ポッド・グループの作成

Podman Webコンソール・ページを使用して、Cockpitユーザーは空のポッド・グループを作成できます。ポッド・グループを作成すると、ユーザーはポッド・グループ内のコンテナを追加したり、管理できます。

前提条件

ステップ

Cockpit Webコンソールを使用して、次のステップに従ってポッド・グループを作成します。

  1. Cockpitのナビゲーション・ペインで、「Podman」をクリックします。

    「Podman」ページが表示されます。

  2. 「Podman」ページで、「コンテナ」表に移動し、ポッドの作成をクリックします。

    ポッドの作成ダイアログが表示されます。

  3. ポッドの作成ダイアログで、次のプロパティを指定して、「作成」をクリックします。
    名前 デフォルトでは、システムが提示するコンテナ名が「名前」テキスト・ボックスに表示されます。この名前を維持するか、削除してから新しい名前を指定します。
    所有者 次の「所有者」のオプションは、管理者またはrootの権限を持つユーザーにのみ表示されます。
    • システム: システム所有権のポッド・グループを作成する場合に選択します。
    • ユーザー: ローカル・ユーザー所有権のポッド・グループを作成する場合に選択します。

    ノート:

    ローカル・ユーザー所有権のポッド・グループは、アクセス権限に制限があるCockpitユーザーに対してデフォルトで作成されます。root以外のユーザーとしてポッドまたはコンテナを実行する方法の詳細は、「非管理者コンテナの特別な考慮事項」を参照してください。
    ポート・マッピング(オプション) ポート・マッピングのプロパティを使用して、ポッド・グループのコンテナとホスト・システムの間のポート・マッピングを設定します。ポート・マッピングを指定することで、ホスト・コンテナ内で実行しているサービスを公開します。
    ポート・マッピングを設定するには、次の手順を実行します:
    1. ポート・マッピングの追加をクリックします。ポート・マッピングの追加ダイアログが表示されます。
    2. IPアドレス、ホスト名およびコンテナ・ポートを入力します。
    3. ドロップダウン・リスト・ボックスから、プロトコルを選択します。

    ポート・マッピングの構成の詳細は、『Oracle Linux: Podmanユーザー・ガイド』の「コンテナのポート・マッピングの構成」を参照してください。

    ボリューム(オプション) 「ボリューム」のプロパティを使用して、ホスト・システムのファイル・システム領域をポッド・グループのコンテナと共有します。
    ストレージ・ボリュームのプロパティを構成するには、次の手順を実行します:
    1. ボリュームの追加をクリックします。ボリュームの追加ダイアログが表示されます。
    2. ホスト・パスとコンテナ・パスを入力します。
    3. (オプション)書込み可能ボリュームを作成する場合は、「書込み可能」チェック・ボックスを選択します。
    4. 「SELinux」ドロップダウン・リストで、「ラベルなし」、「共有」または「プライベート」のいずれかのオプションを選択します。

    ボリュームの詳細は、コンテナでのボリュームの使用を参照してください。

    PodmanによるSELinuxの構成の詳細は、『Oracle Linux: Podmanユーザー・ガイド』のコンテナ内のSELinux権限の設定を参照してください。

    空のポッド・グループが作成され、「コンテナ」表に表示されます。ポッド・グループにコンテナを追加するには、「ポッド・グループへのコンテナの追加」を参照してください。