2.12.2 データ変換
構成ファイルのMACHINES
セクションにあるTYPE
パラメータは、データ表現と使用するコンパイラが同じであるマシンをグループ化して、TYPE
が異なるマシン間でやり取りされるメッセージのデータが変換されるようにします。デフォルトのバッファ・タイプの場合、異なるマシン間でのデータ変換はユーザー、管理者、プログラマに対して透過的です。
アプリケーションで新しいバッファ・タイプを定義して、データ表現スキームが異なるマシン間でメッセージを交換する場合、新しいエンコード/デコード・ルーチンを記述して、バッファ・タイプ・スイッチに組み込む必要があります。独自のデータ変換ルーチンを記述する場合は、次のガイドラインに従ってください。
- 『Oracle Tuxedo ATMI C関数リファレンス』のリファレンス・ページ
buffer(3c)
に示してある_tmencdec
ルーチンのセマンティクスを使用します。つまり、同じ引数を使用し、処理が成功した場合や失敗した場合に_tmencdec
と同じ値が返されるようにルーチンをコーディングします。新しいバッファ・タイプを定義する場合は、「独自のバッファ・タイプの定義」の手順に従って、新しいバッファ・タイプを使用するサービスを提供するサーバーをビルドします。
エンコード/デコード・ルーチンが呼び出されるのは、データをやり取りする2つのマシンのTYPE
が異なることがOracle Tuxedoシステムによって検出された場合だけです。
親トピック: バッファのカスタマイズ