16.12 レポート出力の管理
レポート問合せを定義することによってレポート・リージョンを出力する方法、およびレポート・レイアウトを使用してレポート・リージョンをフォーマットする方法について学習します。
- レポート問合せの定義によるレポート・リージョンの印刷
レポート問合せを定義することによって、レポート・リージョンを印刷します。 - レポート・レイアウトを使用したレポート・リージョンまたはレポート問合せのフォーマット
レポート・レイアウトを作成してレポート・リージョンまたはレポート・レイアウトをフォーマットします。
親トピック: 共有コンポーネントの管理
16.12.1 レポート問合せの定義によるレポート・リージョンの印刷
レポート問合せの定義によって、レポート・リージョンを印刷します。
16.12.1.1 レポート問合せについて
レポート・リージョンは、レポート問合せを共有コンポーネントとして定義することによって出力できます。レポート問合せは、抽出されるデータを識別します。リージョンに含まれるSQL文とは異なり、レポート問合せには、問合せを保存すると有効化されるSQL文が含まれます。レポート問合せは、SQL文を戻すファンクションではなく、SQL文である必要があります。
レポート問合せは、レポート・レイアウトに関連付けて、書式化されたドキュメントとしてダウンロードできます。レポート・レイアウトが選択されていない場合は、汎用のレイアウトが使用されます。汎用レイアウトは、レポート問合せのテストと検証の目的で使用します。汎用レイアウト・オプションを使用する場合にソース問合せが複数定義されていると、最初の結果セットのみが出力ドキュメントに含まれます。レポートには、現行のアプリケーションのセッション・ステートを含めることができます。
これらのレポートをアプリケーションと統合することにより、エンド・ユーザーから使用できるようにします。たとえば、ボタン、リスト・アイテム、ブランチ、またはターゲットとしてURLを使用できるその他のナビゲーション・コンポーネントをレポート問合せに関連付けることができます。そのアイテムを選択すると、出力プロセスが開始します。
親トピック: レポート問合せの定義によるレポート・リージョンの印刷
16.12.1.2 レポート問合せの作成
「レポート問合せ」オプションの可用性は、サービス管理者がインスタンスに対してどのようなレポート出力設定を行ったかによって異なります。次のステップに示すすべてのオプションが使用可能であるとはかぎりません。
レポート問合せを作成するには:
- 共有コンポーネント・ページにナビゲートします。
- 「ファイルとレポート」で、「レポート問合せ」をクリックします。
- 「作成」をクリックします。
- レポート問合せの定義: 次を指定します。
- ソース問合せ: SQL問合せの場合。
- SQL問合せ: レポート問合せを定義するSQL文を入力します。
- バインド変数の設定: 「バインド変数の設定」をクリックすると、各バインド変数について値を入力し、問合せをテストして、目的の出力が戻されることを確認できます。
- 「次」をクリックします。
- 定義のダウンロード:
- レポート・レイアウトのアップロード:
- レポート・レイアウトのソース: 汎用の組込みレポート・レイアウトまたはカスタムのレポート・レイアウトのどちらを使用するか指定します。
- レイアウト名: レイアウト名を入力します(オプション)。デフォルトは、レポート問合せの名前です。
- レポート・レイアウト・ファイル: アップロードするファイルを選択します。
- 「次」をクリックします。
- 「確認」に次の情報が表示されます。
関連項目:
親トピック: レポート問合せの定義によるレポート・リージョンの印刷
16.12.1.3 レポート問合せの編集
レポート問合せを編集するには:
- 共有コンポーネント・ページにナビゲートします。
- 「ファイルとレポート」で、「レポート問合せ」をクリックします。
- 目的のレポート問合せを選択します。
- 編集ページで、該当する属性を編集します。
- 「変更の適用」をクリックします。
親トピック: レポート問合せの定義によるレポート・リージョンの印刷
16.12.2 レポート・レイアウトを使用したレポート・リージョンまたはレポート問合せのフォーマット
レポート・レイアウトを作成してレポート・リージョンまたはレポート・レイアウトをフォーマットします。
16.12.2.1 レポート・レイアウトについて
クラシック・レポート・リージョンまたはレポート問合せのどちらかをフォーマットするには、レポート・レイアウトと関連付けます。レポート・レイアウトを使用すると、印刷用形式でデータをレンダリングできます。レポート・レイアウトを選択しない場合は、デフォルトのXSL-FOレイアウトが使用されます。対話モード・レポートのリージョンのレンダリングでは、常にデフォルトのXSL-FOレイアウトが使用されます。
レポート・レイアウトを作成して使用すると、次のことができるようになります。
- レポート・リージョンのデフォルト・レイアウト、およびOracle APEXで用意されているレポート問合せの汎用レイアウトを利用できます。
- コードをコピーしてカスタマイズすることによって、レポート・リージョンの組込みXSL-FOベースのレイアウトが利用できます。レポート・リージョンに対して、ページ・サイズ、フォント、色などを制御するいくつかの属性を編集できます。
- RTFまたはXSL-FOレポート・レイアウトを作成してレポートのルック・アンド・フィールをカスタマイズできます。RTFレポート・レイアウトを使用するには、APEXサービス管理者が、そのサイトに対して「詳細」設定を選択している必要があります。
ノート:
対話モード・レポートでは、カスタム・レポート・レイアウトはサポートされません。
関連項目:
Oracle APEX管理ガイドのレポート出力の構成
16.12.2.2 レポート・レイアウト・オプションの概要
レポート・レイアウトは、次のいずれかのオプションに基づいて作成できます。
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汎用列: 汎用レポート・レイアウトはほとんどの問合せ結果セットに使用できます。このレイアウトを使用すると、出力可能なドキュメントの生成時に、列の数が自動的に調整されます。
多くのレポート・レイアウト属性は、組込みのデフォルトXSL-FOレイアウトを使用して、レポート・リージョンに対して宣言的に定義できます。レポート・レイアウトを追加制御する必要がある場合は、このステップによりカスタマイズ可能な組込みのデフォルトXSL-FOレイアウトのコピーを作成できます。
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名前付き列: 名前付き列のレポート・レイアウトは、問合せ固有のレポート・レイアウトで、問合せ結果セットに含まれる列の定義済リストで使用できるよう設計されています。このレイアウト・タイプはページ・アイテムおよび問合せ列の位置を正確に制御する必要がある場合に、個別に設計されたレイアウトで使用されます。
「レポート・レイアウト」オプションの可用性は、サイト管理者がサイトでどのようなレポート出力設定を行ったかによって異なります。次のステップに示すすべてのオプションが使用可能であるとはかぎりません。
関連項目:
Oracle APEX管理ガイドのレポート出力の構成
16.12.2.4 レポート・レイアウトの編集
汎用列のレポート・レイアウトを直接Oracle APEXで編集できます。ただし、名前付き列のレポート・レイアウトを編集するには、現行のファイルをダウンロードしてそれを編集し、再度アップロードする必要があります。
レポート・レイアウトを編集するには: