ファイル・システムおよびストレージ

ファイル・システムおよびストレージに関連する次の機能は、Oracle Linux 9では非推奨です。

lsscsi NVMe

lsscsiを使用してNon-Volatile Memory Express (NVMe)デバイスに関する情報をリストすることは非推奨です。かわりに、nvme-clilsblkおよびblkidを使用します。

sg3_utils NVMe

sg3_utilsパッケージ内のいずれかのツールを使用してNon-Volatile Memory Express (NVMe)デバイスを操作することは非推奨です。かわりにnvme-cliを使用します。

lvm2-activation-generator

lvm2-activation-generatorプログラムと、生成される次のサービスは非推奨になりました。

  • lvm2-activation

  • lvm2-activation-early

  • lvm2-activation-net

これらのサービスをアクティブ化するために使用されていたlvm.conf event_activationは機能しなくなりました。ボリューム・グループの自動アクティブ化に使用される唯一の方法は、イベント・ベースのアクティブ化です。

PMDKライブラリ

Persistent Memory Development Kit (pmdk)は、永続メモリー・デバイスの管理およびアクセスを簡略化するためのライブラリおよびツールのコレクションです。このライブラリ・セットは非推奨です(-debuginfoパッケージを含む)。

次に示すpmdk関連のバイナリ・パッケージ(nvmlソース・パッケージを含む)は非推奨になりました:

  • libpmem

  • libpmem-devel

  • libpmem-debug

  • libpmem2

  • libpmem2-devel

  • libpmem2-debug

  • libpmemblk

  • libpmemblk-devel

  • libpmemblk-debug

  • libpmemlog

  • libpmemlog-devel

  • libpmemlog-debug

  • libpmemobj

  • libpmemobj-devel

  • libpmemobj-debug

  • libpmempool

  • libpmempool-devel

  • libpmempool-debug

  • pmempool

  • daxio

  • pmreorder

  • pmdk-convert

  • libpmemobj++

  • libpmemobj++-devel

  • libpmemobj++-doc

md-linearおよびmd-faulty MD RAIDカーネル・モジュール

次のMD RAIDカーネル・モジュールは非推奨となっています:
  • CONFIG_MD_LINEARまたはmd-linear: 1つのメンバー・ディスクが一杯になると、すべてのディスクが一杯になるまでデータが次のディスクに書き込まれるように、複数のドライブを連結します。

  • CONFIG_MD_FAULTYまたはmd-faulty: テスト目的で読取りまたは書込みエラーを返すブロック・デバイスをテストします。

sysfsの仮想データ・オプティマイザ・パラメータ

sysfsに表示される仮想データ・オプティマイザ(VDO)パラメータは、log_levelパラメータを除いて非推奨になりました。これには以下が含まれます。
  • すべてのkvdoモジュール・レベルのsysfsパラメータ

  • VDOに固有のすべての個別dm-vdo sysfsパラメータ・ターゲット

すべてのDMターゲットに共通のパラメータは変更されません。削除されたモジュール・レベルのパラメータを更新して設定されるdm-vdoターゲットの構成値は、変更できなくなります。

sysfsを使用してdm-vdoターゲットの統計および構成値にアクセスできなくなりました。ただし、これらの値には、dmsetup message statsdmsetup statusおよびdmsetup table dmsetupコマンドを使用してアクセスできます。