11.3.16 リージョン・テンプレート

リージョン・テンプレートは、リージョン属性の外観と配置を制御します。

#BODY#などの置換文字列を使用してリージョン属性を配置します。テンプレートの置換文字列は、大文字で指定し、シャープ記号(#)で囲む必要があります。

11.3.16.1 リージョン・テンプレート属性

この項では、リージョン・テンプレートの編集ページの一部の属性について説明します。特定の属性についてさらに学習するには、フィールドレベル・ヘルプを参照してください。

11.3.16.1.1 名前

「テーマ」は、テンプレートが関連付けられているテーマを示します。「名前」は、テンプレートの名前を示します。

「テンプレート・クラス」は、そのテンプレートに固有の用途を示します。新しいテーマに切り替えると、あるテーマのすべてのテンプレートは、別のテーマの対応するテンプレートにマップされます。アプリケーション・ビルダーは、テンプレート・クラスの割当てによってこのテンプレート・マッピングを行います。テンプレートに翻訳が必要なテキスト文字列が含まれていることを示すには、「翻訳可能」チェック・ボックスを使用します。

11.3.16.1.2 定義

リージョン・テンプレートにより、ページ上のリージョンの外観が決まります。リージョン・テンプレートは、リージョンのコンテンツをラップするためのHTMLコードと、リージョンのコンテンツをインジェクトするための置換文字列で構成されます。#BODY#は、必要な唯一の置換文字列であり、リージョンのソースを配置する場所を示します。他のすべての置換文字列はオプションです。置換文字列は、次のいずれかになります。

  • 予約済のAPEX置換文字列

  • リージョン位置

リージョン・テンプレートにより、リージョンと呼ばれるページ部分の外観が決まります。置換文字列を使用して、リージョン内のコンポーネントの存在と配置を指定します。必要な置換文字列は#BODY#のみで、リージョン・ソースが配置される位置を指定します。他のすべての置換文字列はオプションです。有効な置換文字列は次のとおりです。

ページ・デザイナで定義されたリージョンのコンテンツを置換するには、次の予約済のAPEX置換文字列が使用されます。

  • #TITLE#

  • #PAGE_TITLE#

  • #SUB_REGION_HEADERS#

  • #FORM_OPEN#

  • #FORM_CLOSE#

  • #REGION_ID#

  • #REGION_STATIC_ID#

  • #REGION_CSS_CLASSES#

  • #REGION_ATTRIBUTES#

  • #REGION_HEADER#

  • #REGION_FOOTER#

  • #REGION_IMAGE#

  • #REGION_IMAGE_URL#

  • #REGION_IMAGE_ALT_TEXT#

  • #REGION_IMAGE_ATTRIBUTES#

リージョン位置は、リージョン内の他のコンポーネントを置換するために使用されます。これらは、リージョン・テンプレートの「位置」セクションで定義されます。ここでは、#BODY##SUB_REGIONS#などのリージョン位置やその他のカスタムの位置を確認します。

関連項目:

置換文字列の使用

11.3.16.1.3 レイアウト

ページ・アイテムはリージョン内に表示できます。ページ・テンプレート・レイアウトでHTML表を使用する場合、リージョン内の各アイテムはHTML表に含まれます。この属性を使用して、この表の属性を設定できます。この項は、ページ・テンプレート・レイアウトで固定グリッド・システムを使用する場合は使用されません。

11.3.16.1.4 サブリージョン

ヘッダー・テンプレート

サブリージョン・ヘッダー・テンプレートとサブリージョン・ヘッダー・エントリ・テンプレートにより、現在のリージョンのすべてのサブリージョンのリージョン・タイトルのリストを生成できます。

必要な置換文字列は、#ENTRIES#のみです。この置換文字列は、サブリージョン・ヘッダー・エントリの配置場所を示します。他のすべての置換文字列はオプションです。

有効な置換文字列は、#ENTRIES##REGION_ID#および#REGION_STATIC_ID#です。リージョン・テンプレートで#SUB_REGION_HEADERS#を使用して、このテンプレートの出力を配置します。

ヘッダー・エントリ・テンプレート

サブリージョン・ヘッダー・エントリ・テンプレートとサブリージョン・ヘッダー・テンプレートにより、現在のリージョンのすべてのサブリージョンのリージョン・タイトルのリストを生成できます。

有効な置換文字列は、#SUB_REGION_ID#、#SUB_REGION_TITLE##REGION_ID#および#REGION_STATIC_ID#です。サブリージョン・ヘッダー・テンプレートで#ENTRIES#を使用して、このテンプレートの出力を配置します。

