カーネルおよびシステム・ライブラリ

次の重要な機能、機能強化および変更点が、現在のOracle Linux 9バージョンに同梱されているRed Hat Compatible Kernel (RHCK)に適用されています。

eBPFファシリティの更新

eBPFファシリティがLinuxカーネル・バージョン6.12に更新されました。

cgroupインスタンスの表示

cgroup v2の導入により、/proc/cgroupsファイルを使用してcgroupインスタンスを表示する従来の方法は適用されなくなりました。cgroup v1用に設計された/proc/cgroupsファイルは、正しい情報を提供しないため、cgroup v2では非推奨です。

cgroup v2を使用してcgroupサブシステムの数を正確に把握するために、ルートcgroupのcgroup.statファイルを使用できるようになりました。このファイルはcgroup v2/proc/cgroupsのかわりの役割を果たし、cgroupサブシステムの正しい数を提供します。

kdumpをバージョン6.10に更新

kdumpが6.10に更新されました。