ストレージ・プールの作成
Webコンソールの「仮想マシン」ページを使用して、Cockpit管理者は、管理対象ホスト・システムでストレージ・プールを必要に応じて作成できます。デフォルトでは、ストレージ・プールは/var/lib/libvirt/images
ディレクトリにあります。
前提条件
- Cockpit Webコンソールがインストールされていて、アクセスできる必要があります。
詳細は、トピック「Cockpitのインストールおよび有効化」と「Cockpit Webコンソールへのログイン」を参照してください。
Cockpit-machines
アドオン・アプリケーションがWebコンソールにインストールされていることと、Oracle Linux仮想化パッケージがホスト・システムにインストールされていて有効化されていることが必要です。詳細は、「Cockpit-Machinesのインストールと仮想化の有効化」を参照してください。
ステップ
Cockpit Webコンソールを使用して、次のステップに従って管理対象ホスト・システムにストレージ・プールを作成します。
- ナビゲーション・ペインで、「仮想マシン」をクリックして、「仮想マシン」ページでストレージ・プールをクリックします。
ストレージ・プール・ページが表示されます。
- ストレージ・プール・ページで、ストレージ・プールの作成をクリックします
ストレージ・プール・ダイアログが表示されます。
- ストレージ・プール・ダイアログで、次のプロパティを指定して、「作成」をクリックします。
接続 「システム」または「ユーザー・セッション」のストレージ・プール接続を選択します。 名前 「名前」テキスト・ボックスに、ストレージ・プールの一意名を入力します。 タイプ 「タイプ」ドロップダウン・リスト・ボックスで、次のいずれかのストレージ・プール・タイプを選択します。 - ファイル・システムのディレクトリ
ホストのファイル・システムのパスが必要です。
- ネットワーク・ファイル・システム
ホストのファイル・システムのパス、ホスト名、およびエクスポートされるサーバーのディレクトリが必要です。
- ISCSIターゲット
ホストのファイル・システムのパス、ホスト名およびiSCSIターゲットIQNが必要です。
- 物理ディスク・デバイス
ホストのファイル・システムのパス、ホスト上の物理デバイス・ディスク、および形式が必要です。
- LVMボリューム・グループ。
ホスト名、iSCSIターゲットIQNおよびiSCSIイニシエータIQNが必要です。
ストレージ・プールの各タイプの詳細は、https://libvirt.org/storage.htmlを参照してください。
ターゲット・パス ノート:
「ターゲット・パス」プロパティは、LVMボリューム・グループのストレージ・プール・タイプには必要ありません。「ターゲット・パス」テキスト・ボックスで、ホスト・システムのストレージ・プールのファイル・パスを指定します。
ホストのブート時にプールを起動 次の内の1つを実行します。 - (デフォルト)このチェック・ボックスは、ホストの電源投入時にストレージ・プールを自動的に起動する場合に選択します。
- ホストの電源投入時にストレージ・プールを自動的に起動しないようにするには、このチェック・ボックスをクリアします。
新しく追加されたストレージ・プール・インスタンスは、ストレージ・プール・ページに非アクティブ化状態で表示されます。
- ファイル・システムのディレクトリ
-
ストレージ・プール・ページで、新しく追加したストレージ・プールに移動して、次のいずれかを実行します:
- [>]アイコンをクリックして、追加した新しいストレージ・プールのプロパティを表示します。
- 「アクティブ化」をクリックして、新しく追加したストレージ・プールをアクティブ化します。