PublisherでのLDAPの使用方法
PublisherでLDAPプロバイダを使用する場合、認証専用または認証および認可の両方に対応できます。
ノート:
Publisherではデフォルトで、Publisher固有のロールがユーザーに割り当てられていない場合でも、すべてのLDAPユーザーがシステムにログインできます。ユーザーはロールを必要とする機能(レポートやデータ・モデルの作成など)は実行できませんが、カタログ・オブジェクトに対して権限が割り当てられるロール(移動やオープンなど)を割り当てられているユーザーは、該当するタスクを実行できます。
Publisherロールが割り当てられている場合を除き、ユーザーがPublisherにログインできないようにするには、「Publisher固有のロールを持たないユーザーのログイン無効化」を参照してください。
認証および認可にLDAPプロバイダを使用するためのPublisherの構成
PublisherをLDAPプロバイダと統合して、ユーザーとレポートのアクセス権を管理できます。
LDAPサーバー内にユーザーとロールを作成し、LDAPサーバーにアクセスするようにPublisherサーバーを構成します。
Publisherのセキュリティ・センター・モジュールで、これらのロールにフォルダを割り当てます。サーバーにログインしたユーザーは、LDAPロールに割り当てられているフォルダおよびレポートにアクセスできます。
PublisherをOracle LDAPと統合する場合、3つの主要なタスクがあります。
- LDAPプロバイダでのユーザーとロールの設定
- LDAPサーバーを認識するようにするためのPublisherの構成
- ロールへのカタログ権限とデータ・アクセス権の割当て
LDAPプロバイダでのユーザーとロールの設定
LDAPプロバイダでこの手順を実行する必要があります。この手順の実行方法の詳細は、プロバイダのドキュメントを参照してください。
ユーザーおよびロールを設定するには:
LDAPサーバーを認識するようにするためのPublisherの構成
LDAPサーバーを認識するようにPublisherを構成するには、Publisherの「管理」ページでセキュリティ・プロパティを次のように更新します。
ノート:
Publisher設定の値を入力する前に、サイトのLDAPサーバー構成を理解していることを確認してください。
LDAPサーバーを使用するようにPublisherを構成するには:
次の図に、「セキュリティ構成」ページのLDAPセキュリティ・モデルの入力フィールドの例を示します。
SSL経由でLDAPを使用するようにPublisherを構成する場合は、Javaキーストアを構成してサーバー証明書をJVMに追加することも必要です。「Secure Socket Layer (SSL)通信用のPublisherの構成」を参照してください。
Publisher固有のロールを持たないユーザーのログイン無効化
Publisher固有のロールを持たないユーザーがPublisherサーバーにログインできないようにするには、xmlp-server-config.xmlファイルで構成プロパティを設定します。
xmlp-server-config.xmlファイルは、次の場所にあります。
$DOMAIN_HOME/config/fmwconfig/biconfig/bipublisher/Admin/Configuration/xmlp-server-config.xml
xmlp-server-config.xmlファイルに、次のプロパティと設定を追加します。
<property name="REQUIRE_XMLP_ROLE_FOR_LOGIN" value="true"/>