5.2 タスクの操作

タスクを更新できるかどうかは、タスクに対して割り当てられたロール、タスクの状態、アプリケーションの構成方法によって異なります。

5.2.1 タスクの要求

タスクを要求して割り当てることができます。

タスクに複数の潜在的所有者がある場合、タスクはデフォルトで「未割当て」状態になります。タスクを完了するには、潜在的所有者の1人がタスクを要求する必要があります。
タスクを要求するには、潜在的所有者である必要があります。ユーザーが潜在的所有者でない場合、ビジネス管理者は潜在的所有者として、そのユーザーを追加できます(その機能が有効になっている場合)。
  1. アプリケーションを開きます。
  2. 適切な統合タスク・リストにアクセスします。サンプル承認アプリケーションでは、タスク・リストは自分の承認と呼ばれます。
  3. 要求する未割当てタスクを探し、タスクをクリックしてタスクの詳細ページにアクセスします。
  4. 「タスクの要求」をクリックして、タスクを要求します。
    「タスクの要求」ボタンの位置は、タスクの詳細ページの構成に基づいてアプリケーションによって異なります。
これで、タスクが割り当てられました。

5.2.2 タスクの承認または却下

タスクを承認または却下することで、タスクを完了できます。

タスクを承認または却下するには、タスクの潜在的所有者または実際の所有者である必要があります。
  1. アプリケーションを開きます。
  2. 適切な統合タスク・リストにアクセスします。サンプル承認アプリケーションでは、タスク・リストは自分の承認と呼ばれます。
  3. 承認または却下するタスクを見つけます。
  4. 統合タスク・リストからタスクを承認するには、「承認」または「却下」をクリックします。
    統合タスク・リストからタスクを完了すると、コメントを追加できません。
  5. タスクの詳細ページからタスクを承認するには:
    1. タスクをクリックします。
    2. 必要に応じて、「タスクの要求」をクリックしてタスクを要求します。
    3. (オプション)タスクにコメントを追加します。
    4. 「承認」または「却下」をクリックします。
    「承認」ボタンまたは「却下」ボタンの位置は、タスクの詳細ページの構成方法に応じて、アプリケーションによって異なります。
タスクの状態が更新されました。これで、タスクが完了しました。

5.2.3 タスクへのコメント

タスクについてコメントすると、タスクに関する追加情報を提供できます。

タスクについてコメントするには、タスクのイニシエータ実際の所有者またはビジネス管理者である必要があります。完了済タスクについてコメントできるのは、ビジネス管理者のみです。
  1. アプリケーションを開きます。
  2. 適切な統合タスク・リストにアクセスします。
  3. 更新するタスクを探し、タスクをクリックしてタスクの詳細ページにアクセスします。
  4. コメントのテキストを入力します。
  5. 「コメントの追加」をクリックします。
コメントがタスクに表示されます。

5.2.4 タスクの優先度の変更

タスクの優先度を変更できます。

タスクの優先度を変更するには、タスクのイニシエータまたはビジネス管理者である必要があります。
  1. アプリケーションを開きます。
  2. 適切な統合タスク・リストにアクセスします。
  3. 更新するタスクを探し、タスクをクリックしてタスクの詳細ページにアクセスします。
  4. 「優先度」をクリックします。
    「優先度」ボタンの位置は、タスクの詳細ページの構成方法に応じて、アプリケーションによって異なります。
  5. リストから新しい優先度を選択します。
  6. 「優先度の設定」をクリックします。
優先度が更新されています。

5.2.5 タスクの委任

タスクを委任すると、タスクを別のユーザーに割り当てることができます。

割り当てられたタスクは、別のユーザーに委任できます。そのユーザーがタスクの新しい実際の所有者になります。
タスクを委任するには、ビジネス管理者またはタスクの実際の所有者である必要があります。すでに承認または却下されたタスクは委任できません。タスクを委任するユーザーは、タスクの潜在的所有者としてリストされている必要があります。
  1. アプリケーションを開きます。
  2. 適切な統合タスク・リストにアクセスします。
  3. 委任するタスクを探し、タスクをクリックしてタスクの詳細ページにアクセスします。
  4. 「委任」をクリックします。
    「委任」ボタンの位置は、タスクの詳細ページの構成方法に応じて、アプリケーションによって異なります。
  5. タスクの新しい実際の所有者を選択します。
  6. 「委任」をクリックします。
タスクが選択したユーザーに委任されます。

5.2.6 タスクのリリース

タスクをリリースすると、自分自身を実際の所有者として削除し、他の潜在的所有者がタスクを要求できるようになります。

所有しているタスクをリリースすると、他の潜在的所有者がタスクを要求できるようになります。
タスクをリリースするには、タスクの実際の所有者である必要があります。すでに承認または却下したタスクはリリースできません。
  1. アプリケーションを開きます。
  2. 適切な統合タスク・リストにアクセスします。サンプル承認アプリケーションでは、タスク・リストは自分の承認と呼ばれます。
  3. リリースするタスクを探し、タスクをクリックしてタスクの詳細ページにアクセスします。
  4. 「リリース」をクリックします。
    「リリース」ボタンの位置は、タスクの詳細ページの構成方法に応じて、アプリケーションによって異なります。
タスクの割当てが解除され、潜在的所有者がタスクを要求できるようになりました。

5.2.7 追加タスク機能について

アプリケーション開発者がデフォルトのタスク構成を拡張する方法について学習します。

アプリケーション開発者は、デフォルトのタスク構成に加えて、追加機能が含まれるようにタスクの詳細ページを拡張できます。

「タスクの取消」機能により、「タスクの取消」ボタンがタスクの詳細ページに追加されます。これにより、タスク・イニシエータは実行時にタスクを取り消すことができます。

新規の潜在的所有者の追加機能により、新規の潜在的所有者の追加ボタンがタスクの詳細ページに追加されます。これにより、ビジネス管理者は、タスク定義によってすでに追加されている潜在的所有者に加えて、新しい潜在的所有者を特定のタスクに追加できます。

関連項目: