ソフトウェアの自動更新

DNF自動ツールは、最新のセキュリティ・パッチおよびバグ修正でシステムを自動的に更新するために使用できる追加パッケージとして提供されます。このツールは、更新の通知を提供し、更新をダウンロードして、systemdタイマーを使用して自動的に更新をインストールできます。

詳細は、dnf-automatic(8)マニュアル・ページを参照してください。

重要:

Oracle Kspliceを使用すると、再起動することなく、Oracle Linuxカーネルに常にパッチを適用して、最新の状態に保つことができます。Oracle Linux Supportのお客様にとって、Kspliceはシステムの安全性、セキュリティ、最新の状態を維持するために不可欠なツールです。詳細は、『Oracle Linux: Kspliceユーザーズ・ガイド』を参照してください。

  1. dnf-automaticパッケージをインストールします。
    sudo dnf install -y dnf-automatic
  2. systemd dnf-automatic.timerタイマー・ユニットを有効にして、このサービスの使用を開始します。
    sudo systemctl enable --now dnf-automatic.timer
    オプションで、他のタイマー・ユニットを実行してデフォルト構成をオーバーライドします。多くの場合、そのようなタイマー・ユニットは、特定の動作を実行するための便利なショートカットとして使用されます。
    • dnf-automatic-notifyonly.timer: 使用可能な更新について通知します

    • dnf-automatic-download.timer: パッケージの更新をダウンロードしますが、インストールしません

    • dnf-automatic-install.timer: パッケージの更新をダウンロードして自動的にインストールします

    必要な動作を有効にするには、次のコマンドを実行します。

    sudo systemctl enable --now dnf-automatic-install.timer         
  3. DNF自動ツールを構成する場合は、/etc/dnf/automatic.conf構成ファイルを編集してからタイマー・ユニットを再起動します。