7 サービス・メッシュの表示

この章では、サービス・メッシュ情報を表示する方法について説明します。

クラスタ・ノードのサービス・メッシュ・ステータスの表示

この項では、Oracle Linux Automation Managerクラスタ内のノードに関するサービス・メッシュ・ステータス情報(次を参照)を取得する手順について説明します:
  • ノードID: ノードIDは、ホストのIPアドレスである必要があります。
  • システム情報: CPU数やシステム・メモリーなど。
  • 接続: ノードが接続されているIPアドレスまたはホスト名のリストと、それらに到達するために必要なホップ数(コストとして表示されます)。コストは各顧客によって定義されます。
  • 既知のノードおよび既知のノード接続: クラスタ内のすべての既知のノードのリストと、各ノードに既知の追加の接続がリストされます。
  • ルート: このパラメータは、ノードが別のノードに接続するルートをリストします。ノードが同じ場合、ノードは直接接続されています。ノードが異なる場合、ノード間には1つ以上のホップ・ノードまたは実行プレーン・ノードが存在します。
  • ノード・サービス: コントロール・サービスは、クラスタ内のすべてのノードで実行されます。ノードのステータスを報告し、ノードで実行されている作業を監視します。
  • ノードの作業タイプ: 作業タイプは、コントロール・プレーン・ノードの場合はLocal、実行プレーン・ノードの場合はansible-runnerです。

クラスタ内の任意のホストからサービス・メッシュのステータスを表示するには、次を実行します:

  1. 次のコマンドを実行して、サービス・メッシュのステータス情報を取得します:
    sudo receptorctl  --socket /var/run/receptor/receptor.sock status
    
    たとえば、次のコマンドは、ピア関係が確立されている4ホスト・クラスタのステータスを表示します:
    sudo receptorctl  --socket /var/run/receptor/receptor.sock status
    Node ID: 192.0.121.28
    Version: +g
    System CPU Count: 4
    System Memory MiB: 15583
    
    Connection         Cost
    192.0.113.178    1
    192.0.127.70     1
    
    Known Node         Known Connections
    192.0.113.178    {'192.0.121.28': 1, '192.0.126.172': 1}
    192.0.121.28     {'192.0.113.178': 1, '192.0.127.70': 1}
    192.0.126.172    {'192.0.113.178': 1, '192.0.127.70': 1}
    192.0.127.70     {'192.0.121.28': 1, '192.0.126.172': 1}
    
    Route              Via
    192.0.113.178    192.0.113.178
    192.0.126.172    192.0.113.178
    192.0.127.70     192.0.127.70
    
    Node               Service   Type       Last Seen             Tags
    192.0.113.178    control   Stream     2022-09-02 18:06:14   {'type': 'Control Service'}
    192.0.121.28     control   Stream     2022-09-02 18:06:33   {'type': 'Control Service'}
    192.0.126.172    control   Stream     2022-09-02 18:06:20   {'type': 'Control Service'}
    192.0.127.70     control   Stream     2022-09-02 18:06:25   {'type': 'Control Service'}
    
    Node               Work Types
    192.0.113.178    ansible-runner
    192.0.121.28     local
    192.0.126.172    local
    192.0.127.70     ansible-runner
    

サービス・メッシュ・クラスタのステータスの表示

api/v2/mesh_visualizer/ APIコールまたはグラフィカル・ユーザー・インタフェースを使用すると、Oracle Linux Automation Managerからの、サービス・メッシュ・クラスタ内の各ノードのステータス情報と、各ノード間に設定されている使用可能なリンクの詳細を表示できます。

クラスタ・ノードとリンクの詳細を取得するには、次を実行します:
  1. 次のいずれかを行います:
    • リリース2.3以降でクラスタ・ノードとリンクの詳細をグラフィカルに表示するには、次にアクセスします
      https://<hostname or IP address>/#/topology_view

      前述の例では、<hostname or ip address>は、Oracle Linux Automation Managerを実行しているシステムのホスト名またはIPアドレスです。ホスト名を使用する場合は、ホストが解決可能である必要があります。

    • APIを使用してクラスタ・ノードとリンクの詳細を取得するには、次を実行します:
      1. ユーザー・アカウントでOracle Linux Automation Managerサーバーにログインします。
         https://<hostname or IP address>/api/login/
        前述の例では、<hostname or ip address>は、Oracle Linux Automation Managerを実行しているシステムのホスト名またはIPアドレスです。ホスト名を使用する場合は、ホストが解決可能である必要があります。
      2. レスポンス領域で、/api/v2リンクのいずれかをクリックして、使用可能なすべてのリソースをリストするGETリクエストを実行します。
      3. /api/v2/mesh_visualizer/リンクをクリックします。
        メッシュ・ビジュアライザのgetレスポンスが表示されます。たとえば、次のようになります:
        HTTP 200 OK
        Allow: GET, HEAD, OPTIONS
        Content-Type: application/json
        Vary: Accept
        X-API-Node: 192.0.121.28
        X-API-Product-Name: AWX
        X-API-Product-Version: 24.6.1
        X-API-Time: 0.019s
        
        {
            "nodes": [
                {
                    "id": 1,
                    "hostname": "192.0.121.28",
                    "node_type": "control",
                    "node_state": "healthy"
                },
                {
                    "id": 2,
                    "hostname": "192.0.127.70",
                    "node_type": "execution",
                    "node_state": "healthy"
                },
                {
                    "id": 3,
                    "hostname": "192.0.126.172",
                    "node_type": "hop",
                    "node_state": "healthy"
                }
            ],
            "links": [
                {
                    "source": "192.0.127.70",
                    "target": "192.0.121.28"
                },
                {
                    "source": "192.0.126.172",
                    "target": "192.0.121.28"
                },
                {
                    "source": "192.0.127.70",
                    "target": "192.0.126.172"
                }
            ]
        }