4.4 クライアントのビルド

実行可能ATMIクライアントをビルドするには、buildclient(1)コマンドを実行して、Oracle Tuxedoシステム・ライブラリとその他のすべての参照ファイルを使用してアプリケーションをコンパイルします。buildclientコマンドでは、次の構文を使用します。

buildclient filename.c -o filename -f filenames -l filenames  

次の表は、buildclientコマンドのオプションを示しています。

表4-4 buildclientのオプション

オプションまたは引数 説明
filename.c コンパイルするC言語のアプリケーション。
-o filename 実行可能な出力ファイル。出力ファイルのデフォルト名はa.outです。
-f filenames Oracle Tuxedoシステムのライブラリより先にリンクされるファイルのリスト。-fオプションは、コマンド行で複数回指定したり、各-fに複数のファイル名を指定できます。Cプログラム・ファイル(file.c)を指定すると、リンクされる前にコンパイルが行われます。他のオブジェクト・ファイル(file.o)を個別に指定したり、アーカイブ・ファイル(file.a)にまとめて指定することもできます。
-l filenames Oracle Tuxedoシステム・ライブラリの後にリンクされるファイルのリスト。-lオプションは、コマンド行で複数回指定したり、各-lに複数のファイル名を指定できます。Cプログラム・ファイル(file.c)を指定すると、リンクされる前にコンパイルが行われます。他のオブジェクト・ファイル(file.o)を個別に指定したり、アーカイブ・ファイル(file.a)にまとめて指定することもできます。
-r 実行可能サーバーにリンクされるリソース・マネージャのアクセス・ライブラリ。アプリケーション管理者は、buildtms(1)コマンドを使用して、すべての有効なリソース・マネージャ情報を$TUXDIR/updataobj/RMファイルに事前に定義しておく必要があります。指定できるリソース・マネージャは1つだけです。詳細は、『Oracle Tuxedoアプリケーションの設定』を参照してください。

ノート:

Oracle Tuxedoライブラリは自動的にリンクされます。コマンド行にOracle Tuxedoライブラリを指定する必要はありません。

リンクの編集はbuildclientコマンドを実行して行う必要があります。

リンクするライブラリ・ファイルの指定順序は重要です。関数を呼び出す順序と、それらの関数への参照を含むライブラリによって、この順序が決定されます。

デフォルトでは、buildclientコマンドはUNIXのccコマンドを呼び出します。環境変数CCを指定して別のコンパイル・コマンドを指定したり、CFLAGSを指定してコンパイル・フェーズやリンク・フェーズにフラグを設定することができます。詳細は、「環境変数の設定」を参照してください。

buildclient -C -o audit -f audit.o

次のコマンド行の例では、Cプログラムaudit.cをコンパイルして、実行可能ファイルauditを生成しています。

buildclient –o audit –f audit.c