ADFビジネス・コンポーネントのインポートについて

インポート時に、必要な物理表および複合結合が自動的に作成されます。

ViewObjectインスタンスとViewLinkインスタンスがOracle Analytics Serverにインポートされます。問合せ処理時、これらのインスタンスから取得された定義を使用して、CompositeVO (ビュー・オブジェクト)がOracle Application Development Framework (ADF)で作成されます。

これらの複合結合はダミー結合であり、Oracle Analytics Serverでは実行されません。かわりに、ダミー結合はADFモデル内のビュー・オブジェクトのペアを結合するViewLinkインスタンスを示します。物理表と複合結合の名前は、ViewObjectインスタンスとViewLinkインスタンスの完全修飾名と一致します。この規則により、ADFモデルにおけるApplicationModulesの任意のネストが可能になります。

自動的に生成される結合の名前については、ViewObjectName1_ViewObjectName2のようなネーミング規則が使用されます(例: AppModuleAM.AP_VO1_AppModuleAM_BU_VO1)。ViewLinkインスタンスの名前は、「複合結合」ダイアログの「ViewLink名」フィールドに表示されます。

ViewLinkインスタンスが使用可能な場合、複合結合は自動的に作成されます。ViewLink定義には、複合結合は作成されせん。ViewLink定義を使用する結合は、手動で作成する必要があります。ViewLink定義を使用する結合を手動で作成するには、「複合結合」ダイアログの「ViewLink名」フィールドでViewLink定義の名前を指定します。

ADFデータ・ソースの「複合結合」ダイアログの「外部式」フィールドには、ビュー・リンクで定義されている結合条件が移入されます。

ApplicationModuleでカスタム・プロパティが定義されている場合、異なるApplicationModuleのビュー・オブジェクト間の結合は、ADFからのインポート時に作成されます。プロパティ名とプロパティ値の形式は、次のとおりです。

  • プロパティ名の形式は、BI_VIEW_LINK_property_nameです。

  • プロパティ値のフォーマットはsource_view_object_instance_nameViewLink_definition_namedestination_view_object_instance_nameです。

必ず、ソースおよび宛先ビュー・オブジェクトの完全修飾ビュー・オブジェクトのインスタンス名とViewLink定義の完全修飾パッケージ名を使用してください。