーザー・プロファイル・アイコンをクリックして、「管理」をクリックしてから「テーマの管理」をクリックします。ロゴ、ブランド、ページの色およびリンクの色などのダッシュボード・プロパティを含む新しいテーマを作成し、「アクティブ」をクリックします。この新しいスタイルは、すべての新しいブラウザ・セッションに適用されます。
ユーザー・コンテンツのバックアップと復元に関する上位FAQ
このトピックでは、ユーザー・コンテンツのバックアップと復元に関する上位FAQについて説明します。
バックアップを行うには何が必要ですか。
ユーザーが作成するコンテンツをスナップショットというファイルに定期的にバックアップする必要があります。ユーザー・コンテンツには、レポート、ダッシュボード、データ・ビジュアライゼーション・プロジェクトなどのカタログ・コンテンツと、ピクセルパーフェクト・レポート、データセット、データ・フロー、データ・モデル、セキュリティ・ロールなどが含まれます。
コンテンツまたはサービスに問題がある場合は、スナップショットに保存したコンテンツに戻すことができます。スナップショットは、コンテンツを移動または共有する場合にも役立ちます。
ユーザー・コンテンツをバックアップするには、「スナップショットのエクスポート」を参照してください。
ユーザー・コンテンツを復元するには、「スナップショットのインポート」を参照してください。
スナップショットはどれくらいの頻度で作成する必要がありますか。
スナップショットは、コンテンツまたは環境に大きな変更を加える前など、重要なチェックポイントで作成することをお薦めします。また、定期的な週次スナップショットを作成するか、環境の変更率やロールバック要件に基づいて独自に定義した頻度で作成することをお薦めします。
自分のデータセットに関連付けられている実際のデータを個別にバックアップおよび復元する必要はありますか。
はい。
コンテンツとデータの索引付けに関する上位FAQ
このトピックでは、データ・モデルおよびカタログ・コンテンツの索引付けに関する上位FAQについて説明します。
何に索引付けできますか。
次への索引付けを選択できます:
- データ・モデル - サブジェクト領域、ディメンション名と値、およびメジャー名と値。データ・モデルの索引付けプリファレンスの変更を行うには管理者である必要があります。
- カタログ・コンテンツ - ワークブック、分析、ダッシュボードおよびレポート。カタログの索引付けプリファレンスの変更を行うには管理者である必要があります。
- ファイルベースのデータセット - 指定されたユーザーがデータセットのデータを使用してビジュアライゼーションを構築できるように、ファイルベースのデータセットに索引付けできます。または、指定されたユーザーがホーム・ページからデータを検索できるように、ファイルベースのデータセットを認証できます。すべてのユーザーがファイルベースのデータセットを設定して、データセットの索引付けまたは認証を行えます。
認証済データセットとは何ですか。
すべてのユーザーがスプレッドシートをアップロードしてデータセットを作成でき、アップロードされるスプレッドシートの品質はそれぞれ異なります。ユーザーが共有データセットを認証している場合、他のユーザーがホーム・ページから検索できる質のよい信頼できるデータがデータセットに含まれていると確認していることを意味します。自分またはデータセットへのアクセス権が付与されているユーザーがホーム・ページから検索する際、認証済データセット内のデータは、検索結果でのランクが高くなります。
どれくらいの頻度でクロールをスケジュールする必要がありますか。
ユーザーがカタログ・コンテンツを追加または変更すると、索引が自動的に更新されます。デフォルトで、カタログおよびデータ・モデル・クロールは1日1回実行されます。自動索引付けが実行されなかった、またはデータの更新の頻度が低い(1か月に1回など)など、場合によっては、BARファイルのインポート後にこのデフォルトを変更できます。
大きい表を含むサブジェクト領域に索引付けする場合に考慮する事項はありますか。
任意のサイズの表に索引付けできますが、大きい表の場合、索引付けに時間がかかります。多くの表または大きい表を含む大きいサブジェクト領域の場合、ユーザーが検索する必要がある列のみに索引付けすることを検討してください。
索引ファイルはコンパクトであるため、Oracle Analyticsが索引用に予約している記憶域スペースを超えることはめったにありません。
検索結果はどのように順序付けされるのですか。
検索結果は次の順序でリストされます。
- データ・モデル(セマンティック・レイヤー)
- 認証済データセット
- 個人データセット
- カタログ・アイテム(ワークブック、分析、ダッシュボードおよびレポート)
カタログ項目を保護するには「索引付けしない」を使用する必要がありますか。
いいえ。カタログ項目をユーザーに対して非表示にする手段として、「クロール・ステータス」フィールドを「索引付けしない」に設定することはお薦めしません。項目は検索結果またはホーム・ページ上に表示されませんが、項目にアクセスすることはできます。かわりに、権限を使用して適切なセキュリティを項目に適用します。
索引を最も効率的に作成する方法は何ですか。
最適な結果を得るには、サブジェクト領域、ディメンション、カタログ項目に索引付けし、ユーザーが検出する必要があるデータセットを認証します。すべての項目に索引付けすると、生成される検索結果が多くなりすぎます。すべてのデータ・モデルおよびカタログ項目を選択解除し、ユーザーが必要とする項目のみを選択することをお薦めします。次に、必要に応じて項目を索引に追加できます。
索引付けの処理中にデータベースに多くのselect distinct問合せがあるのはなぜですか。
理由として可能性が最も高いのは、データ・モデルの索引付けオプションが「索引」に設定されていることです。このオプションを「索引」に設定した場合、メタデータおよび値が索引付けされ、これは、索引付けの処理中にselect distinct問合せが実行され、索引付け対象として構成されているすべてのサブジェクト領域内のすべての列のデータ値がフェッチされることを意味します。
このシステム・オーバーヘッドが許容されない場合、またはユーザーがホーム・ページの検索バーからデータ値をビジュアル化する追加機能が必要としない場合、「コンソール」に移動し、「検索索引」をクリックして、索引付けオプションを「メタデータのみ索引付け」に設定します。このオプションを「メタデータのみ索引付け」に設定すると、ディメンションおよびメジャー名のみが索引付けされ、select distinct問合せは実行されません。