仮想化

次の仮想化関連の機能は、Oracle Linux 9では非推奨です。

SHA-1を使用した署名

UEFI (PE/COFF)実行可能ファイルに対してSecureBootイメージ検証を実行するためのSHA1ベースの署名の使用は非推奨です。かわりに、SHA-2以降に基づく署名を使用します。

仮想マシン・マネージャ

非推奨の仮想マシン・マネージャ(virt-manager)のかわりに、Webコンソール(Cockpit)を使用します。

仮想マシンのスナップショット

VMのスナップショット作成サポートは、UEFIファームウェアを使用していないもののみに限定されます。ただし、この操作によってQEMUモニターがブロックされ、ハイパーバイザ操作に影響を与える可能性があります。

かわりに、外部スナップショットを使用します。

libvirtdデーモン

非推奨のlibvirtdデーモンのかわりに、libvirtライブラリのモジュラ・デーモンを使用します。たとえば、virtqemudはQEMUドライバを処理します。

仮想フロッピ・ドライバ

isa-fdcドライバは、仮想フロッピ・ディスク・デバイスを制御します。移行された仮想マシン(VM)との互換性を確保するには、後でOracle Linux 9でホストする仮想マシンでフロッピ・ディスク・デバイスを使用しないでください。

qcow2-v2形式

仮想ディスク・イメージの場合は、かわりにqcow2-v3形式を使用します。

レガシーCPUモデル

次のレガシーCPUモデルは、VMでの使用が非推奨になりました。

  • Intel®の場合: Intel® Xeon 55xxおよび75xxプロセッサ・ファミリ(Nehalemとも呼ばれる)より前のモデル

  • AMDの場合: AMD Opteron G4より前のモデル

VMが非推奨のCPUモデルを使用しているかどうかを確認するには、virsh dominfoコマンドを使用し、Messagesセクションで次のような行を探します。

tainted: use of deprecated configuration settings
deprecated configuration: CPU model 'i486'

RDMAベースのライブ・マイグレーション

このリリースでは、仮想マシンのRDMAベースのライブ・マイグレーションは非推奨になりました。

Windows 8およびWindows Server 2012ゲスト・オペレーティング・システム

次のWIndowsバージョンは、ゲスト・オペレーティング・システムとして非推奨です:
  • Windows 8

  • Windows 8.1

  • Windows Server 2012

  • Windows Server 2012 R2

これらは、Microsoftでサポートされなくなったため非推奨になりました。

iPXE用NICデバイス・ドライバ

次のデバイス・ドライバは非推奨です:
  • ipxe-romsサブパッケージ内のすべてのデバイス・ドライバ
  • ipxe-bootimgs-x86:の次のバイナリ・ファイル
    • /usr/share/ipxe/ipxe-i386.efi
    • /usr/share/ipxe/ipxe-x86_64.efi
    • /usr/share/ipxe/ipxe.dsk
    • /usr/share/ipxe/ipxe.iso
    • /usr/share/ipxe/ipxe.lkrn
    • /usr/share/ipxe/ipxe.usb

ipxe-bootimgsパッケージの次のバイナリ・ファイルを使用して、iPXEネットワーク・ブート用のNICデバイス・ドライバを提供します:

  • /usr/share/ipxe/ipxe-snponly-x86_64.efi
  • /usr/share/ipxe/undionly.kpxe

Intel vGPU

選択したIntel vGPUsを複数の仮想GPUに分割し、それらをVMに割り当てることはサポートされなくなりました。

pmemデバイス・パススルー

非揮発性メモリー・ライブラリ(nvml)パッケージは非推奨です。将来のリリースで削除されると、永続メモリー(pmem)デバイスをVMに渡すことはできません。また、揮発性メモリーまたはファイルによってバックアップされたエミュレート済NVDIMMデバイスを永続的として構成することはできませんが、デバイスは引き続き使用可能です。