19.6.9 タスクの保持およびタスクのパージについて

タスクの保持、タスクのパージおよび「パージされたタスク・ファイルのアーカイブ」レポートについて説明します。

承認コンポーネントは、複合ペイロードが含まれるタスクを作成できます。つまり、タスク・データが急激に増加し、領域およびパフォーマンスの過負荷が発生する可能性があります。タスク・データを定期的にパージすることで、システムの過負荷を防ぎます。

タスク保持ロジック

DBMS_SCHEDULERジョブは、タスク・インスタンス表内のすべてのレコードをチェックするために毎日実行されます。DBMS_SCHEDULERを実行すると、次のようになります。
  • 作成済、未割当ておよび割当て済のタスクを保持します。
  • 保持期間が現在の日付以前の完了タスクをパージします。
  • エラーおよび取消済のタスクをパージします。エラーおよび取消済のタスクには、保持期間がありません。

「パージされたタスクのアーカイブ」レポートは、パージ対象となるタスクのJSONドキュメントを保存します。レポートが生成されると、パージ対象となるタスクがクリーンアップされます。

タスク保持の設定

タスク保持の設定は、「ワークスペース・プリファレンス」の「承認」設定に表示されます。デフォルトの設定は7日で、最大設定は30日です。

「パージされたタスク・ファイルのアーカイブ」レポート

タスク・パージ・ジョブによってパージされたタスクのレポートは、「ワークスペース管理」にあります。詳細は、『Oracle APEX管理ガイド』「管理サービス」の「アクティビティのモニター」ページへのアクセスを参照してください。

「パージされたタスク・ファイル」レポート領域のファイルは、30日ごとにクリーンアップされます。