2.1 ワークスペース管理の理解
「ワークスペース管理」を使用して、ワークスペースの監視と管理を行います。
ノート:
多くの構成オプションは、ワークスペース・レベルとインスタンス・レベルの両方で使用できます。通常、インスタンス・レベルの設定は、ワークスペース管理にある同様の設定をオーバーライドします。
- ワークスペース管理者の概要
ワークスペース管理者は、開発者が利用できるすべての権限および特権を持ち、ワークスペースに固有の管理者タスクを管理します。 - 「ワークスペース管理」ページへのアクセス
「ワークスペース管理」ページを使用してワークスペースを監視および管理します。 - 「ワークスペース管理」ページ
「ワークスペース管理」ページを使用して、サービス・リクエストの管理、ユーザーおよびグループの管理、アクティビティの監視、ダッシュボードの表示、使用状況レポートの表示、パスワードの変更、対話モード・レポートの設定の管理、エクスポート・リポジトリの管理、新規ワークスペースのリクエストを行います。 - パスワードのリセット
パスワードをリセットするには、「ワークスペース管理」ページ内の「タスク」で「パスワードの変更」をクリックします。 - 製品リリースおよび環境情報の表示
APEXについてのページにアクセスして、APEXのリリース番号、ワークスペース名、環境の詳細、データベース情報などの基本的な製品情報を表示します。 - 現在のワークスペースのエクスポート・ファイルの管理
「エクスポート・リポジトリの管理」を使用して、現在のワークスペースのエクスポート・ファイルを管理します。 - 保存された対話モード・レポートの管理
保存された対話モード・レポートの表示と削除、および対話モード・レポートのサブスクリプションの管理を行います。 - ワークスペース・サマリーの表示
「ワークスペース使用率」レポートを使用して、現在のワークスペースの包括的なサマリー(スキーマ、アプリケーション、SQLワークショップのスクリプトと結果、チーム開発の詳細、アプリケーション・アクティビティ、開発者アクティビティ、データベース・オブジェクトの数など)を表示します。 - 「ワークスペース管理」でのワークスペースのリクエスト
「ワークスペース管理」ページでワークスペースをリクエストします。
親トピック: ワークスペースおよびアプリケーションの管理
2.1.1 ワークスペース管理の概要。
ワークスペース管理者は、開発者が利用できるすべての権限および特権を持ち、ワークスペースに固有の管理者タスクを管理します。
Oracle APEXでは、ユーザーはワークスペースという作業用の共有領域にサインインします。ワークスペースでは、オブジェクト、データおよびアプリケーションをプライベートに保持しながら、同一のAPEXのインストール内で複数のユーザーが作業できます。この柔軟なアーキテクチャによって、単一のデータベース・インスタンスで何千ものアプリケーションを管理できます。
ワークスペース内では、エンド・ユーザーは既存のデータベースまたはWebシート・アプリケーションのみ実行できます。開発者は、アプリケーションの作成と編集、ワークスペース・アクティビティの監視、ダッシュボードの表示が可能です。APEXには、2つの管理者ロールが含まれています。
- ワークスペース管理者は、ワークスペースに固有の管理タスクを実行するユーザーです。
- インスタンス管理者は、複数のワークスペースが含まれている可能性のある、ホスティングされたAPEXインスタンス全体を管理するスーパーユーザーです。
ワークスペース管理者は、パスワードのリセット、製品情報と環境情報の表示、エクスポート・リポジトリの管理、保存された対話モード・レポートの管理、ワークスペース・サマリー・レポートの表示、Webシート・データベース・オブジェクトの管理を行うことができます。また、ワークスペース管理者は、サービス・リクエストの管理、ワークスペース・プリファレンスの構成、ユーザー・アカウントの管理、ワークスペース・アクティビティの監視、ログ・ファイルの表示も行います。
親トピック: ワークスペース管理の理解
2.1.2 「ワークスペース管理」ページへのアクセス
「ワークスペース管理」ページを使用して、ワークスペースの監視と管理を行います。
ヒント:
「管理」メニューから、または「ワークスペース管理」ホームページでオプションをクリックすることにより、多くのワークスペース管理機能にアクセスできます。
「ワークスペース管理」ページにアクセスするには:
参照:
親トピック: ワークスペース管理の理解
2.1.3 「ワークスペース管理」ページ
「ワークスペース管理」ページを使用して、サービス・リクエストの管理、ユーザーおよびグループの管理、アクティビティの監視、ダッシュボードの表示、使用状況レポートの表示、パスワードの変更、対話モード・レポートの設定の管理、エクスポート・リポジトリの管理、新規ワークスペースのリクエストを行います。
「システム・メッセージ」リージョン
「システム・メッセージ」リージョンは、ページ上部に表示されます。管理者は、このリージョンを使用して、インスタンス内の他のユーザーとやり取りできます。「システム・メッセージの定義」を参照してください。
「ワークスペース管理」のアイコン
「ワークスペース管理」ページの上部には、次のアイコンが表示されます。
- サービスの管理。サービス・リクエスト(スキーマのリクエスト、記憶域のリクエスト、サービスの終了など)の管理およびワークスペース・プリファレンスの構成、お知らせの編集、使用状況のレポートとログ・ファイルの表示、およびセッション・ステートの管理を行います。「サービスの管理」ページを参照してください。
- ユーザーとグループの管理。Oracle APEXユーザー・アカウントおよびユーザー・グループを管理します。ワークスペースでのユーザーの管理を参照してください。
- アクティビティのモニター。ページ・ビュー、開発者アクティビティ、アクティブなセッションの監視、ページ・ビューの分析およびレポート、ブラウザ使用状況やクリック回数、ユーザー・ログイン・レポートなどの環境レポートの表示などを行います。ワークスペース内のアクティビティの監視を参照してください。
- ダッシュボード。現在のワークスペースの詳細の表示や、ユーザー、アクティビティ、開発者アクティビティ、パフォーマンス、データベース・アプリケーション開発の監視、およびデータベースの詳細の表示を行います。「ワークスペース・ダッシュボードの表示」を参照してください。
- 使用状況のレポート。現在のワークスペースの包括的なサマリー(スキーマ、アプリケーション、SQLワークショップのスクリプトと結果、チーム開発の詳細、アプリケーション・アクティビティ、開発者アクティビティ、データベース・オブジェクトの数など)を表示します。「ワークスペース・サマリーの表示」を参照してください
ワークスペース・メッセージ
「ワークスペース・メッセージ」リージョンは、ワークスペース管理ページ上部のアイコンのすぐ下に表示されます。このリージョンを使用して、他のユーザーに情報を伝達します。「ワークスペース・メッセージの定義」を参照してください。
「タスク」リージョン
「タスク」リージョンは、「ワークスペース管理」ページの右側に表示され、次のリンクがあります。
- パスワードの変更。「プロファイルの編集」ページの「パスワードの変更」セクションにリンクします。パスワードのリセットを参照してください。
- APEXについて。基本的な製品情報をリストする「情報」ページにリンクします。製品リリース情報および環境情報の表示を参照してください。
- ユーザー・グループの管理。「ユーザー・グループ」ページにリンクします。ワークスペース管理者は、権限の分類および管理にグループを使用できます。グループを使用したOracle APEXユーザーの管理を参照してください。
- ユーザーの作成。ワークスペース管理者が新規ユーザーを作成できるフォームにリンクします。「ユーザー・アカウントの作成」を参照してください。
- 複数ユーザーの作成。ワークスペース管理者は複数のユーザーを一度に作成できます。複数ユーザーの同時作成を参照してください。
- 複数ユーザーの削除。ワークスペース管理者は複数のユーザーを一度に削除できます。複数ユーザーの同時削除を参照してください。