テンプレート

サブリージョン・テンプレートを使用すると、サブリージョンを追加のHTMLコードでラップできます。必要な置換文字列は#SUB_REGION#のみです。サブリージョン・ソースが配置される位置を指定します。他のすべての置換文字列はオプションです。

有効な置換文字列は、#SUB_REGION##SUB_REGION_ID##SUB_REGION_TITLE##REGION_ID#および#REGION_STATIC_ID#です。このテンプレートの出力を配置するには、#SUB_REGION#をリージョン・テンプレートで使用します。

11.3.16.1.5 イメージ

テンプレート

イメージ・テンプレートにより、追加のHTMLコードを使用してリージョン・イメージを定義できます。

#REGION_IMAGE_URL#は唯一の必須置換文字列であり、img HTMLタグ内で使用する必要があります。img src属性を指定します。他のすべての置換文字列はオプションです。

有効な置換文字列は次のとおりです。

  • #REGION_IMAGE_URL#

  • #REGION_IMAGE_ALT_TEXT#

  • #REGION_IMAGE_ATTRIBUTES#

  • #REGION_ID#

  • #REGION_STATIC_ID#

このテンプレートの出力を配置するには、#REGION_IMAGE#をリージョン・テンプレートで使用します。

11.3.16.1.6 JavaScript

ヒント:

サポートされている置換文字列のリストおよび例は、フィールドレベル・ヘルプを参照してください。

選択可能な属性は次のとおりです。

  • ファイルURL: このページにロードするコードのJavaScriptファイルURLを入力します。各URLを新しい行に記述する必要があります。ファイルの縮小バージョンを指定する場合、置換文字列#MIN#を使用して.minを、または#MIN_DIRECTORY#を使用してminified/を通常ページ・ビューのファイルURLに含めたり、ページをデバッグ・モードで表示する場合は空の文字列を含めることができます。アプリケーションのバージョンをファイルURLに含める場合は、置換文字列 #APP_VERSION#を使用することもできます。

    ここに入力したJavaScriptのファイルURLによって、ページ・テンプレート内の#TEMPLATE_JAVASCRIPT#置換文字列が置き換えられます。

    スクリプトの開始タグや閉じタグを含めずに、URLのみを記述します。

  • ページ・ロード時に実行: ページのロード時に実行するJavaScriptコードを入力します。このコードはOracle APEXによって生成されたJavaScriptコードの後に実行されます。

    スクリプトの開始タグや閉じタグを含めずに、JavaScriptコードのみを含めます。

11.3.16.1.7 カスケード・スタイルシート

ファイルURL

このページ・テンプレートにロードされるカスケード・スタイルシート・ファイルURLを入力します。各URLを新しい行に記述する必要があります。ファイルの縮小バージョンを指定する場合、置換文字列#MIN#を使用して.minを、または#MIN_DIRECTORY#を使用してminified/を通常ページ・ビューのファイルURLに含めたり、ページをデバッグ・モードで表示する場合は空の文字列を含めることができます。アプリケーションのバージョンをファイルURLに含める場合、置換文字列#APP_VERSION#にアクセスすることもできます。

linkの開始タグや閉じタグを含める必要はありません。ファイルURLのみを含めてください。

11.3.16.1.8 JavaScript

ヒント:

サポートされている置換文字列のリストおよび例は、フィールドレベル・ヘルプを参照してください。

選択可能な属性は次のとおりです。

  • ファイルURL: このページにロードするコードのJavaScriptファイルURLを入力します。各URLを新しい行に記述する必要があります。ファイルの縮小バージョンを指定する場合、置換文字列#MIN#を使用して.minを、または#MIN_DIRECTORY#を使用してminified/を通常ページ・ビューのファイルURLに含めたり、ページをデバッグ・モードで表示する場合は空の文字列を含めることができます。アプリケーションのバージョンをファイルURLに含める場合は、置換文字列 #APP_VERSION#を使用することもできます。

    ここに入力したJavaScriptのファイルURLによって、ページ・テンプレート内の#TEMPLATE_JAVASCRIPT#置換文字列が置き換えられます。

    スクリプトの開始タグや閉じタグを含めずに、URLのみを記述します。

  • ページ・ロード時に実行: ページのロード時に実行するJavaScriptコードを入力します。このコードはOracle APEXによって生成されたJavaScriptコードの後に実行されます。

    スクリプトの開始タグや閉じタグを含めずに、JavaScriptコードのみを含めます。

11.3.16.1.9 置換文字列

置換文字列は、テンプレート内でコンポーネント値を参照するために使用されます。特定のテンプレートについてサポートされている最新のリストの置換文字列を表示するには、テンプレートを表示し、「置換文字列」レポートを検索します。

ヒント:

テンプレートのすべての置換文字列は、大文字で指定し、シャープ記号(#)で囲む必要があります。