23.4 SQLトレースの有効化およびTKPROFの使用

SQLトレースを有効にし、Oracle APEXが作成した一時ファイルを、TKPROFユーティリティを使用して解析します。

セッションをトレースすると、アプリケーションを効率的にデバッグできます。データベースの観点では、各ページ・リクエストが単一のデータベース・セッションとみなされます。SQLトレースを有効にすると、Oracle APEXによって一時ファイルが作成されます。このファイルは、TKPROFユーティリティを使用して解析できます。

APEXでSQLトレースを有効にするには、f?p構文を使用して引数p_trace=YESを設定します。たとえば、アプリケーション100の1ページ目の表示をトレースするには、次の構文を使用します。

http:/.../f?p=100:1&p_trace=YES

TKPROFユーティリティを使用するには、次の操作を実行します。

  1. 権限を付与されたユーザーとしてSQL*Plusにログインします。
  2. 次の文を実行します。
    show parameter USER_DUMP_DEST
    
  3. トレース・ファイルが作成されたディレクトリにナビゲートします。
  4. 次の構文を使用して、オペレーティング・システムのプロンプトでTKPROFユーティリティを実行します。
    tkprof filename1 filename2 [waits=yes|no] [sort=option] [print=n]
        [aggregate=yes|no] [insert=filename3] [sys=yes|no] [table=schema.table]
        [explain=user/password] [record=filename4] [width=n]
    

    必要な引数は、入力ファイルと出力ファイルのみです。

  5. オンライン・ヘルプを表示するには、引数なしでTKPROFを起動します。

関連項目:

TKPROFプログラムの使用の詳細は、『Oracle Database SQLチューニング・ガイド』エンドツーエンド・アプリケーションのトレースのツールを参照してください