ビジネス・モデルの要件の分析
ビジネス・データを十分に分析して、ビジネス・モデルの要件を把握し、計画する必要があります。
ビジネス・モデルの計画は、意志決定支援に使用可能なデータ・モデルを開発する際の最初のステップです。計画した後、リポジトリの作成を開始できます。
物理レイヤーのコンポーネントを決定する前に、ビジネス・モデルの要件を理解する必要があります。
意志決定支援環境では、データ・モデリングの目的は、ビジネス・アナリストによるビジネス構造の理解と同様にビジネス情報を表すモデルを設計することです。適切なモデルを設計すると、アナリストはビジネス上の質問をするのと同様に直感的に問合せを構成できるため、問合せプロセスが自然なプロセスとなります。このモデルは、ビジネス・アナリストが本質的に理解し、有効な質問に正しく回答するものである必要があります。
Publisherなどの視覚的なSQLツールとは異なり、ビジネス・モデルではBIアプリケーションの分析動作を定義します。一方、物理レイヤーでは、ビジネス・モデル・ロジックからマップされた物理問合せをまとめるために使用されるコンポーネントのみが提供されます。
これには、ビジネスを複数のコンポーネントに分割して、次の質問に回答する必要があります。
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アナリストはどのようなビジネス上の質問に回答しようとしていますか。
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ビジネス・パフォーマンスを理解するために必要なメジャーは何か。
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どのようなディメンションの下でビジネスが運営されているか。言い換えると、測定のブレークダウンおよびレポートのヘッダーの提供に使用されるディメンションは何か。
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各ディメンションに階層要素があるかどうか、また、各階層を定義するリレーションシップのタイプは何か。
これらの質問に回答した後に、ビジネス・モデルの要素を特定および定義できます。