- 対話モード・レポートの設定の管理。ワークスペース管理者は保存されたレポートおよびサブスクリプションを管理できます。「保存された対話モード・レポートの管理」を参照してください。
- エクスポート・リポジトリの管理。「エクスポート・リポジトリの管理」に対して表示されます。現在のワークスペースのファイルを管理するには、「エクスポート・リポジトリの管理」ページを使用します。現在のワークスペースのエクスポート・ファイルの管理を参照してください。
- 新規ワークスペースのリクエスト。ワークスペース管理者がワークスペースのリクエスト・ウィザードを使用して新規ワークスペースを手動でリクエストできるようにします。「ワークスペース管理」でのワークスペースのリクエストを参照してください。
親トピック: ワークスペース管理の理解
2.1.4 パスワードの再設定
パスワードをリセットするには、「ワークスペース管理」ページ内の「タスク」で「パスワードの変更」をクリックします。
管理ページからパスワードを再設定するには:
ヒント:
「管理」メニューと「ワークスペース管理」ホームページの両方から多くのワークスペース管理機能(パスワードの変更など)にアクセスできます。一貫性を保つために、このセクションでは「ワークスペース管理」ホームページにユーザーをナビゲートします。
親トピック: ワークスペース管理の理解
2.1.5 製品リリース情報および環境情報の表示
APEXについてのページにアクセスして、APEXのリリース番号、ワークスペース名、環境の詳細、データベース情報などの基本的な製品情報を表示します。
APEXについてのページを表示するには:
親トピック: ワークスペース管理の理解
2.1.6 現在のワークスペースのエクスポート・ファイルの管理
現在のワークスペースのエクスポート・ファイルを管理するには、「エクスポート・リポジトリの管理」を使用します。
「ワークスペース管理」の「エクスポート・リポジトリの管理」ページを使用して、エクスポート・ファイルをダウンロードまたは削除します。
エクスポート・リポジトリの管理ページにアクセスするには:
参照:
- ワークスペースのエクスポートおよびインポート
- Oracle APEXアプリケーション・ビルダー・ユーザーズ・ガイドのアプリケーションおよびアプリケーション・コンポーネントのエクスポート、エクスポート・ファイルのインポートおよびエクスポート・ファイルのインストール
親トピック: ワークスペース管理の理解
2.1.7 保存された対話モード・レポートの管理
保存された対話モード・レポートの表示と削除、および対話モード・レポートのサブスクリプションの管理を行います。
- 保存された対話モード・レポートについて
APEXには、プライマリ・デフォルト、代替レポート、パブリック・レポート、プライベート・レポートの4つの種類の保存された対話モード・レポートが含まれます。開発者とエンド・ユーザーの両方が対話モード・レポートを保存できます。ただし、最初に表示されるレポート(プライマリ・デフォルトと呼ばれる)を保存したり、代替レポートを作成できるのは、開発者のみです。 - 保存された対話モード・レポートの表示と削除
「保存されたレポート」ページで保存された対話モード・レポートの表示と削除を行います。 - 対話モード・レポートのサブスクリプションの管理
エンド・ユーザーはレポートをサブスクライブすることで、レポートの更新バージョンを受信できます。ワークスペース管理者はサブスクリプション・ページでこのサブスクリプションを表示して管理できます。
参照:
Oracle APEXアプリケーション・ビルダー・ユーザーズ・ガイドのレポートの開発
親トピック: ワークスペース管理の理解
2.1.7.1 保存された対話モード・レポートの概要
APEXには、プライマリ・デフォルト、代替レポート、パブリック・レポート、プライベート・レポートの4つの種類の保存された対話モード・レポートが含まれます。開発者とエンド・ユーザーの両方が対話モード・レポートを保存できます。ただし、最初に表示されるレポート(プライマリ・デフォルトと呼ばれる)を保存したり、代替レポートを作成できるのは、開発者のみです。
APEXには、次の4種類の保存された対話モード・レポートが含まれます。
