コマンドラインまたはサイレント・インストールの実行

コマンドラインからOracle Smart View for Officeをインストールできます。

さらに、管理者は、Smart ViewおよびSmart Viewの拡張機能について、サイレント・インストールを使用可能にすることができます。これは、設定を毎回指定する必要のないインストールです。インストールを自動化するために、サイレント・インストール・コマンドをスクリプトに含めることができます。

関連トピック:

始める前に

  • My Oracle SupportまたはOracle Technical Resourcesからのインストールのステップ3および4を実行して、Smart Viewのインストールzipファイルをダウンロードし、作業するフォルダ内に解凍します。

  • サイレント・インストールまたはアップグレードが実行されるマシン上ですべてのMicrosoft Officeプロセスが終了していることを確認することをお薦めします。Windowsタスク マネージャーで確認して終了するOfficeプロセスは、Excel、Word、PowerPointおよびOutlookです。

コマンドラインおよびサイレント・インストールのオプション

表2-3のオプションを使用して、コマンドラインからのSmart Viewのインストールおよびサイレント・インストールを実行します。

表2-3 Smart Viewのコマンドラインおよびサイレント・インストールのオプション

オプション 使用方法

/v "command line options"

Smart View MSIインストーラに渡されるコマンドライン・オプションを指定します。

たとえば、インストール・ディレクトリを指定するには、次を使用します。

/v "INSTALLDIR=<target_path>"

ロギングを有効にするには、次を使用します。

/v "l*v <log_file_path_and_name>"

/vパラメータに/q規則子が含まれていない場合、ラッパーは/qb+をMSIに渡します。

/s

Smart Viewインストーラをサイレント・モードで実行します。

/sフラグは/qnに変換されてMSIに渡されます。/sがすでにスクリプト内に存在する場合、/qnパラメータを指定する必要はありません。

INSTALLDIR=<target_path>

インストール・ディレクトリを指定します。

ノート:

デフォルトの場所またはインストール・パスにスペースが含まれていない場所にインストールすることをお薦めします。たとえば、C:\Program FilesC:\Program Files (x86)にインストールすることはお薦めしません

l*v <log_file_path_and_name>

ロギングを有効にします。

/vパラメータに/q規則子が含まれていない場合、ラッパーは/qb+をMSIに渡します。

/a

MSIファイルを抽出します。

/Office=64

64ビット・バージョンのSmart Viewのみをインストールまたはアンインストールします

/Office=32

32ビット・バージョンのSmart Viewのみをインストールまたはアンインストールします

/i

拡張機能のインストーラのパスを指定します。

i <path to the extension installer>

次に例を示します。

svlaunch.exe /i C:\Oracle\SmartView\extensions\SVFMJournalInstaller.svext

/extensionupdatelist=

UpdateList.xmlへのパス。

/x

Smart Viewをアンインストールします。

ノート:

  • サイレント・インストール・ラッパーは次のルールに従います。

    • /vパラメータの値をそのままMSIに渡します。

    • /sフラグは/qnに変換されてMSIに渡されます。/sがすでにスクリプト内に存在する場合、/qnパラメータを指定する必要はありません。

    • /vパラメータに/q規則子が含まれていない場合、ラッパーは/qb+をMSIに渡します。

  • サイレント・インストールは管理ユーザーのみにサポートされています。

コマンドラインまたはサイレント・インストールのオプションを使用したインストール

コマンドラインまたはサイレント・インストールを実行するには:
  1. 「管理者として実行」オプションを使用してコマンド・プロンプトを開きます。
  2. Smart Viewインストーラのあるディレクトリに移動します。
  3. 表2-3のインストール・コマンドを実行します。次に例を示します。
    • デフォルト・ディレクトリ内にインストールするには次のコマンドを実行します:

      サイレント:

      SmartView.exe /s

      コマンドライン:

      SmartView.exe
    • 別のディレクトリ内にインストールするには次のコマンドを実行します:

      サイレント:

      SmartView.exe /s /v "INSTALLDIR=<target_path>"

      次に例を示します。

      SmartView.exe /s /v "INSTALLDIR=D:\SmartView"

      コマンドライン:

      SmartView.exe /v "INSTALLDIR=<target_path>"

      次に例を示します。

      SmartView.exe /v "INSTALLDIR=D:\SmartView"
    • UpdateList.xmlの場所を指定するには、次のコマンドを実行します。

      サイレント:

      SmartView.exe /s /extensionupdatelist=<path to UpdateList.xml>

      コマンドライン:

      SmartView.exe /extensionupdatelist=<path to UpdateList.xml>
    • サイレント・インストールを実行して、インストール・シーケンスを記録するには:

      サイレント:

      SmartView.exe /s /v "INSTALLDIR=D:\SmartView /L*v c:\install.log"

      コマンドライン:

      SmartView.exe /v "INSTALLDIR=D:\SmartView /L*v c:\install.log"
    • アンインストールするには:

      サイレント:

      .\SmartView.exe /x "/s /v/qn /L*v C:\Share\installLog.log"

      コマンドライン:

      .\SmartView.exe /x "/v/qn /L*v C:\Share\installLog.log"