7.2 ジョブ
「ジョブ」メニューには、「サマリー」、「実行中」、「予測」、「履歴」という4つのオプションがあります。次に、各オプションを説明します。
サマリー
上部の「サマリー」ページには、「失敗」、「ブロック済」、「チェーン停止」、「リソース使用不可」、「中断」、「再試行スケジュール済」のジョブの合計数について概要が表示されます。ジョブ・タイルをクリックすると、対応するジョブ・リストが表形式で下に表示されます。フィルタを削除すると、スケジュール済のすべてのジョブが表示されます。
現在は、「データベース・アクション」でジョブを作成することはできません。ジョブを作成するには、Oracle SQL DeveloperまたはPL/SQL APIを使用します。
各ジョブ行の末尾には、「アクション」アイコンがあります。「アクション」をクリックすると、次のような、ジョブごとのオプションのリストが表示されます。
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実行: 特定のジョブを実行します。
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ジョブ-有効/無効: 「有効」を選択すると、そのジョブがスケジューラによって処理対象として選択されます。ジョブのステータス(有効かどうか)が「ジョブ詳細」ページに表示されます。ここでのプロパティ「有効」には「TRUE」またはFALSEが表示されます。
- 履歴
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レポート: ログの詳細、実行のステータス、実行期間、エラー(存在する場合)など、ジョブ実行の履歴をレポート形式で表示します。
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チャート: ジョブ実行の履歴を視覚的な棒グラフで表示します。実行期間および使用されたCPU時間が実行ごとに表示されます。チェーン内のジョブには、ジョブ全体の集計情報が示されます。
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ジョブ予測: ジョブ予測機能は、単一のジョブに対して(「アクション」メニューで使用可能)、または一連のジョブに対して(表のツールバーで使用可能)実行できます。一連のジョブの場合、フィルタを使用してその一連のジョブを絞り込むことができます。[Ctrl]キーを押しながらクリックしていくつかのジョブを選択すると、選択したジョブのみに対してジョブ予測が実行されます。ジョブを選択しなかった場合は、リストされているすべてのジョブに対して予測が実行されます。セットに含まれているすべてのジョブが最終的な予測に含まれるわけではありません。カレンダ(繰返し間隔)が定義されているジョブのみが含まれます。カレンダは、インラインで定義するか、スケジュール、ウィンドウまたはウィンドウ・グループを使用して定義できます。予測の完了後は、様々なズーム・レベルを選択することや、結果をスキーマ別にフィルタすることができます。
- ジョブ詳細: アクション、ジョブ・クラス、タイプ、スケジュールなどのジョブ属性を表示します。「JSON」を選択すると、JSON形式で属性が表示されます。ジョブの定義に応じて、使用済オブジェクトに関する詳細が提供されます。たとえば、使用済プログラム、PL/SQLコード、プロシージャ、プロシージャの依存性、プログラム引数、ジョブ引数、ジョブ・クラス、スケジュール、ウィンドウ、複数のウィンドウをグループにまとめたウィンドウ・グループ、ファイル・ウォッチャ、最後の開始日から1週間分の履歴を表示する履歴チャートです。
実行中
「実行中」ページには、現在実行中のジョブのリストが表示されます。
履歴
「履歴」ページには、ユーザーが使用可能なすべてのスケジューラ・ジョブの実行ログ詳細が表示されます。「履歴」ウィンドウでは、フィルタを設定してデータの量を制限できます。遅延間隔を指定することで、遅延したジョブでフィルタできます。このグリッドでは列ヘッダーのクリックによる順序付けがサポートされています。