ソフトウェアRAIDデバイスの構築と管理

RAIDはRedundant Array of Independent Drivesの略です。RAID構成では、2つ以上の個別のドライブが組み合されて、単一の論理ストレージ・ユニットまたはドライブとして機能します。RAIDの利点は、データを安全に保ち、データ・アクセスのパフォーマンスが向上することです。RAID環境では、選択したRAIDレベルに応じて、データが様々な方法でボリュームに分散されます。合計6つの異なるRAIDレベルが用意されており、それぞれのレベルで速度とセキュリティのバランスについて異なる長所と短所があります。

Oracle LinuxカーネルはMultiple Device (MD)ドライバを使用して、LinuxソフトウェアのRAID構成をサポートします。ホスト・システムでソフトウェアRAIDデバイスを構築および管理する必要がある管理者は、Cockpit Webコンソールを使用することで、これを実行できます。詳細は、次のトピックを参照してください。

ノート:

また、管理者はコマンド・ラインを使用して、RAIDデバイスを作成および管理することもできます。 RAID構成の詳細は、『Oracle Linux 8: ストレージ・デバイスの管理』または『Oracle Linux 9: ストレージ・デバイスの管理』のソフトウェアRAIDの操作を参照してください。