- Kspliceユーザーズ・ガイド
- Ksplice Uptrackクライアントの使用方法
- Ksplice Uptrackクライアントの構成
Ksplice Uptrackクライアントの構成
/etc/uptrack/uptrack.conf
の値を編集します。
- プロキシ・サーバーを使用してUptrackサーバーにアクセスするようにクライアントを構成する
Ksplice UptrackクライアントとKsplice拡張クライアントの両方の構成ファイルは、
/etc/uptrack/uptrack.conf
です。このファイルを変更すると、プロキシ・サーバーの構成、起動時の更新の自動インストール、および新しい更新の自動適用を行うことができます。システムがKsplice Uptrackリポジトリに登録されている場合、クライアントは
https://updates.ksplice.com:443
に接続してUptrackサーバーと通信します。ポート443を介して接続できるようにファイアウォールを構成するか、プロキシ・サーバーを使用するようにクライアントを構成できます。プロキシ・サーバーを使用するようにクライアントを構成するには、/etc/uptrack/uptrack.conf
ファイルに次のエントリを設定します。https_proxy = https://proxy_URL:https_port
- Ksplice更新の自動インストールの構成
Kspliceの更新がシステムで使用可能になると、ユーザーは電子メール通知を受信します。
使用可能になると同時にすべての更新を自動的にインストールするようにクライアントに指示するには、
/etc/uptrack/uptrack.conf
ファイルに次のエントリを設定します。autoinstall = yes
ノート:
更新の自動インストールを有効にしても、Kspliceクライアント自体は自動的に更新されません。dnfコマンドを使用してKspliceソフトウェアをアップグレードできる場合、オラクルはユーザーに電子メールで通知します。
- 再起動時の更新を構成する
autoinstall
エントリ値をyes
に設定すると、起動時に更新も自動的にインストールされます。システムを起動すると、/etc/init.d/uptrack
スクリプトによって、インストールされたKsplice更新が再適用されます。使用可能なすべての更新を起動時にインストールするには、
/etc/uptrack/uptrack.conf
ファイルの次のエントリを非コメント化します。upgrade_on_reboot = yes
ノート:
ユーザー・スペース更新用の
upgrade_on_reboot
設定は実装されていません。