0.4.2 (2013年12月20日)
カーネル・リリース:
3.8.13-22.el6uek
新機能:
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カーネル・モジュールのSDTプローブ・ポイントがサポートされるようになりました。
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vtimestamp D変数が実装されました。
バグ修正:
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実行中のdtraceをkill -9で強制終了しても、ustack()、usym()、uaddr()またはumod)の副作用として捕捉された制御端末がないプロセスで、ブレークポイントが未処理になることがなくなります。副作用として、このようなプロセスでのシンボル解決はそれほど正確ではなくなります。dtrace -pを介して制御端末がないプロセスを捕捉すると、ブレークポイントの再削除と引換えにこれらのプロセスの完全なシンボル解決精度が復元されます。制御端末を持つプロセスは、以前のリリースと同様に処理されます。
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マルチスレッド・プロセスのustack()、usym()、uaddr()およびumod()によるシステムのクラッシュ、カーネルのエラー、プローブされているプロセスのハング、dtrace(1)自体のクラッシュ、dtraceまたはシステムのファイルハンドルからの全体としての実行がなくなります。
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モニター対象のプロセスが同時に停止している間に、SIGINTを使用してdtraceを中断すると、永続的にハングするのではなく、停止するようになりました。
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dtraceのシンボル解決パスが、参照中にプロセスが停止したときに発生する可能性のある様々な問題に対して装備されます。
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マルチスレッド・プロセスに対してpidとppidが正しく導出され、スレッドおよびスレッド・グループのリーダーではなく、それぞれPOSIX pidと親を指すようになりました。
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モジュールの開始位置にあるカーネル・シンボルを解決しても、dtraceユーザー・スペースが初期化されていないメモリーをポインタとして間接参照しなくなりました。