TimesTenオペレータのインストール
ttoperator
チャートには、ネームスペースにTimesTenオペレータをデプロイするために必要なすべての情報が含まれます。このチャートには、TimesTenオペレータをデプロイするためのデフォルト構成が含まれます。チャートを好みの構成に合わせてカスタマイズすることもできます。具体的には、TimesTenオペレータには、構成ニーズにあわせて値を変更できる複数の変数が用意されています。これらの変数の詳細は、「ttoperatorチャート」を参照してください。
-
環境の構成に使用する変数を定義するYAMLファイルを作成します。次に、チャートをインストールするには、
-f
オプションを指定して、このYAMLファイルをhelm
install
コマンドに渡します。 -
--set
オプションを指定してhelm
install
コマンドを実行し、コマンド・ラインで変数を指定します。
これらのオプションの詳細は、https://helm.sh/docs/intro/using_helm/を参照してください。
この項の例では、YAMLファイルを使用します。
ttoperator
チャートのインストール方法を示す例を順を追って説明します。この例では、次のように変更します。
-
imagePullSecret
:sekret
が、リポジトリからイメージをプルするために使用されるシークレットの名前であるとします。したがって、imagePullSecret
変数にsekret
を指定します。 - コンテナ・イメージ:
container-registry.oracle.com/timesten
でコンテナ・イメージを使用するのではなく、「オプション2: TimesTenコンテナ・イメージを作成する」の説明に従って、独自のコンテナ・イメージを構築するとします。構築して使用するコンテナ・イメージの名前がphx.ocir.io/youraccount/tt2211190image:1
であるとします。このコンテナ・イメージに基づいて、次の変数を変更します。-
repository
:repository
変数の場合は、phx.ocir.io/youraccount/tt2211190image
の値を指定します。 -
tag
:tag
変数の場合は、1
の値を指定します。
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また、カスタマイズしたYAMLファイルのkube_files/helm/customyaml
ディレクトリを作成したとします。
ノート:
デフォルトでは、ttoperator
チャートにより、timesten-operator
ServiceAccount、ロールおよびRoleBinding Kubernetesオブジェクトが作成されます。RoleおよびRoleBindingオブジェクトは、TimesTenオペレータの実行に必要な権限をtimesten-operator
ServiceAccountに付与します。「ttoperatorチャート」を参照してください。
ttoperator
チャートが正常にインストールされました。ネームスペースでTimesTenオペレータが実行されています。