2.0.0-1.9 (2021年12月8日)
スタンドアロンのユーザー・スペース実装の9番目のエラータ。
これは、機能が制限されたプレリリースです。
新機能:
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rand()サブルーチンが実装されました。
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ftruncate()サブルーチンが実装されました。
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basename()およびdirname()サブルーチンが実装されました。
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スレッド・ローカル記憶域(TLS)変数が実装されました。現在、索引付けされていない変数のみがサポートされています。
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strtok()サブルーチンが実装されました。
廃止された機能:
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ctf_module_dumpツールが削除されました。これは今後必要ありません。
バグ修正:
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substr()およびstrjoin()サブルーチンは、結果文字列長を文字列長の接頭辞に正しく格納するようになりました。
内部変更:
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開発レベルの診断を向上させるために、コード・ジェネレータの一時文字列(tstring)のサポートが改善されました。
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代入および三項式を正しく処理するために、一時文字列のライフサイクル処理が更新されました。
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substr()およびstrjoin()サブルーチンが修正され、より最適化された実装が提供されるようになりました。
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トレース出力バッファに文字列値を格納するために、より効率的なコードが新しく生成されます。
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libdtraceで汎用のハッシュテーブル(htab)が改善されました。
テストスイートの変更:
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libdtrace-ctfとlibctfの間のCTFエラー・メッセージの違いに対処するために、様々なテストに結果ポストプロセッサが追加されました。
既知の問題点:
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ネストされた複雑な式によって、コード・ジェネレータの使用可能なレジスタが不足する可能性があります。これは、レジスタのライフサイクル追跡に関する既知の問題です。