ネットワーク

次のネットワーク関連の機能は、Oracle Linux 9では非推奨です。

Soft-iWarp

以前のリリースのOracle Linux 9でテクノロジ・プレビューとして使用可能だったSoft-iWarpは非推奨になりました。

ネットワーク・チーム

teamdサービス、libteamライブラリ、およびネットワーク・チームの構成のサポートは、ネットワーク結合を優先するために非推奨になりました。かわりにネットワーク結合を使用する必要があります。これは、チームと同様の機能を持ち、機能拡張および更新を受け取ります。

dhcp-clientパッケージ

dhcp-clientパッケージおよびそれに含まれるdhclientツールは非推奨になり、NetworkManagerに組み込まれた内部DHCPクライアント・ライブラリが優先されます。

firewalldロックダウン

firewalldのロックダウン機能は、rootとして実行されているプロセスを許可リストに追加できないため、非推奨です。

/etc/sysconfig/network-scriptsファイル

ネットワーク構成プロファイルはifcfg形式で、/etc/sysconfig/network-scriptsディレクトリに格納されていました。この形式は非推奨です。Oracle Linux 9では、新しいネットワーク構成がキーファイル形式で/etc/NetworkManager/system-connectionsに格納されます。この形式は、NetworkManagerによって提供されるすべての接続設定で動作します。

ただし、/etc/sysconfig/network-scripts内の情報は操作可能なままで、既存のプロファイルへの変更によって古いファイルが引き続き更新されます。

iptablesフレームワーク

iptablesフレームワークが非推奨になると、iptablesバックエンドおよびdirect interfaceも非推奨になります。

したがって、次のパッケージも非推奨になります:

  • iptables-devel

  • iptables-libs

  • iptables-nft

  • iptables-nft-services

  • iptables-utils

direct interfaceを使用するかわりに、firewalldのネイティブ機能を使用して必要なルールを構成します。

PF_KEYv2カーネルAPI

PF_KEYv2 APIは、カーネルのIPsec実装を構成するために使用されます。ただし、APIはアップストリームで保守されません。したがって、このAPIは非推奨です。かわりに、netlink APIを使用します。

ネットワーク・マネージャnmcliの言語変更

Oracleはダイバーシティおよびインクルージョンに完全にコミットされているため、ネットワーク・マネージャのconnection.masterconnection.slave-typeおよびconnection.autoconnect-slaves接続プロパティ名は非推奨です。これらは、下位互換性のために残されています。ただし、かわりに次の置換語を使用することを検討してください:
  • connection.masterのかわりに、connection.controllerを使用します

  • connection.slave-typeのかわりに、connection.port-typeを使用します

  • connection.autoconnect-slavesのかわりにconnection.autoconnect-portsを使用します