6.8.10 PGQL問合せをチューニングするためのベスト・プラクティス
このセクションでは、メモリー割当て、並列度および問合せ計画に関するベスト・プラクティスについて説明します。
- メモリー割当て
グラフ・サーバー(PGX)にはon-heap
およびoff-heap
メモリーがあり、前者は標準JVMヒープですが、後者はPGXによって管理される別のヒープです。グラフ・データと同様に、PGQL問合せの中間結果および最終結果は、一部がオンヒープおよび一部がオフヒープで格納されます。したがって、両方のヒープが必要です。 - 並列度
デフォルトでは、使用可能なすべてのプロセッサ・スレッドがPGQL問合せの処理に使用されます。ただし、必要に応じてグラフ・サーバー(PGX)のparallelism
オプションを設定することにより、スレッドの数を制限できます。 - 問合せ計画の説明
PgxGraph.explainPgql(String query)
メソッドは、問合せの問合せ計画を把握するために使用されます。このメソッドは、次のメソッドを持つOperation (package oracle.pgx.api)
のインスタンスを返します。
親トピック: グラフ・サーバー(PGX)に対するPGQL問合せの実行