参照ファイルの名前付き範囲の定義

参照ファイルは、レポート・パッケージの外部にあるローカル・ドライブまたはネットワーク・ドライブ上のフォルダに配置できるExcelファイルです。

ドックレットの文書作成者は、Excelレポート・コンテンツを作成し、そのコンテンツに関する名前付き範囲を定義します。通常、Excelの「数式」リボンの「名前の管理」または「名前の定義」アイテムからアクセスする「新しい名前」ダイアログ・ボックスを使用して、範囲名を作成できます。範囲名の詳細は、Microsoftドキュメントを参照してください。

このExcelファイルは、参照ファイルになる可能性があります。

ドックレットで名前付き範囲の操作を開始する前に、参照ファイルで名前付き範囲を定義します。

参照ファイルの名前付き範囲を定義するには:

1. Excelでレポート・コンテンツを作成します。
2. 選択したレポート・コンテンツに範囲名を追加します。
   参照ファイルのいずれかのレポート・コンテンツまたはすべてのレポート・コンテンツに範囲名を追加できます。使用可能にするコンテンツを決定します。

   名前付き範囲が次に該当する場合、その範囲は有効です。

   • Excelワークブック内に存在する。

   • 非表示の名前ではない。

   • 非表示ではないワークシートのセルの範囲を参照する。

   • 式または定数を参照していない。

   • 動的に計算された参照が含まれない(たとえば、参照は、参照式または別の名前付き範囲に依存して範囲を動的に決定するのではなく、セルの絶対範囲を指す必要があります)。

   • "#REF!"エラーなどのエラーが含まれない。

   ドックレットの文書作成者は、参照ファイルの名前付き範囲が埋込みコンテンツの候補となることに注意してください。

3. オプション: Microsoft Wordの埋込み表内で「各ページにタイトル行を表示する」オプションを有効にするには、Excel名前付き範囲を編集し、コメント・フィールド内に次の構文を追加します。

   NR_Headings=#

   たとえば、名前付き範囲内に表のヘッダー行を表す行が3行ある場合、次のように指定します。

   NR_Headings=3

   名前付き範囲がWordドックレットに埋め込まれており複数のページに及ぶ場合は、ドックレットで表がまたがる各ページに指定行数が列ヘッダーとして繰り返されます。

4. Excelファイルを保存します。