5.6 サービスの通知と通知解除
サーバーは起動時に、構成ファイルのCLOPT
パラメータに指定された値に基づいて、提供するサービスを通知します。
ノート:
サーバーが通知するサービスは、buildserver
コマンドの実行時に最初に定義されます。-s
オプションを使用すると、複数のサービスをカンマ区切りで指定できます。また、通知されたサービスと異なる名前の関数を呼び出して、サービス・リクエストを処理できます。詳細は、『Oracle Tuxedoコマンド・リファレンス』のbuildserver(1)
に関する項を参照してください。
デフォルトでは、サーバーに組み込まれたすべてのサービスをそのサーバーが通知します。詳細は、『ファイル形式、データ記述、MIBおよびシステム・プロセス・リファレンス』のUBBCONFIG(5)
またはservopts(5)
のリファレンス・ページを参照してください。
通知されたサービスでは掲示板のサービス表エントリが使用されるので、リソースが消費される場合があります。そのため、サーバーの起動時には、提供されるサービスのサブセットだけを利用できるようにします。アプリケーションで利用できるサービスを制限するには、構成ファイルのSERVERS
セクションで該当するエントリにCLOPT
パラメータを定義し、-s
オプションの後に必要なサービスをカンマで区切って指定します。また、-s
オプションを使用すると、サービス要求を処理するために呼び出される通知済のサービスと異なる名前の関数を呼び出すこともできます。詳細は、『ファイル形式、データ記述、MIBおよびシステム・プロセス・リファレンス』のservopts(5)
のリファレンス・ページを参照してください。
Oracle Tuxedoアプリケーションの管理者は、tmadmin(1)のadvertise
およびunadvertise
コマンドを使用して、サーバーで提供されるサービスを管理できます。tpadvertise()
およびtpunadvertise()
関数を使用すると、リクエスト/レスポンス型サーバーまたは会話型サーバーでのサービスの通知を動的に制御できます。ただし、通知されるサービス、または通知を解除するサービスは、リクエストを行うサービスと同じサーバー内になければなりません。