Kdumpでのクラッシュ・リカバリの概要

Kdumpは、システム障害が発生した場合にシステムを保護する、Oracle Linuxの重要な機能です。Kdumpを有効にすると、システム・メモリーの一部が永続的に予約され、後で分析するためにカーネル・クラッシュ・ダンプ情報を取得して保存します。さらに、カーネルがクラッシュした場合、kdumpは予約済システム・メモリーの一部でもある、取得済カーネルと呼ばれるクリーンで信頼性の高い2番目のLinuxカーネルを自動的に起動してシステムを保護します。

ノート:

Kdumpサービスはインストール時に最初に有効になります。インストール時にKdumpパッケージまたはサービスが構成されていない場合、管理者はパッケージをインストールして、コマンド・ラインからサービスを有効にできます。 Kdumpサービスのインストールおよび有効化の詳細は、『Oracle Linux 8: システムのモニタリングおよびチューニング』または『Oracle Linux 9: システムのモニタリングおよびチューニング』Kdumpのインストールを参照してください。
Kdumpがホスト・システムで適切に構成されている場合、Cockpit管理者はWebコンソールでKdumpアプリケーションを使用して、Kdump構成プロパティを表示および管理し、必要に応じてKdump構成をテストできます。

重要:

Kdumpの予約済メモリーの使用状況プロパティは、コマンド・ラインからのみ構成できます。 コマンドラインからの予約済メモリー使用状況プロパティの設定の詳細は、『Oracle Linux 8: システムのモニタリングおよびチューニング』または『Oracle Linux 9: システムのモニタリングおよびチューニング』カーネル・ダンプの操作を参照してください。