サービス・アカウントおよびTimesTenカスタム・リソース定義(CRD)の作成
TimesTenオペレータが正しく実行されるようにするには、Kubernetes サービス・アカウントが必要です。このサービス・アカウントにはネームスペースでの権限が必要です。これらの権限は、ロールを介して付与されます。ロールは、ロール・バインディングによってサービス・アカウントに割り当てられます。
また、TimesTenオペレータはTimesTen CRDを提供します。これらのCRDは、KubernetesクラスタのTimesTenClassicおよびTimesTenScaleoutオブジェクト・タイプを定義します。
TimesTenオペレータ・ディストリビューションを解凍したとき、作成されたディレクトリの1つが
/deploy
ディレクトリでした。このディレクトリには、次のYAMLマニフェスト・ファイルが含まれています。
-
service_account.yaml
: オペレータのロール、ロール・バインディングおよびサービス・アカウントを定義します。 -
crd.yaml
: TimesTenClassicおよびTimesTenScaleoutオブジェクト・タイプを定義します。
次の例では、KubernetesクラスタにTimesTenオペレータのサービス・アカウントおよびTimesTen CRDを作成します。
TimesTenオペレータのサービス・アカウントおよびTimesTen CRDが正常に作成されました。