uaddr

指定したアドレスのシンボルを出力します。

_usymaddr uaddr(uintptr_t)

uaddr関数は、ustackが提供するものと同じシンボル解決を可能にする、16進オフセットを含む、指定されたアドレスのシンボルを出力します。

例7-60 uaddrを使用してアドレスのシンボルを取得する方法

この例では、uaddr関数を使用して、dateコマンドの実行時に、各openatシステム・コールのシンボルを戻す方法を示します。この節は、プロセスIDがターゲット・プロセスと一致するかどうかを確認することを前提としています。組込みのucaller変数は、プローブの起動時にスレッドの場所へのポインタを取得するために使用されます。
sudo dtrace -n syscall::openat:entry'/pid == $target/{usym(ucaller);}' -c 'date'

次のような出力が生成されます:

CPU     ID                    FUNCTION:NAME
  5 147861                     openat:entry   libc.so.6`_nl_find_locale                         
  5 147861                     openat:entry   0x0                                               
Mon 20 Feb 18:11:30 GMT 2023