6.1 Oracle APEXのインストール前タスクの実行

Oracle APEXをインストールする前に、インストール前タスクを確認、実行します。

Oracle APEXをインストールする前に、次のステップを実行することをお薦めします。

  1. Oracle APEXのすべてのインストール要件を確認して満たします。
  2. Oracle APEXをアクティブに使用していて、現在のインストールをアップグレードする場合は、Oracle APEXをインストールする予定のOracle Databaseインスタンスを通常の順、または優先度の高い順に停止します。Oracle Real Application Clusters(Oracle RAC)システムでは、各ノードのすべてのインスタンスを停止します。

    データベースの停止に代わる方法として、以前のリリースのOracle APEXからインストールをアップグレードするときにすべてのユーザーがOracle APEXにアクセスできなくなるようにすることもできます。このオプションは、計画停止を使用できない高可用性の本番環境でのみお薦めします。他のすべてのシナリオでは、データベースを停止する必要があります。

    既存のインストールがOracle REST Data Servicesを使用している場合にOracle APEXへのアクセスを無効にするには、Oracle REST Data Servicesがデプロイされている、適切なアプリケーション・サーバーをシャットダウンします。

    APEXユーザーがアクセスできないようにした後、SYSとしてSQL*Plusにログインし、Oracle APEXがインストールされているデータベースに接続して、V$SESSIONを問い合せ、アップグレード処理を妨げるような長時間にわたり実行されているセッションが存在しないことを確認する必要があります。

  3. Oracle Databaseインストールをバックアップします。

    Oracle APEXをインストールする前に、現行のOracle Databaseインストールのバックアップを作成することをお薦めします。バックアップには、Oracle Database Recovery Manager(Oracle Databaseインストールに含まれる)を使用できます。

  4. ターゲット・データベースが含まれるOracle Databaseインスタンスを起動します。

    システムをバックアップした後で、ターゲットのOracle Databaseが含まれるOracleインスタンスを起動する必要があります。Webサーバーなど、他のプロセスは起動しないでください。ただし、リモート・インストールを実行している場合は、リモート・データベースのWebサーバーが起動されていることを確認します。

    ノート:

    リモート・データベースに接続している場合は、そのWebサーバーを起動します。