実行時オプション
実行時オプションでは、DTraceユーティリティの動作を制御できます。
-
aggsize=<size> -
実行時オプション。集積体のバッファ・サイズを設定します。
-
bpflog=<size> -
実行時オプション。BPF検証ログのレポートを強制します(検証が成功した場合でも)。
-
bpflogsize -
実行時オプション。BPF検証ログの最大サイズを設定します。
-
bufsize=<size> -
実行時オプション。主バッファのサイズを設定します。 デフォルトのバッファ・サイズは4MBに設定されています。 このオプションは、dtrace -bを実行するのと同じです。
-
cleanrate=<time> -
実行時オプション。クリーニング率を設定します。
-
cpu=<scalar> -
実行時オプション。トレースを特定のCPUに制限します。
-
destructive -
実行時オプション。破壊的関数の実行を許可します。 このオプションは、dtrace -wを実行するのと同じです。
-
dynvarsize=<size> -
実行時オプション。動的変数のスペース・サイズを設定します。
-
lockmem -
実行時オプション。ロックされたページの制限を設定します。 これは、デフォルトで
unlimitedに設定されます。 -
maxframes=<scalar> -
実行時オプション。カーネルによって報告されるスタック・フレームの最大数を設定します。
-
noresolve -
実行時オプション。ユーザー空間のシンボルの自動解決を無効にします。
-
nspec=<scalar> -
実行時オプション。投機の数を設定します。
-
pcapsize=<size> -
実行時オプション。パケット・データ・キャプチャの最大サイズを設定します。
-
scratchsize=<size> -
実行時オプション。DTraceスクラッチ・メモリーの最大サイズを設定します。 DTraceの関数には、使用可能なスクラッチ・メモリーが必要になるものがあります。 たとえば、
alloca()関数を使用してプログラムでメモリーを割り当てるときには、そのためにスクラッチ・メモリーが使用されます。 スクラッチ・メモリーは、節の処理中にのみ有効で、節の処理が終了すると解放されます。 十分なスクラッチ・メモリーがないと、DTraceスクリプト内の関数はエラーを返して、節の残りの処理が失敗する可能性があります。 デフォルト値は256バイトです。 -
specsize=<size> -
実行時オプション。投機バッファのサイズを設定します。
-
stackframes=<scalar> -
実行時オプション。スタック・フレームの数を設定します。 デフォルト値は20です。
-
statusrate=<time> -
実行時オプション。ステータス・チェックのレートを設定します。
-
strsize=<size> -
実行時オプション。文字列のサイズを設定します。 デフォルト値は256です。
-
ustackframes=<scalar> -
実行時オプション。ユーザーランド・スタック・フレームの数を設定します。 デフォルト値は100です。