ネットワーク
このOracle Linux 9リリースでは、ネットワーキングに関連する次の機能、拡張機能および変更が導入されています。
iprouteパッケージをバージョン6.11.0に更新
iprouteパッケージがバージョン6.11.0に更新されました。
主な変更には、Multiple Spanning Tree (MST)の状態およびBerkeley Packet Filter (BPF)のソケットローカル・ストレージの改善が含まれます。
NetworkManagerの前方誤り訂正
NetworkManagerで、ネットワーク・インタフェース・コントローラ(NIC)の前方誤り訂正(FEC)のエンコーディングをユーザーが構成できるようになり、ネットワークのオーバーヘッドとレイテンシが軽減されました。FECのエンコーディングを構成することで、冗長なデータ転送のオーバーヘッドを削減し、ネットワークのレイテンシを低下できるため、ネットワークのパフォーマンスと信頼性が向上します。
NetworkManagerで、DNSサーバーにルートを自動的に追加可能
NetworkManagerのipv4.routed-dnsパラメータを使用すると、正しいネットワーク・インタフェースを介してDNSサーバーにルートを自動的に追加するように、ユーザーがシステムを構成できます。この機能により、複雑なネットワーク構成であっても、DNS問合せが正しく解決されるようになります。
NetworkManagerで、ipv4.dhcp-send-hostnameをfalseにデフォルト設定可能
NetworkManagerで、すべてのIPv4接続のipv4.dhcp-send-hostnameオプションを、ユーザーがfalseに設定できるようになりました。この機能により、DHCPクライアントの動作をより詳細に制御できるため、ニーズに応じてユーザーがネットワーク構成をカスタマイズできます。このオプションは、IPv6接続でも使用できます。
NetworkManagerへのip-ping-addressesおよびip-ping-timeoutプロパティの追加
NetworkManagerが拡張されて、接続設定のip-ping-addressesおよびip-ping-timeoutプロパティが含まれるようになりました。これらのプロパティにより、特定のIPアドレスが到達可能になってからネットワーク接続をアクティブ化するようにNetworkManagerをユーザーが構成して、ネットワークの準備ができたときにのみ依存サービスが起動されるように設定できます。
NetworkManagerのDHCPクライアントのDHCPv4のIPv6-only優先オプション
DHCPv4のIPv6-only優先オプションが、NetworkManagerクライアントで使用できるようになりました。この機能により、デュアルスタック・ネットワーク内のIPv4アドレスよりもIPv6アドレスをユーザーが優先したり、IPv6を引き続き優先しながら手動で割り当てたIPv4アドレスを使用できます。このオプションは、ipv6.method disabledオプションを設定すればローカルで無効にできます。
nmstateへの、Libreswan構成のrequire-id-on-certificate設定の追加
nmstate APIに、Libreswan VPN構成のrequire-id-on-certificate設定が含まれるようになりました。この機能により、IPsec接続のサブジェクト代替名(SAN)検証をユーザーが構成して、VPN接続のセキュリティを強化できます。
xdp-toolsをバージョン1.5.1に更新
xdp-toolsパッケージがバージョン1.5.1に更新されて、様々な機能拡張およびバグ修正が含まれています。
主な変更には、XDPアクセラレーテッド・パケット転送用のxdp-forwardユーティリティの追加、およびUser Datagram Protocol (UDP)のパケット・サイズ・サポートの向上が含まれます。