KVM管理: デプロイメント・オプション
Oracle Linuxには、次のKVMデプロイメント管理オプションがあります:
スタンドアロンKVMハイパーバイザ | このKVMオプションでは、Oracle Linuxカーネルをハイパーバイザとして使用するための一連のモジュールが提供されます。KVMは、x86_64とaarch64の両方のプロセッサ・アーキテクチャで使用できます。また、Red Hat Compatible Kernel (RHCK)またはUnbreakable Enterprise Kernel (UEK)を使用するOracle Linux 7、Oracle Linux 8およびOracle Linux 9システムで使用できます。
デフォルトでは、KVMはカーネルに組み込まれています。KVMの機能は積極的に開発されており、プラットフォームとカーネルのリリースによって異なる場合があります。このガイドでは、KVMハイパーバイザ・オプションの使用方法について説明します。 Oracle UEKユーザーには、デフォルトのカーネル・バージョンまたはKVMデプロイメント用のOracleカーネル・バージョンのいずれかを使用するオプションがあります。最後に、UEKユーザーは必要に応じてKVMスタックを切り替えることができます。各Linuxリリースで使用可能な仮想化パッケージの詳細は、「KVMリポジトリおよびチャネル: YumおよびULN」を参照してください。KVMスタックの切替えの詳細は、「KVMスタックの切替え」を参照してください。 ノート: UEKユーザーの場合、カーネル・バージョンのリリース・ノートを参照して、KVMの機能および該当する可能性のある既知の問題の詳細を確認することもできます。これらのタイプの詳細は、Unbreakable Enterprise Kernelのドキュメントを参照してください。ノート: Cockpit Webコンソールでは、コマンドライン・インタフェースを使用してホスト上のKVMインスタンスを管理するかわりに、KVMおよびlibvirtd とやり取りするためのグラフィカル・インタフェースが提供されます。Cockpit Webコンソール・インタフェースを使用した、システムでのVMの設定の詳細は、『Oracle Linux: Cockpit Webコンソールの使用』を参照してください。
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管理対象のKVMサーバーの仮想化 | このKVMオプションは、Oracle Linuxのエンタープライズ環境またはクラスタ化されたKVMデプロイメント環境用です。これらのKVM環境では、サーバー仮想化管理プラットフォームであるOracle Linux Virtualization Managerの使用を検討してください。
Oracle Linux Virtualization Managerの管理ポータルまたは仮想マシン(VM)ポータルを使用して、ホスト、VM、ストレージ、ネットワーク、ネットワーク、ユーザーなどのOracle Linux KVM環境を構成、監視および管理できます。また、Oracle Linux Virtualization Managerは、Oracle Linux KVMインフラストラクチャを管理するためのREST APIを提供しているため、Oracle Linux Virtualization Managerを他の管理システムと統合したり、スクリプトで反復タスクを自動化することもできます。 Oracle Linux Virtualization Managerの使用方法の詳細は、Oracle Linux Virtualization Managerのドキュメント(https://docs.oracle.com/en/virtualization/oracle-linux-virtualization-manager/)を参照してください。 |