2 Oracle APEXのインストール要件
- Oracle Databaseの要件
Oracle APEXリリース22.1には、Oracle Databaseリリース12.1.0.2以上が必要です。Oracle APEXは、Enterprise Edition (EE)、Standard Edition (SE)およびExpress Edition (XE)を含むすべてのデータベース・エディションで動作します。Oracle APEXは、単一インスタンス・データベースおよびOracle Real Application Clusters (Oracle RAC)データベースにインストールできます。 - ブラウザの要件
Oracle APEXでは、JavaScript対応のブラウザが必要であり、Google Chrome、Mozilla Firefox、Apple SafariおよびMicrosoft Edgeの現在のリリースおよび以前のメジャー・リリースがサポートされています。 - Webサーバーの要件
Oracle APEXには、Oracle REST Data Services (ORDS) 20.x以降が必要です。 - ディスク領域の要件
Oracle APEXのディスク領域の要件はこの項に記載されています。 - Oracle XML DBの要件
完全開発環境をインストールする場合は、使用するOracle DatabaseにOracle XML DBをインストールしておく必要があります。インストール中またはDatabase Configuration Assistant(DBCA)によって作成された事前構成済のデータベースを使用している場合、Oracle XML DBはインストールおよび構成済です。
2.1 Oracle Databaseの要件
Oracle APEXリリース22.1には、Oracle Databaseリリース12.1.0.2以上が必要です。Oracle APEXは、Enterprise Edition (EE)、Standard Edition (SE)およびExpress Edition (XE)を含むすべてのデータベース・エディションで動作します。Oracle APEXは、単一インスタンス・データベースおよびOracle Real Application Clusters (Oracle RAC)データベースにインストールできます。
Oracle Databaseバージョン12.1 CDBをアップグレードする場合、My Oracle Supportから、バグ20618595の個別パッチをダウンロードする必要があります。「パッチ」タブで20618595を検索します。
- ターゲット・データベースのMEMORY_TARGETの確認
Oracle APEXは、システム・グローバル領域(SGA)とプログラム・グローバル領域(PGA)に少なくとも300MBあることを必要とします。 - ターゲット・データベースのWORKAREA_SIZE_POLICYの確認
Oracle APEXのインストールまたはアップグレード・プロセスでは、WORKAREA_SIZE_POLICY
セッション・パラメータをAUTO
に設定する必要があります。
親トピック: Oracle APEXのインストール要件
2.1.1 ターゲット・データベースのMEMORY_TARGETの確認
Oracle APEXは、システム・グローバル領域(SGA)とプログラム・グローバル領域(PGA)に少なくとも300MBあることを必要とします。
データベースは通常は自動メモリー管理を使用し、そこではメモリーをサーバー・パラメータMEMORY_TARGET
で制御できます。データベースが自動メモリー管理を使用していない場合、そのかわりに手動のメモリー・パラメータ(たとえば、SGA_TARGET
、PGA_AGGREGATE_TARGET
、SHARED_POOL_SIZE
)を構成する方法を『Oracle Database管理者ガイド』で参照すると、類似した結果を得られます。
ターゲット・データベースのMEMORY_TARGET
を確認するには:
親トピック: Oracle Databaseの要件
2.1.2 ターゲット・データベースのWORKAREA_SIZE_POLICYの確認
Oracle APEXのインストールまたはアップグレード・プロセスでは、WORKAREA_SIZE_POLICY
セッション・パラメータをAUTO
に設定する必要があります。
ターゲット・データベースのWORKAREA_SIZE_POLICY
を確認するには:
ノート:
Oracle APEXをCDBにインストールする場合は、WORKAREA_SIZE_POLICY
をシステム全体で設定する必要があります。次に例を示します。
SQL> ALTER SYSTEM SET WORKAREA_SIZE_POLICY=AUTO SCOPE=BOTH;
次に、必要な場合は、Oracle APEXのインストールまたはアップグレード後にMANUAL
に戻します。
親トピック: Oracle Databaseの要件
2.2 ブラウザの要件
Oracle APEXでは、JavaScript対応のブラウザが必要であり、Google Chrome、Mozilla Firefox、Apple SafariおよびMicrosoft Edgeの現在のリリースおよび以前のメジャー・リリースがサポートされています。
親トピック: Oracle APEXのインストール要件
2.3 Webサーバーの要件
Oracle APEXではOracle REST Data Services (ORDS) 20.x以上が必要です。
Oracle REST Data Services (ORDS)は、JavaベースのWebサーバーです。Oracle REST Data ServicesはRESTful Webサービスの発行機能と優れたファイル・アップロード機能を備えており、Oracle WebLogic ServerおよびApache Tomcatでの動作が保証されています。
ヒント:
APEXベースのRESTサービスは、Oracle APEXリリース22.1でサポートされなくなりました。Oracle REST Data Services (ORDS)リリース21.4.2には、残りのAPEXベースのRESTサービスをORDSベースのサービスにアップグレードできる移行スクリプトが付属しています。詳細は、『Oracle REST Data Servicesリリース・ノート』のOracle APEX Restfulサービス・モジュールの移行に関する項を参照してください。
親トピック: Oracle APEXのインストール要件
2.4 ディスク領域の要件
Oracle APEXのディスク領域の要件はこの項に記載されています。
Oracle APEXのディスク領域の要件は、次のとおりです。
-
ファイル・システム上のAPEXソフトウェア・ファイルの空き領域: 310MB (英語版のみのダウンロード(
apex_22.1_en.zip
)を使用する場合)および705MB (完全ダウンロード(apex_22.1.zip
)を使用する場合)。 -
APEX表領域の空き領域: 220MB
-
SYSTEM
表領域の空き領域: 100MB -
追加インストールした各言語(英語以外)用のAPEX表領域の空き領域: 60MB
親トピック: Oracle APEXのインストール要件
2.5 Oracle XML DBの要件
完全開発環境をインストールする場合は、使用するOracle DatabaseにOracle XML DBをインストールしておく必要があります。インストール中またはDatabase Configuration Assistant(DBCA)によって作成された事前構成済のデータベースを使用している場合、Oracle XML DBはインストールおよび構成済です。
ヒント:
インストーラは、Oracle XML DBに対して前提条件チェックを実行します。Oracle XML DBがインストールされていない場合は終了します。
ヒント:
Oracle XML DBのインストールでは、ユーザーANONYMOUSが作成されます。ANONYMOUSユーザーをデータベースから削除しなくても、APEXのワークスペースのプロビジョニングは適切に機能します。
ヒント:
既存のデータベースに手動でOracle XML DBを追加する方法の詳細は、『Oracle XML DB開発者ガイド』のOracle XML DBの管理に関する項を参照してください
親トピック: Oracle APEXのインストール要件