- プライマリ・デフォルト(開発者のみ)。最初に表示されるレポートです。プライマリ・デフォルト・レポートは、名前を変更することも、削除することもできません。
- 代替レポート(開発者のみ)。開発者は、複数のレポート・レイアウトを作成できます。代替レポートの保存、名前の変更または削除ができるのは開発者のみです。
- パブリック・レポート(エンド・ユーザー)。作成者であるエンド・ユーザーによって保存、名前変更、削除できます。他のユーザーは、別のレポートとしてレイアウトを表示および保存できます。
- プライベート・レポート(エンド・ユーザー)。レポートを作成したエンド・ユーザーのみ、レポートの表示、保存、名前の変更または削除を実行できます。
ワークスペース管理者は、これらのレポートを「保存されたレポート」ページで表示して管理できます。
親トピック: 保存された対話モード・レポートの管理
2.1.7.2 保存済の対話モード・レポートの表示および削除
「保存されたレポート」ページで保存された対話モード・レポートの表示と削除を行います。
保存された対話モード・レポートを管理するには:
親トピック: 保存された対話モード・レポートの管理
2.1.7.3 対話モード・レポートのサブスクリプションの管理
エンド・ユーザーはレポートをサブスクライブすると、レポートの更新バージョンを受信できます。ワークスペース管理者はサブスクリプション・ページでこのサブスクリプションを表示して管理できます。
対話モード・レポートのサブスクリプションを管理するには:
親トピック: 保存された対話モード・レポートの管理
2.1.8 ワークスペース・サマリーの表示
「ワークスペース使用率」レポートを使用して、現在のワークスペースの包括的なサマリー(スキーマ、アプリケーション、SQLワークショップのスクリプトと結果、チーム開発の詳細、アプリケーション・アクティビティ、開発者アクティビティ、データベース・オブジェクトの数など)を表示します。
- ワークスペース使用率レポートの表示
ワークスペースのアクティビティとコンテンツの詳細を示す、ワークスペース使用率レポートを表示します。 - ワークスペース使用率レポートのメール送信
ワークスペース使用率レポートの表示中に「電子メール」ボタンをクリックして、特定の受信者にワークスペース・サマリー・レポートをメール送信します。
親トピック: ワークスペース管理の理解
2.1.8.1 ワークスペース使用率レポートの表示
ワークスペースのアクティビティとコンテンツの詳細を示す、ワークスペース使用率レポートを表示します。
「ワークスペース使用率」レポートを表示するには:
親トピック: ワークスペース・サマリーの表示
2.1.8.2 ワークスペース使用率レポートのメール送信
ワークスペース使用率レポートの表示中に「電子メール」ボタンをクリックして、特定の受信者にワークスペース・サマリー・レポートをメール送信します。
「ワークスペース使用率」レポートを電子メールで送信するには:
親トピック: ワークスペース・サマリーの表示
2.1.9 「ワークスペース管理」でのワークスペースのリクエスト
「ワークスペース管理」ページでワークスペースをリクエストします。
ノート:
開発環境のセキュリティとパフォーマンスを確保するために、この機能は、Oracle Cloudで実行されているOracle APEXインスタンスでは使用できません。ノート:
このトピックで説明している「新規ワークスペースのリクエスト」オプションは、ワークスペースの「プロビジョニング方法」が「リクエスト」または「自動」に設定されている場合にのみ機能します。ワークスペースの「プロビジョニング方法」が「手動」に設定されている場合は、エラーが表示されます。ワークスペース・プロビジョニング・モードの選択を参照してください。
「ワークスペース管理」で新しいワークスペースをリクエストするには:
参照:
- 別のワークスペースのリクエスト
- ワークスペース・リクエストの承認プロセスについて
- 「管理サービス」でのワークスペースの作成
- Oracle APEXインストレーション・ガイドの「サインイン」ダイアログからのワークスペースのリクエスト
親トピック: ワークスペース管理の理解