11 XAでのTuxedoアプリケーションの開発
TuxedoまたはSALTアプリケーションでのマイクロサービス対応トランザクション・マネージャ(MicroTx)の相互運用性を有効にします。XAトランザクション・プロトコルを使用できるのは、TuxedoまたはSALTアプリケーションのみです。
11.1 LinuxホストでのTuxedoアプリケーションの実行
環境には少なくとも2つのホストが含まれます:
- Tuxedoアプリケーションが実行されるLinuxホスト。
- MicroTxをインストールしたKubernetesクラスタをデプロイした物理または仮想ホスト。
- 環境の準備
TuxedoアプリケーションとMicroTxの間にネットワーク接続があることを確認します。 - パッチのインストール
TuxedoとSALTのパッチをTuxedoホストに適用します。 - 設定の確認
Tuxedo環境を正しく設定したことを確認するために、サンプルTuxedoアプリケーションをダウンロードして、Tuxedo環境で実行します。
親トピック: XAでのTuxedoアプリケーションの開発
11.1.1 環境の準備
TuxedoアプリケーションとMicroTxの間にネットワーク接続があることを確認します。
開始する前に、次のタスクを完了してください。
- 使用するTuxedo環境を決めます。既存のTuxedo環境を使用することも新しいTuxedo環境を作成することもできます。
- 新しいTuxedo環境を作成するには、64ビットLinuxサーバーにTuxedo 12cR2 (12.2.2)をインストールします。デフォルトのインストール・オプションでは、MicroTxの相互運用性に必要なSALTもインストールされます。TuxedoでサポートされるLinuxプラットフォームの詳細は、https://docs.oracle.com/cd/E72452_01/tuxedo/docs1222/install/inspds.htmlを参照してください。
インストーラはhttps://www.oracle.com/middleware/technologies/tuxedo-downloads.htmlからダウンロードできます。インストール・ステップの詳細は、https://docs.oracle.com/cd/E72452_01/tuxedo/docs1222/install/を参照してください。
既存のTuxedo環境を使用する場合は、このステップをスキップします。
- 新しいTuxedo環境を作成するには、64ビットLinuxサーバーにTuxedo 12cR2 (12.2.2)をインストールします。デフォルトのインストール・オプションでは、MicroTxの相互運用性に必要なSALTもインストールされます。TuxedoでサポートされるLinuxプラットフォームの詳細は、https://docs.oracle.com/cd/E72452_01/tuxedo/docs1222/install/inspds.htmlを参照してください。
- MicroTxをインストールします。
親トピック: LinuxホストでのTuxedoアプリケーションの実行
11.1.2 パッチのインストール
TuxedoとSALTのパッチをTuxedoホストに適用します。
親トピック: LinuxホストでのTuxedoアプリケーションの実行
11.1.3 設定の確認
Tuxedo環境を正しく設定したことを確認するために、サンプルTuxedoアプリケーションをダウンロードして、Tuxedo環境で実行します。
MicroTxで使用するTuxedoアプリケーションごとに、個別の構成ファイルを作成し、個別のポートを使用します。
Tuxedoアプリケーションが実行されたら、サンプルXAアプリケーションのイニシエータ・アプリケーションに変更を加えます。イニシエータ・アプリケーションで、Tuxedoアプリケーションを参加側アプリケーションとして構成します。サンプル・アプリケーションを使用してXAトランザクションを実行すると、イニシエータ・アプリケーションがリクエストをTuxedo参加側アプリケーションに送信します。
サンプル・アプリケーションをインストールした後でXAトランザクションを実行します。XAトランザクションの実行を参照してください。
サンプル・アプリケーションをインストールして正常に実行できたところで、独自のTuxedoアプリケーションをご使用の環境で作成して実行することができます。
親トピック: LinuxホストでのTuxedoアプリケーションの実行
11.2 KubernetesクラスタでのTuxedoアプリケーションの実行
Tuxedoアプリケーションを、MicroTxをデプロイしたのと同じKubernetesクラスタで実行します。
- DockerコンテナでのTuxedoサンプル・アプリケーションの起動
- TuxedoアプリケーションのためのYAMLファイルの更新
サンプル・アプリケーション・ファイルには、sampleapps.yaml
ファイルおよびvalues.yaml
ファイルも含まれています。これらのYAMLファイルにTuxedoアプリケーションの詳細を指定します。
親トピック: XAでのTuxedoアプリケーションの開発
11.2.1 DockerコンテナでのTuxedoサンプル・アプリケーションの起動
11.2.2 TuxedoアプリケーションのためのYAMLファイルの更新
サンプル・アプリケーション・ファイルには、sampleapps.yaml
ファイルおよびvalues.yaml
ファイルも含まれています。これらのYAMLファイルにTuxedoアプリケーションの詳細を指定します。
YAMLファイルにTuxedoアプリケーションに関する構成およびイメージの詳細を指定するには:
sampleapps.yaml
およびvalues.yaml
ファイルを変更した後で、Helmを使用してXAサンプル・アプリケーションをインストールします。XAサンプル・アプリケーションのインストールを参照してください。Helmによって、Tuxedo銀行アプリケーション・コンテナがXA対応の他のサンプル・アプリケーションと一緒にKubernetesクラスタにデプロイされます。
サンプル・アプリケーションをインストールした後でXAトランザクションを実行します。XAトランザクションの実行を参照してください。
サンプル・アプリケーションをインストールして正常に実行できたところで、独自のTuxedoアプリケーションをご使用の環境で作成して実行することができます。