ファイル・システムおよびストレージ

このOracle Linux 9リリースでは、ファイル・システムおよびストレージに関連する次の機能、拡張機能および変更が導入されています。

NVME Over Fibre Channelの検出および接続

nvme-cliユーティリティを使用すると、NVMe over Fibre Channel (NVMe/FC)対応のホスト・バス・アダプタ(HBA)を検出して接続できます。この機能の詳細は、『Oracle Linux 9: ストレージ・デバイスの管理』を参照してください。互換性のあるHBAデバイスの詳細は、https://linux.oracle.com/Component_Compatibility_Guide.pdfを参照してください。

NVMe Over Fibre Channelのインストール

Oracle Linuxのインストール時に、インストール先ウィンドウでディスクを追加する際に、NVMeファブリック・デバイス・セクションでNVMe over Fibre Channel (NVMe/FC)デバイスを選択できるようになりました。互換性のあるHBAデバイスの詳細は、https://linux.oracle.com/Component_Compatibility_Guide.pdfを参照してください。

NVMe Over Fiber ChannelのSANブート

NVMe/FCブート機能をサポートするNVMe/FCホスト・バス・アダプタでNVMe over Fibre Channel (NVMe/FC)をブートできるようになりました。NVMe/FCブート機能の有効化の詳細は、NVMe-FCホスト・バス・アダプタ(HBA)の製造元のドキュメントを参照してください。互換性のあるHBAデバイスの詳細は、https://linux.oracle.com/Component_Compatibility_Guide.pdfを参照してください。

TLSを含んだNFS

Oracle Linux 9.4でテクノロジ・プレビューとして導入された、トランスポート・レイヤ・セキュリティ(TLS)ありのネットワーク・ファイル・システム(NFS)が完全にサポートされるようになりました。この機能では、リモート・プロシージャ・コール(RPC)のトラフィックに対してTLSを有効にすることにより、NFSセキュリティが強化され、クライアントとサーバー間の通信が確実に暗号化されます。