0.4.3 (2014年5月1日)
カーネル・リリース:
3.8.13-33.el6uek
新機能:
-
タイマー・ベースのprofile-*プローブ(プロファイル・プロバイダ)。これらのプローブは、UEK3カーネル(3.8.13-32以上)の普及している循環サポートを使用して、アクティブなCPUごとに特定の頻度/間隔でプローブを起動します。
バグ修正:
-
プロセス処理におけるメモリー割当て、不足および超過のバグがいくつか修正されました。十分に精巧な仕掛けを使用すれば、ローカル・ユーザーがこれを利用して、特殊なELF実行可能ファイルを巧みに作成および実行したり、dtraceがこれらにアタッチするように調整できる場合があります。
-
pid変数とppid変数が、PIDのユーザー・スペースの概念(スレッド・アプリケーション用)と同じではないカーネル・タスクPIDに基づいて報告されていました。(より正しく)スレッド・グループID (tgid)を渡すようになりました。
-
ユーザー・スペースはスレッド・カーネル・レベルpidを認識しないため、ustack、usymなどの結果でtgidも渡すようになりました。最初のスロットでtgidを、2番目のスロットで(カーネル) pidを渡します。
-
タスクのスタックへのアクセス中のロック、スタック検出および潜在的なページ・フォルトを処理するために、dtrace_getufpstack()実装が大幅に修正されました。
既知の問題点:
-
以前のコードの変更によって、すべてのメモリー割当てリクエストの障害がチェックされるようになったため、主バッファ割当ての自動サイズ動作のテストでは、バッファ・サイズを減らして操作を続行するのではなく、dtraceユーティリティによる処理が中止されます。これは、今後のリリースで対処される全体的に害のないリグレッションです。