メモリー、CPU、自動起動またはウォッチドッグのプロパティの編集
VM [名前]ページを使用して、Cockpit管理者は、VMインスタンスに関連付けられたメモリー、CPU、自動起動、またはウォッチドッグのプロパティにアクセスして編集できます。
前提条件
- Cockpit Webコンソールがインストールされていて、アクセスできる必要があります。
詳細は、トピック「Cockpitのインストールおよび有効化」と「Cockpit Webコンソールへのログイン」を参照してください。
- Cockpit-machinesアドオン・アプリケーションがWebコンソールにインストールされていることと、Oracle Linux仮想化パッケージがホスト・システムにインストールされていて有効化されていることが必要です。
詳細は、「Cockpit-Machinesのインストールと仮想化の有効化」を参照してください。
- ホスト・システムに1つ以上の仮想マシン・インスタンスがすでに存在していることが必要です。
ステップ
Cockpit Webコンソールを使用して、VMインスタンスに関連付けられたCPU、メモリーまたは自動起動のプロパティを表示または編集するには、次のステップを実行します。
- ナビゲーション・ペインで、「仮想マシン」をクリックして、目的の仮想マシンの名前をクリックします。
仮想マシン[VM名]ページが表示されます。
-
仮想マシン[VM名]ページで、「概要」セクションに移動して、次の構成可能なプロパティを表示または編集します:
メモリー 選択したVMインスタンスのメモリー割当てプロパティを表示または編集するには、次の操作を実行します: - メモリーの編集リンクをクリックします。
- メモリー調整ダイアログで、メモリー割当てのプロパティを表示するか必要に応じて編集します。
- 変更を保存するには、「保存」をクリックします。保存した変更を適用するには、VMゲストを再起動します。
関連情報:
- VMインスタンスの起動、停止、削除または割込み
- 『Oracle Linux: KVMユーザー・ガイド』の「メモリー割当ての構成」。
vCPU 選択したVMインスタンスの仮想CPU割当て数を表示または編集するには、次の操作を実行します: - vCPUの編集リンクをクリックします。
- vCPUの詳細ダイアログで、vCPU数割当てのプロパティを表示するか必要に応じて編集します。
- 変更を保存するには、「保存」をクリックします。保存した変更を適用するには、VMゲストを再起動します。
関連情報:
- VMインスタンスの起動、停止、削除または割込み
- 『Oracle Linux: KVMユーザー・ガイド』の「仮想CPU数の構成」。
- Oracle Linux KVMのハード・パーティション化のOracle Linux KVMのCPUトポロジの理解(https://www.oracle.com/a/ocom/docs/linux/ol-kvm-hard-partitioning.pdf)
CPUタイプ 選択したVMインスタンスの「CPUタイプ」プロパティを編集するには、次の操作を実行します: - CPUの編集リンクをクリックします。
- 「CPUタイプ」詳細ダイアログで、KVMホストと互換性のある仮想CPUモードを設定します。例:
ホスト。このモードを選択すると、ホストCPUのモデルがVMゲスト定義にコピーされます。詳細は、libvirtのアップストリームWebサイトを参照してください。
ホスト・パススルー。このモードを選択すると、ホストCPUと同じCPUがVMゲストに提供されます。
カスタム。クラスタ内の異なるホスト間で移行可能な正規化CPUを定義する適切なカスタム・モードを選択します。
ノート:
ライブのVM移行を実行する場合、CPUタイプはターゲットKVMホストとの互換性があることが必要です。 - 「保存」をクリックして変更を保存し、VMゲストを再起動して保存した変更を適用します。CockpitでVMゲストを再起動する方法の詳細は、「VMインスタンスの起動、停止、削除または割込み」を参照してください
自動起動 選択したVMインスタンスの「自動起動」プロパティを編集するには、次の操作を実行します: - 「自動起動」オプションを有効または無効にします。
有効にすると、ホスト・システムの起動時にVMゲストOSが自動的に起動されます。
ウォッチドッグ ノート:
この機能は、KVMスタックがUSBリダイレクトまたはPCIパススルーに完全に対応している場合にのみ機能します。
要件: このオプションは、1)ウォッチドッグ・デバイス・ドライバがインストールされていること、2)ウォッチドッグ・サービスが有効化されていて起動されていることが必要になります。 詳細は、『Oracle Linux 8: コア・システム構成の管理』または『Oracle Linux 9: コア・システム構成の管理』のウォッチドッグ・サービスの構成を参照してください。
選択したVMインスタンスにウォッチドッグのアクションを指定するには、次の操作を実行します:- ウォッチドッグの追加リンクをクリックします。
- ウォッチドッグ・ダイアログで、システムが応答を停止した場合に実行するアクションを指定します。
- 「追加」をクリックします。