ufunc
指定したユーザー空間アドレスのシンボルを出力します。usym
の別名です。
_usymaddr ufunc(uintptr_t)
ufunc
関数は、指定されたユーザー空間アドレスに対応するシンボルを出力する、データ記録関数です。func
関数はusym
の別名です。
例7-61 usymを使用してアドレスのシンボルを取得する方法
この例では、usym
関数を使用して、dateコマンドの実行時に、各openat
システム・コールのシンボルを戻す方法を示します。この節は、プロセスIDがターゲット・プロセスと一致するかどうかを確認することを前提としています。組込みのucaller
変数は、プローブの起動時にスレッドの場所へのポインタを取得するために使用されます。sudo dtrace -n syscall::openat:entry'/pid == $target/{usym(ucaller);}' -c 'date'
次のような出力が生成されます:
CPU ID FUNCTION:NAME
2 147861 openat:entry libc.so.6`_nl_find_locale
Mon 20 Feb 18:12:58 GMT 2023
2 147861 openat:entry 0x0