4.12.4 グラフの特定のスナップショットのチェックアウト
データベースには更新があるかどうかの問合せが毎分実行されます。時間間隔の経過後にデータベースのグラフが変更されている場合、グラフはリロードされ、新しいスナップショットがインメモリーで自動的に作成されます。
PgxSession
のgetAvailableSnapshots()
メソッドを使用して、グラフの使用可能なインメモリー・スナップショットを"チェックアウト"(ポインタを別のバージョンに移動)できます。出力の例は次のとおりです。
opg4j> session.getAvailableSnapshots(G)
==> GraphMetaData [getNumVertices()=4, getNumEdges()=4, memoryMb=0, dataSourceVersion=1453315103000, creationRequestTimestamp=1453315122669 (2016-01-20 10:38:42.669), creationTimestamp=1453315122685 (2016-01-20 10:38:42.685), vertexIdType=integer, edgeIdType=long]
==> GraphMetaData [getNumVertices()=5, getNumEdges()=5, memoryMb=3, dataSourceVersion=1452083654000, creationRequestTimestamp=1453314938744 (2016-01-20 10:35:38.744), creationTimestamp=1453314938833 (2016-01-20 10:35:38.833), vertexIdType=integer, edgeIdType=long]
前の出力例には、2つのエントリが含まれ、1つは最初にロードされた4つの頂点と4つのエッジのあるグラフで、もう1つは自動リフレッシュで作成された5つの頂点と5つのエッジのあるグラフです。
グラフの特定のスナップショットをチェックアウトするには、PgxSessionのsetSnapshot()メソッドを使用し、ロードするスナップショットのcreationTimestampを指定します。
たとえば、Gが5つの頂点と5つのエッジのある新しいグラフを指しているが、古いバージョンのグラフを分析したい場合、スナップショットを1453315122685に設定する必要があります。グラフ・シェルで次のようにします。
opg4j> G.getNumVertices()
==> 5
opg4j> G.getNumEdges()
==> 5
opg4j> session.setSnapshot( G, 1453315122685 )
==> null
opg4j> G.getNumVertices()
==> 4
opg4j> G.getNumEdges()
==> 4
PgxSession
のreadGraphAsOf()
メソッドを使用して、グラフの特定のスナップショットを直接ロードすることもできます。これはreadGraphWithProperty()
とその後にsetSnapshot()
を使用してグラフをロードするショートカットです。次に例を示します。
opg4j> G = session.readGraphAsOf( config, 1453315122685 )
どのスナップショットが現在インメモリーで使用可能なのかがわからない、または気にしていない場合は、最大許容期間を指定することで、どれくらい“古い”スナップショットを許容できるかの時間範囲を指定することもできます。たとえば、スナップショットの最大存続期間を60分に設定するには、次を使用できます。
opg4j> G = session.readGraphWithProperties( config, 60l, TimeUnit.MINUTES )
メモリー内に指定した最大期間よりも若い(新しい)スナップショットが1つ以上ある場合、それらのスナップショットのうち最も若い(新しい)ものが返されます。すべての使用可能なスナップショットが指定した最大期間よりも古い場合、または使用可能なスナップショットがまったくない場合は、新しいスナップショットが自動的に作成されます。