4.11.1 フィルタ式について

フィルタ式は、頂点ごとかエッジごとに評価される式です。この式により、結果(この場合はサブグラフ)に含まれるために頂点またはエッジが満たす必要がある述語を定義できます。

4つの頂点(ノード)と4つのエッジで構成されるグラフの例を考えてみます。フィルタ式src.prop == 10と一致するエッジについては、元の頂点のpropプロパティが10になります。次の図に示すように、2つのエッジがフィルタ式と一致します。

図4-5 src.prop == 10と一致するエッジ

図4-5の説明が続きます
「図4-5 src.prop == 10と一致するエッジ」の説明

次の図は、フィルタを適用した結果のグラフを示します。

図4-6 簡易フィルタで作成されたグラフ

図4-6の説明が続きます
「図4-6 簡易フィルタで作成されたグラフ」の説明

頂点フィルタsrc.prop == 10は、頂点333および頂点自体に関連付けられたエッジをフィルタで除外します。